こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
2月1~2日に1泊2日テント泊で南八ヶ岳を縦走してきました!
土日で晴天。文句なしの山歩き。
では八ヶ岳の阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳を歩いてきた写真を乗せていきましょう。
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コース
赤岳鉱泉テン泊~阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳 -2020-02-01~02 | YAMAP / ヤマップ
今回歩いたコース。
初日は八ヶ岳山荘→赤岳鉱泉テント設営→硫黄岳→横岳→地蔵尾根→赤岳鉱泉テント泊
二日目が赤岳鉱泉テント→文三郎尾根→中岳→阿弥陀岳→中岳→赤岳→横岳→硫黄岳→テント撤収→八ヶ岳山荘へ下山
という工程です。硫黄岳、横岳、中岳は2回ずつ登ったことになります。
自分で言うのもアレですが、なんとまあ元気なって感じです。
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初日
八ヶ岳山荘~赤岳鉱泉
5時過ぎに八ヶ岳山荘についた時点でかなりの車の量。さすが晴天の土日。
1泊駐車料が1000円で八ヶ岳山荘に払いに行きます。中も準備中のたくさん方がいました。
登山口~テン場まで平坦な道を3時間なので重くてもいいかなぁと思ってバルトロ75Lに適当に荷物を入れたら22㎏ありました。さすがに重すぎ。一体に何が入ってるのか、どうしてこんなに重いのか自分でもわからない。たぶん夢とか希望とか入ってるんでしょうねー?
それでもバルトロならそこまで苦もなく背負えるのでさすがグレゴリーと思えます。
まずは林道歩き。雪もなければ冬感もないのが寂しいです。
ぼくは、知らなかったんですよ、後ろから車がくるまで、もっと先まで車で行けたことを。
美濃戸山荘まで車で行くと1時間徒歩が短縮できたようです。ただの背負う人じゃないですかー。
だんだんと冬っぽくなり正面に山も見えてふつふつとテンションがあがります。
ただ土日で人が多く、狭い道で抜いたり抜かれたりがめんどくさい。団体さん抜くのほんときつい。
アイスキャンディ!赤岳鉱泉!
知ってるこれ!ぼくの求めていた八ヶ岳だ。
しかもどうやらアイスキャンディフェスティバルが開催されるようでかなりの賑わいっぷり。企業ブースもできていてたくさんのクライマーがいました。
プロジェクションマッピングとかもやってて面白そう。
フェスティバルでにぎわいそうなのでかなり離れたところに設営。風もこなそうな場所なので張り縄もなしです。
テン場代も1日1000円。
活動のメインはアタックザックになると思ったので背負いやすいミレーのプロライター30をバルトロに入れてきてました。ザックインザック。割とレアな気がする。
バルトロ75が2.5㎏でプロライター30が1㎏なんでザックだけで3.5㎏。これが重い理由!?
硫黄岳~横岳
アイゼンを装着し硫黄岳へ。
雲一つない晴天でサイコー!これが八ヶ岳ブルーか。
積雪はありますがトレースばっちりで歩きやすいです。まるで舗装路のような歩きやすさ。
森林限界を超えると一気に展望が開けます。
左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳です。サイコーかよ。
白い!白すぎる!牛乳こぼしてもこんなに白くない。
風はありますが硫黄岳周辺は広い丘という感じで危ないところもなく、気持ちのいい雪原です。
硫黄岳の山頂では写真撮影している人たちがいました。
インスタ映えしそう。
硫黄岳山頂から見ると今日はこんな感じで歩いていきます。景色見てたらとても歩ける距離じゃなく思えるんですが、人間は結構歩けるものですよね。
横岳への縦走路。風が強いのがわかるエビの尻尾っぷりです。岩も看板も全部凍り付いています。
ぼくの思ってた八ヶ岳ってこんなとこ!岩と風と青空!
中央上の岩山が横岳。左奥に富士山、その間が赤岳です。
鎖のあるトラバースが道幅が狭く怖い。横岳はこんな箇所が多いです。
さらにはしご。夏ならすぐなんですがアイゼンで登るのは怖い。金属の擦れる音も、怖い。
しかしこの天気!たまんないですね。
横岳山頂へ。看板がかなり埋まってます。
中央が赤岳です。あそこの手前まで歩いていきます。
トラバースコースが怖い。
トレースあるからいいですが、トレースなければかなり緊張感あがりますね。よかった土曜日で。
えっぐいトラバース。雪崩ないのこれ?最初に歩いた人すごいねこれ、ぼくなら引き返すよ。
赤岳がこんなに近くまで。
雲がちょっと増えてきた。
横岳を無事通過してお地蔵さん。
ここが行者小屋に続く地蔵尾根と赤岳山頂へ分岐地点。
赤岳山頂へ行く時間もあるけれど、明日も登る予定なので今日は下山。
急こう配の地蔵尾根ですがトレースがっちりな分気をつければ問題なしです。
さくっと下って行者小屋。
左から赤岳中岳阿弥陀岳。赤岳鉱泉のテン場よりもずっと展望良い!こっちくればよかったかなぁ。
ツイッターで知り合ったクロさんが行者小屋に泊まってると言っていたのでテントを探して突撃してきました。初めましてです。
そういえば昨日クロさんのテント見つけて外から「クロさんですか?いますか?ぜつえんですよー、もしかして寝てますか?」って話しかけてたら遠くからクロさん歩いてきたのは内緒の話
— ぜつえん (@zetuenonly) 2020年2月2日
テント見つけて外から話しかけてたら中にいなくて小屋側から歩いてきて恥ずかしい思いをしました。
山の事とか初めましてなことを話してるうちに翌日のクロさんが登るつもりの阿弥陀岳についていくことになりました。旅は道連れですね。そうと決まれば明日の朝は早そうなので帰って寝ます。
テン場
夕陽で染まる主峰赤岳。
影が険しさを際立たせてます、アイガー北壁に似た雰囲気を感じますね。写真でしかみたことないですが。
赤岳鉱泉のテントに戻ったらテントの数がめちゃくちゃ増えてました。
ぼくのテントも端の端に張ったのに前後挟まれてました。
日が落ちてだんだんと冷えてきますが、テントから外を眺めながら晩御飯。
晩御飯も、明日の朝ごはんもうどん+食パン+ココアです。去年も思ったんですが、生めんのうどんは凍らせてしまうと繊維ズタズタになって美味しくなくなるので冬山にはあまりオススメじゃないです。ぼくはなんも成長していないなと思います。
真っ暗になる前に寝て、星を見るためのアラームをセットにおやすみなさい。
星
そしておはよう。思った通り満天の星空。
上弦の月に照らされて木や山が真っ黒にならないのが嬉しい。
23時頃でもアイスキャンディフェスティバルの余韻で話声の聞こえるテントがありました。冬山の雰囲気とは思えないです。にぎやかな冬山も見てみたくて土日を選んだのもありましたが、寂しさも怖さもなくなりますね。
阿弥陀岳とその上にシリウス、右にオリオン座。ソフトフィルター忘れたので星がわかりにくいやっちまったぜ。
登ってきた横岳。
春の星座、しし座があるのですが、この写真で見つけるのは難しいですね。星座なんてわからなくても星はキレイなのがいいですよね。
1時間ちょっと星を撮ってまたおやすみなさい。
気温は-10度以下まで冷え込んだようですが、風もなく静かな夜で特に寒さを感じることもなく湯たんぽもカイロも使わなくて快適でした。
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二日目
阿弥陀岳
ここで日の出前にクロさんと合流。
文三郎尾根で赤岳の途中まで登っていきます。
登ってるうちに空が明るんできます。サイコーのひと時です。
だんだんと日が上がり山を赤く染めていきます。
左の阿弥陀岳の山頂も朝がきてます。
そして遠く見える北アルプスとビーナスベルト部分、染まる空に妖艶さを覚えます。
北アルプス。たまんないです。あそこもいきたい。
そして文三郎尾根を登り切ります。
影でわかりにくいですが日の当たる阿弥陀岳と手前に尖った中岳があります。ここを登っていきます。
中岳は南側が少し切れてますが、そこまで雪庇も大きくなく問題なし。
そして阿弥陀岳へ。
中岳から見た阿弥陀岳がかっこよすぎてやばい。山の良さを伝えるには手持ちの言葉ではあまりに足りない。まぢやヴぁいお。
トレースもあり雪もグリップしやすくあまり危険さは感じず登れます。
途中はしご、鎖もありますがダガーポジションでピッケル持ってアイゼンをけり込んでいけば問題なしです。
山頂へ!
想定よりはるかに楽に登れました。怖いのは下りですが、あの感じなら問題なさそう。
ぼくの赤いピッケルとクロさんの黒いBDのピッケル、アックスですね。
ダガーポジションするならカーブしてるピッケルが欲しくなります。
ダブルアックスを借りて自撮り。クライマー感あっていいですね。新しいピッケルほしい!
このあと中岳手前でクロさんとはお別れ。ぼくは赤岳へと進みます。ありがとーございました!
赤岳~横岳~硫黄岳
赤岳の岩場感ぞくぞくしますよね。右から巻いて山頂に出るコースです。
人が多くなってきました。
太陽もてりてりで気温も高いですが、風もまた強い。
まさかの登りとすれ違いで渋滞。
登るペースが作りにくく、すれ違うのに集中力持ってかれます。
ただその分歩くコースがわかりやすいので危険度はあまり感じないです。
赤岳山頂も人いっぱい。看板の写真だけ取って離れます。
にしてもいい天気!サイコー。
赤岳天望荘と横岳。
昨日と同じくその間の地蔵尾根から下山予定ですが、時間にも天気にも体力にも余裕がある。
横岳いこー!
昨日も歩きましたが逆から歩くのも刺激的です。普通に怖い。
鎖と岩場。ここが一番危ない場所でしょうか。
登りは気にならなかったですが、下りは大変です。
サクサクと横岳越えて硫黄岳まで。
この景色も見納め!楽しい登山でした。
2日目は初日の逆回り、鉱泉→行者→阿弥陀→赤岳→横岳→硫黄→鉱泉というコースでした。誰もが羨む、お腹いっぱいの八ヶ岳フルコースです。
テントを撤収前にお昼ご飯を食べてと、もちろん、うどんと食パンとココア。
テントの滞在時間短かった分ひたすら汚い。ぐちゃぐちゃですよ。
荷物を畳んで、駐車場まで帰りました。
あのルート歩いて、日没前に下山できたのは嬉しかった。
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道具系
軽く道具も紹介。
ぼくのは数年前のですでにモデルチェンジしてますが、大型ザックの定番グレゴリーバルトロ。ザックはギアではなくウェアなのでは?と思える背負い心地。
プロライター30。これもモデルチェンジしててぼくのは+10じゃないです。日帰り~軽量泊まるまで使えてるザック。今回はアタックザック。
クライミング仕様の堅牢でシンプルで使いやすい。タフすぎて寿命が来なくて買い替えしにくいですが、すでに加水分解し始めてるのでそろそろ買い替えたい。
テントは国内の定番山岳用プロモンテVL25を使ってます。これもモデルチェンジしVL26で黄色→青に変わってます。ポールもめちゃくちゃ曲がってて、穴も多くジッパーも壊れてるので新しいテントが欲しい。
VL25のレビューはこちら
プロモンテVL25を紹介!四季折々200泊以上の思い出を共有した相棒! – ぜつえんアウトドア
寝袋はモンベルのアルパインダウンハガー#1。コンフォート-5、リミット-12です。ぼくはこれで-15度くらいまでは寒さ感じなさそう。着込んで湯たんぽなど使えば-20度も問題なし。
ピッケル、カンプカシンのネーヴェ。色で買いました。
危険個所急登以外はトレッキングポールを使うのでベント(カーブ)したタイプが良かったなと思ってます。クロさんのピッケル使ってよりそれを感じました。
八ヶ岳は凝縮されたアルプスという印象。登山コースも多く四季折々の姿を見せてくれます。
クライミング個所も多い印象。水や温泉もあり、凝縮された日本みたいなとこがあります。
まとめ
憧れの冬の八ヶ岳をドピーカンで登れて大満足でした!
もういうことなしです!クロさんともまた違う山にも行きたいです。
ああ、山はいいぞー!
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