こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
使ったことがない人がネットの情報だけじゃ中々理解できない道具「ウーピースリング」
ハンモックを設営するのに使うツリーストラップの中のひとつで、一度使ってしまえば調整が簡単になる便利な道具ですが、文字での説明ではややこしく難しいものに思いがち。
軽量コンパクトでハンモックをベンチや素早く設営撤収することを考えると使い勝手の良いツリーストラップです。
今回はウーピースリングのこと、仕組み、使い方、自作方法を紹介していきます。
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ウーピースリングとは
まずはウーピースリングとはなんぞや?という話から。
ちなみに、ウーピースリングを略すとウーピーと呼ぶこともあります。イントネーションはわかりません。
ツリーストラップ
ハンモックを設営するときに必須なツリーストラップ(ハンモックサスペンション)。
ハンモック本体(生地部分)を木と繋ぐために使うバンドやひも状の道具です。
ツリーストラップにはウーピースリング、デイジーチェーン、バックルと大きく3種類あります。
製品ごとの差が大きすぎるので特徴はあくまで参考程度に。
最も多く出回り、ハンモックに付属してる場合はほぼデイジーチェーン。
ハンモックメーカーが出してるモノや似たり寄ったりな中華格安品まで多種多様。
ツリーストラップの軽量化や調整しやすさを求めて買い増しする人の一部がウーピースリングを選び、マニアックな人たちはバックルタイプを選ぶ人も、という分布のイメージです。
デイジーチェーンは輪っかがいくつも繋がった形状で、カラビナを使ってハンモックと接続します。
シンプルゆえ、ハンモックを使うのが初めての人でも見れば使えるのがメリットで、慣れの必要すらありません。
万人向けは間違いなくデイジーチェーンタイプのツリーストラップでしょうし、軽量化を意識しないのであればデイジーチェーンで困る人は少ないと思います。
見た目的にはバンドではなく紐部分が多いので、ウーピースリングは不安も感じますし、貧相なイメージを受けます。
それでも、ぼくはハンモックの用途と使い勝手の良さから、今ではほとんどウーピースリングしか使わなくなりました。
バックルタイプは種類が少なく、国内で手に入るモノは極少でかなりマニアック。
ウーピースリングの特徴
ウーピースリングを使う最大のメリットは設営後にハンモックを外さずに、ツリーストラップの長さを微調整することが可能で、ハンモックの高さを無段階で調整できることです。
そういう構造のツリーストラップなので、当たり前と言えば当たり前ですが、デイジーチェーンではなくウーピースリングを使ってる一番の理由。
ハンモックを椅子として使う場合、足の裏までつくけどお尻は付かない微妙な高さを出したわけです。その時にデイジーチェーンでは、1ループ毎でしか調整できず、微妙な調整が苦手です。
その点、ウーピースリングならハンモックを外すことなく、簡単に調整ができます。
そしてウーピースリングは、ハンモックとツリーストラップを外すことなく使うことに向き、設営時に木と木の間を何度も往復せずに済む設営の速さも魅力です。
その速さたるや1分あれば設営と調整まで終えて座ることも可能なほど。
1泊ではなく、休憩する椅子として使うシーンやお昼寝程度で使う時は特にウーピースリングの恩恵が大きいと感じます。
欠点は紐で吊っているため、デイジーチェーンのように何かを接続するポイントがないこと。そのためザックやアンダーキルトなどを付けにくいことです。
快適性を求めた豪華なハンモックにしようと思った時にウーピースリングは、デイジーチェーンに比べ不便だと感じるシーンもあります。
ウーピースリングが向いてる人
ウーピースリングはハンモックと接続したまま使うのに向いたツリーストラップです。
接続したまま長さも調整ができるからで、そのおかげで設営は早いわけです。
設営撤収の速さ、調整のしやすさからハンモック泊よりも、登山やお散歩、渓流釣り、サイクリングなど日帰りの休憩用途でハンモックを使う人ならウーピースリングがオススメです。
もちろん1泊用途でもオススメですが、吊るす道具が多くなる人ほど合わないと感じることも多いだろうと思います。
ハンモック泊する人でも、ぼくのように道具は地面に置くことが多い、上部にスリングすら張らない、アンダーキルトも省く、蚊帳も使わない、みたいな簡素なハンモックで泊まる人ほどウーピースリングとの相性が良いでしょう。
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ウーピースリングとダイニーマ
ウーピースリングは、バンド(ウェビングバンド、ウェビングテープ)部分とウーピースリング部分でできています。
バンド部は木に接続するための部分。ポリエステルやダイニーマ(UHMWPE)素材で作られます。
世界的環境保護団体曰くツリーストラップのバンド部分は1.9cm以上の太さが良いとのことで、木を保護する役割もあるバンドです。
ウーピースリング部分は中空のロープ(ダイニーマ)で作られていて、長さを調整することが可能です。
ツリーストラップとして売られる場合はバンドとウーピースリング部分がつながった状態で販売されますが、DDハンモックやフリマサイトの自作品はウーピースリング部分だけで売られていることもあります。
ダイニーマ
ウーピースリング部分を作るダイニーマという素材。
超高分子量ポリエチレン(UHMWPE:Ultra High Molecular Weight Polyethylene)の商標のひとつであり、開発した会社の違いでスペクトラやイザナスとも呼ばれます。
ダイニーマは耐衝撃、耐摩耗性など耐久力が非常に高く、軽量性に優れ、吸水率の低い素材で、ハンモック以外にもクライミングのロープやスリングでも使われる素材です。
また、ダイニーマをベースにしたキューベンファイバー(DCF:ダイニーマコンポジットファブリック)は鉄の8倍の強度と言われ超軽量、吸水率の低さでバックパックやテントに使われます。
スペクトラXグリッドストップもスペクトラを使った素材で鉄の15倍の強度で、バックパックやサコッシュに使われています。
というのがダイニーマ。強く軽く高価なアウトドアっぽい素材です。
他のロープと異なる点は、12~16本ほどで編み込まれたロープで中空になっていることです。
中空になっているため、中にロープを通すことができ、ウーピースリングを作ることができます。
そのためウーピースリングを作るにはパラコードなどではなく、ダイニーマである必要があるのです。
少し変わってるのは、パラコード等のように火であぶっても固まらず、むしろほどけていきます。そのため末端処理がやや厄介なのが注意点。
ダイニーマを買おうと探すときに英語サイトでは「UHMWPE」で検索することになると思います。
その時に稀に中空じゃないUHMWPEロープも交じってるため、画像で編まれているか確認するか、「hollow braided(中空編糸)」の文字があることを確認できれば確実です。
つまりは「UHMWPE hollow braided」がウーピースリングを作るのに適した中空編ダイニーマです。
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ウーピースリングの使い方
知らないとよくわからない使い方。
固定される仕組み
ウーピースリングを図解するとこう。
重なった部分が中空編の中に折り返したロープを通している部分です。
重なった部分はこんな感じ。蛇のうろこみたい。
よくよく見れば片側の中にもう片側のロープが通ってるのがわかります。
この重なった部分の中をスライドさせることでツリーストラップの長さを調整をします。
ハンモックに乗って外側のロープに荷重がかかると中を通したロープが外側のロープに締め付けられた摩擦で固定されるという仕組みです。
逆に人が乗っていない、荷重の掛かっていない状態だと固定力の弱くなる仕組みでもあります。そのため長さを調整するときは荷重を無くしてあげる必要があり、人や荷物が乗ったままでは調整はできません。
中を通す部分が長いほどに固定力は高く、調整も硬めに。通す距離が短いほどに固定力は弱く、調整は柔くなります。
既製品で見ると大体10cm前後、中を通していることが多いようです。
人間が乗っても動かないほどの固定力があるため、全力で引っ張ってもピクリとも動くはずがありません。
ウーピースリングを手に入れた時は引っ張って試してみるのはだれもが通る道でしょう?
操作の仕方
写真でも中空部分を表現しづらいなと思い、2色のダイニーマで作ったウーピースリングを用意してみました。
上が既製品、下が自作品です。
写真左側のループになってるダイニーマ部分に木と結ぶバンドがきて、右下側のロープにハンモックを接続、右上のロープは調整可能な余り部分です。
ダイニーマの総長が長いほど調整可能な長さも増えます。
中空部分の外側を緩めて、中に入ってるロープを動かして長さを調整します。
設営後はハンモック側の、写真なら赤いロープをつかんで中空部分にかかる負荷を無くすことで緩めて調整が可能です。
アンダーキルトやギアスリングなどを付けていると荷重を緩めるのが大変になりがち。
バンド側のループが大きくなるように調整するとウーピースリングが伸びて長くなります。
木と木の間が広いときやハンモックを低くするときの調整ですね。
逆に、ループが小さくなるようにロープを引くとウーピースリングが縮まります。
緩んでますが、これがウーピースリングの最長。
ループ(輪っか)が大きいときが長く伸ばした状態です。
ループを縮めるとウーピースリングの最短に。
短く調整すると余ったロープがだらんと垂れます。ウーピーあるあるです。
お外でやるとこんな感じ。
片手でハンモックを引っ張るようにして、ウーピースリングへの荷重を無くしつつ緩める。
もう片方の手で余った部分を引っ張って短くしていくという操作感。
ハンモックとウーピースリングの接続
ウーピースリングのハンモックとの接続部は1~2cmの丸い輪っかになっています。
輪っかへの接続はカラビナかトグルです。
ハンモックに最初からついているモノで変更することも可能ですが、あまり改造する人もいない場所です。
トグル式は細長い金属パーツをウーピースリングの穴に引っ掛けて固定する接続方法。
KAMMOK RoosingleULやeno sub6など軽量性を重視するモデルではカラビナを省けるようにトグル式が採用されることが多いです。
軽量コンパクトにしやすいトグル式ですが、カラビナに比べると付け外しがやや面倒な接続方式でもあります。しかしながら付け外しの必要ないウーピースリングとの相性が良いとも言えます。
トグル式とデイジーチェーンは相性は微妙で、RoosingleULは使用可能ですが、sub6のトグルはデイジーチェーンと接続できず、カラビナが必要です。
もし手持ちのハンモックがトグル式ならウーピースリングがオススメですし、ウーピースリングで使うならトグル式のハンモックがオススメです。
木とバンドの接続
木とツリーストラップのバンドを接続するとき買ったそのままでは、このように末端のループに通して木に結ぶ必要があります。
でもこれってハンモックとツリーストラップを繋いだままではできず、ウーピースリングとの相性は最悪。
だから最低限付けましょう、カラビナを。
カラビナをバンドの末端に付けておけば、いちいち通す必要もなく、パッチンとはめるだけ。ウーピースリングとハンモックを外さずに設営できるようになり、設営速度が爆速です。
設営に調整ができるウーピースリングではほぼ必須の工夫。
もちろん自分の体重を支えられる耐荷が12~24KNのクライミング用カラビナを使いましょう。
Boundless Voyageのカラビナが安くて強くて1個約20g。
「カラビナじゃ重いし、大きくてかさばるなぁ」という方はソフトシャックル(ソフトカラビナ)やチタンの接続金具がオススメ。
写真の上で使ってるダッチウェアギアのダッチクリップは1個約7.5gで可動部がなく、使い勝手抜群。しかしハイカーズデポにも在庫がなく入手しにくいのが難点。
ぼくのオススメは、4mmパラコードで作れる1個約3gのソフトシャックル風な接続パーツ。
ソフトシャックルとは、本来はダイニーマを使って作る固定パーツです。
市販もされてますし、ダイニーマを持ってれば自作すれば格安です。
エクスペドはツリーストラップに最初からバンドの末端にトグルが付いてるため別途道具を用意する必要がありません。さすがのエクスペド。
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ウーピースリングの自作方法
ウーピースリングを自作する方法も書いていきます。
必要な道具
必要なモノはこれだけ。
・ダイニーマコード(Φ2.5~3mm位)
・糸通し(ハリガネを曲げたモノを使用)
・チタンペグ(ピンペグなら何でもOK)
・ロープを切るナイフやハサミ
・メジャー
・カッターを使う台
代用できるものが多く、家にあるモノで大体なんとかなります。
最重要は糸通し。ハリガネを半分に折って、テープで固定しただけのものを使ってます。
今回はΦ2.5mmのダイニーマで作っていきます。
使うなら一番細くて2.5mm、心配なら3~4mm程度がオススメ。
耐荷重は2.5mmで565kg、3mmで100kg、4mmで1800kg程度です。
emma kitesというブランドのダイニーマがAmazonで買いやすく、良く使われてる印象です。
2.5mmなら16m売り、3mmなら16mか31m、4mmなら31mで売られています。
1本作るのに3~4m必要で、両側に作るので約6~8mあれば1セット分作ることができます。
ハンモック複数個分やソフトシャックルなど作ることもできるので、31mで買っても意外と持て余しません。
最近は中国のJEELYというとこのダイニーマを使ってます。黒以外で探すならオススメ。
イメージ図
自作のイメージで、中空の中に通していく場所をイメージした図。
下が完成したときのイメージ。
完成はこれ。
Φ2.5mmのダイニーマ3m+金属のリングで仕上がり重量13gジャストでした。
ハンモック取付部(エンドアイ)、重なる可動部、末端の順に作っていきます。
作り方
ダイニーマコードを3~4mにカットします。
個人的には3mあれば十分ですが、長いほど木と木の間隔が広いとこでも設営できるようになります。不安なら4m以上でもOK。
完成品として使える長さは約半分より少し短い位で、3mで作ると最長130cm程度のウーピースリングができあがります。
ハンモック取付部(エンドアイ)
ハンモック取付部のループから作っていきます。カットしたダイニーマの片端から15cmの位置を両側から押して編み込みを緩めます。
緩めたとこの真ん中にペグを刺し込んで穴を広げます。ペグは穴を作るためのもので、細く先のとがりすぎてないモノなら何でもOK。
ペグを抜いてできた穴。形を崩さないようにします。
出来た穴にハリガネで作った糸通しを入れて、末端を穴に通します。
グリグリと引っ張れば開けた穴に末端を通すことができます。
通した末端から8cmの位置を両側から押して緩ませ、ペグで穴を開けます。
この時できてる輪がハンモックと接続するためのループ(エンドアイ)です。
大きすぎる必要もなく、直径1~2cmあれば大丈夫。
ペグを抜いてできた穴にハリガネの糸通しを入れて、今度は逆側の末端を穴に入れます。
糸通しを引き抜いて、約3m弱余ってるロープを全部通します。頭さえ通せばあとは引っ張るだけです。
通しきって少し緩めた状態。
数字の8のような形状になっています。
上下にロープを引っ張って締めこむと輪っかになります。
2回穴を開けて通したことで輪の大きさが固定されるようになっています。
このままでも使うことは可能ですが、末端部分がひらひらしててカッコ悪いので中に通して隠します。
末端を隠すために、末端の余った長さと同じ長さのダイニーマを緩めます。
長い距離を緩める時も少しずつ緩める範囲を広げていけば簡単にできます。
そしてペグで穴を大きくします。
まっすぐに入れないと中空の真ん中にならないので丁寧に入れましょう。
糸通しを輪のあるほうから頭が出るように通します。
余った末端を糸通しを使って穴を開けた中に通します。
通しきるとこんな感じ。
あとはたるんだ部分を伸ばして、馴染ませていくだけ。
こんな感じに末端を隠すことができます。スマートでしょう。
写真ではわかりにくいですが、末端を隠した部分は二重になっているのでやや太く、硬くなります。
重なる可動部
次はメインとなる稼働させる部分を作っていきます。
先ほど作った輪の末端を隠した部分の先に作ります。
通す長さは製品によって違いますが、enoヘリオスストラップは約10cm、コクーンストラップULは約7cm重なり部分を確保していました。
短くなるほど制動力が低くなり、最悪ハンモックに乗った時にウーピースリングがロックされず伸びたしまう可能性もあります。そのため自作なら最低10cmは欲しいとこ。体重や安心度を加味すれば15cm程度にするのもアリです。
長さを決めたら緩めて、ペグで穴を開けます。
糸通しは輪のある側からいれて、長く余った側の末端を通します。
通す長さがあるので、少し硬いと思いますが、グリグリと少しずつ通していけば通すことができます。
通しきったら大きなループができます。
ここにカラビナなどを付けてバンドと固定します。
バンドとウーピースリングを取り外さないなら、このループ部分に先にバンドを通しておきます。基本的にあとから追加はできませんので。
末端
重なる可動部からの抜け防止に余った末端も処理します。
5cm程度の位置を緩めて、ペグを刺して、穴を開けます。
糸通しを入れて、末端を穴に通します。
この時に抜け防止で太くするためと調整時に掴みやすいように何かパーツを入れておくのがオススメです。
余ってた金属のリングを入れてみましたが、小さいビーズやコードロックを入れることが多いです。
パラコードやダイニーマの末端を縛り付けるなんて方法もあって、何でもありです。抜けないこと、掴みやすいことが目的です。
通して引っ張った状態。
通した側の根元を緩めて、ペグで穴を開けていきます。
そして糸通しまで刺した状態。
ここに逆側の末端を入れていきます。
二重になってる部分もあってウーピースリング作成で一番通しにくい箇所です。
大きなループになった部分から通して、全部通しきります。
通しきったらここも中に通して末端処理。
隠しました。
これで完成。
完成品
これが完成状態。
小さな輪っかにハンモックを接続、大きな輪っかにはバンドを接続します。
実際使う時はこんな感じ。
黒いほうは大きな輪にバンドを通して作ってます。
ウーピースリングの接続しっぱなしのメリットを活かすなら、そのほうがいいでしょう。
ウーピースリングと合わせるバンド
慣れれば10分ほどで自作できてしまうウーピースリング。
でもウーピースリングは作れても木に接続するバンドをどうするかが悩みの種。
ミシンを使える人なら好みのウェビングテープを買って自作すればいいんですが、ハードルは高めでしょう。
一番良いのはそれ用のバンドを買うこと。
DDのツリーハガーは2mの長さの2本セットで54g。値段も安く一番確実です。
むしろこれ以外に選択肢あるの?と思うほど。
Φ2.5~3mmの自作ウーピースリングなら15~20g位になるのでそれが二つで30~40g程度。
DDツリーハンガーと合わせれば理想値で2本セット84~94g程度のウーピースリングが自作できるでしょう。
ツリーハガーとウーピースリングとカラビナのセットもあります。
が、バンドとウーピーとをカラビナで繋げないといけないので微妙かと。そして高いので自作か既製品買うかが良いと思います。
デイジーチェーンのツリーストラップを適当な長さにカットしてバンドとして使うのはアリでしょう。ぼくはそうしてます。
ただカットしてもツリーハンガーよりも軽いモノが見当たりません。
長さが欲しい人や、デイジーチェーン+ウーピースリングで調整をしやすくしたい人以外はDDツリーハンガー一強に思えてしまいます。
クライミング用のスリングを使うのもありかもしれませんが、クライミングもする人が兼用するなら程度。ならDDツリーハガーを使う。
海外のダッチウェアなら素材ごとのツリーストラップ用のバンドが売られてますが、送料も高くてハードルは高めに思ってしまいます。
と、いうわけで、ウーピースリングは作れてもバンドが悩ましい。というのが自作ウーピースリングの実態だと思っています。
そのため軽量なウーピースリングのツリーストラップが欲しい人には自作はあまりオススメではありません。
デイジーチェーンと合わせて調整をしやすくする人などでしょうかね。
オススメのウーピースリング
オススメのウーピースリングを
比較
画像が販売ページへのリンクで、表は横にスライドできます。
知りうるウーピースリング全種類。
ハミングバードはハンモックを付けるであろうエンドアイがバンドとの接続部に使われてて、バンド側、ハンモック側が逆転してます。
ブッシュメン、DDハンモックはバンド+ウーピースリング+カラビナのセットで自作に近いモノ。
Cocoon Hammock Strap UL
自作の方法も書いてみましたが、軽量コンパクトなウーピースリングのツリーストラップが欲しいなら、オススメはコクーンのHammock Strap UL。
ウーピースリングの定番であるハミングバードのツリーストラップは42gと超軽量でしたが、代理店不在で手に入りにくくなりました。
今まではenoのヘリオスストラップを使ってましたが、コクーンはバンドがダイニーマ素材(UHMWPE)で作られていて1本35g、セットで70gと超軽量です。
enoヘリオスストラップはバンドがポリエステル素材で実測1本約60g(セット120g)と倍近い重さ。
さらに値段もヘリオスストラップよりもコクーンのストラップULのほうが安い。
すでにenoヘリオスストラップを使ってる人が買い替える必要性は薄いですが、これからウーピースリングに手を出すならコクーンのHammock Strap ULがベストバイですよ。
完成度が高く、軽量なバンドを使っているため自作よりもコクーンのストラップULがオススメなほどですよ。
まとめ
ぼくはウーピースリングと相性が良い自覚がありますが、ツリーストラップの相性は人それぞれです。高額なモノでもありませんし、デイジー、ウーピー、バックルと買って試してみるのも面白いと思いますよ。
ところで、背景が白と黒でごちゃごちゃになってしまいました。
黒い背景布を買ってどんな感じかなと試していたら、同じ記事の写真を別の背景で撮っていたという話です。
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