こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
ぼくはハンモックを設営する時にハンモックとツリーストラップを一度外さなくていいように木に巻くツリーストラップの先端にカラビナを使用していました。同じようにしている人は多いと思います。
ただカラビナだと重くて邪魔だなと思いパラコードでカラビナの代わりになるロープワークを考えてみましたので紹介をしていきます。
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カラビナの問題点
これがもともと使っていたツリーストラップのループを使わずにカラビナで固定する方法です。
このカラビナがあることでハンモックとツリーストラップを一度外さなければいけないという手間を省くことができていました。
デメリットとしてはかなりの自分の体重がそのままかかるため耐久力のあるクライミング仕様のカラビナを使う必要があるということ。そんな耐久力の高いカラビナは大きく、重く(といっても20~30gx2つ)、そして嵩張ります。
個人的にはこの嵩張るのが嫌でした。
ハンモックのスタッフバッグは縫い付けられているため取り換えることができません。そのためハンモックによってはツリーストラップやカラビナが大きくなると収納しにくくなってしまいます。 今回はそのカラビナ邪魔だね?問題を解消するロープワークの紹介です。
ただカラビナを使ってもそこまで大きいわけでも、重いわけでもなく、圧倒的に楽です。特段不便を感じてなければカラビナで問題はないでしょう。
カラビナよりも軽量化、簡略化を考える方はダッチウェアギアのチタンダッチクリップもオススメです。1つ7.5gと軽量で約136㎏まで耐えれます。デメリットでは国内の取り扱いがハイカーズデポくらいしかないこと。
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ロープワーク説明
ではさっそく紹介していきます。
完成系
細かいロープワークの説明はないので、ロープワークの名前で検索してください。
ダブルフィッシャーマンズノットとエイトノットを使います。
まずは最終的な完成系はこれです。1つ3gほどです。
ハンモック左右に作るため2つ作ります。
これの作り方と使い方を説明していきます。
ロープワーク
今回はパラコード4㎜を使います。耐荷重は250㎏。もっと太い分には問題ないですが、4mmよりも細いものは少し不安です。
4㎜パラコードを50cm位を2本、そしてライターとハサミが必要です。
実際にはもっと短い長さしか使いませんが、ロープワークがしやすいように長めにとってます。
まずは両端をダブルフィッシャーマンズノットを固定します。
写真は片方だけフィッシャーマンズノットをした状態。反対側も同じようにフィッシャーマンズノットをします。
この時一周が30cm程度になるように調節しながら結びを作ります。
両側をフィッシャーマンズノットをして締め付けた状態です。ここから両側の結びがつながる位置まで引っ張ります。
これがダブルフィッシャーマンズノットです。
ここで円周30cm程度になるようにします。
これが長い分には問題なく、円周40cmでも50cmでも使う分ことが可能です。短いとちょっと大変になります。
次にダブルフィッシャーマンズノットを作った反対側にエイトノット(二重八の字結び)を作ります。
この輪は小さめに作ります。個人差もありますが、小指が通るか通らないか程度のサイズです。
エイトノットはあとあと調節もできるのでなんとかなります。ダブルフィッシャーマンズノットはあとあとの調節が面倒です。
そしてダブルフィッシャーマンズノットの余った末端をカットします。ほどけにくいように2cmほど余らせてカット。
末端は焼いてほつれてこないように処理してロープワークは完成です。
使い方
そしてこの道具の使い方。
ダブルフィッシャーマンズノットした結び目をエイトノットでできた輪に通していきます。
末端のロープから通していくと上手に通ります。
エイトノットの輪の大きさは、ダブルフィッシャーマンズノットがギリギリ通る太さにしたいです。通してみて太すぎたり、細すぎた場合はその都度調節しましょう。
おらぁ!って感じで通し切ります。
通し切るとダブルフィッシャーマンズノットの結び目が引っかかり簡単に抜けないようになります。
逆に外すときは末端のところから抜いていきます。
16cmのペグと比べてこのサイズ感。
これでもうカラビナの代わりにツリーストラップを固定することができるようになります。が、もう一工夫。
ツリーストラップとの固定
このままでは、このパーツが独立しているため無くす心配や設営の時に地面に落としたりする手間がかかります。
なのでツリーストラップに固定してしまいます。
使うのはこれ、モビロンバンド。ゴムじゃない輪ゴム。どっちやねん。
モビロンバンドはゴムではなく、熱可塑性ポリウレタンエラストマーという素材を使った輪形状の輪ゴム、です。輪ゴムです!
伸縮性があり、-20~80度まで使えて、ゴムのようにべたつかず、張り付かない、そして高強度です。ペグやスマホ充電ケーブル、クッカーやパラコードをまとめるのにも使えるためあるとなにかと重宝します。
ぼくが愛用している14gの財布トレールワレットもモビロンバンドで固定しています。
これがモビロンバンド、そう、輪ゴムです。
これを使ってツリーストラップにぐるぐる巻きつけて固定します。それだけです。
ぼくはモビロンバンドですが、ここは負荷のかかる場所ではないので、1~2㎜のパラコードや同じ4㎜のパラコードなど固定できれば問題ないですよ。
ぼくは透明な見た目にしたかったのでモビロンバンドを使いました。
これで完成です。
ツリーストラップを木に一周させて、あとはこの金具で固定するだけです。
注意点
実際にこのロープワークで張ったハンモックで何度か寝て試してみました。簡単に抜けるものではないですが、まずハンモックに乗る前に手で引っ張り抜けないことの確認をしてください。
そして結び方で強度が変わってきます。またカラビナなどの金属パーツに比べて紫外線、雨、擦れでの劣化は大きいです。
そのため長い期間仕様しているときは時々劣化がないか確認してください。
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動画
ハンモックのツリーストラップ繋ぐやつを4mmパラコードでダブルフィッシャーマンズノットとエイトノットで作ってみた pic.twitter.com/D6aEqDRZj5
— ぜつえん@車旅中 (@zetuenonly) 2019年10月5日
使い方の動画も撮ってみました。参考にしてください。
自作が面倒ならチタンのダッチクリップを使うのもおすすめですよ。
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まとめ
便利な道具を買って快適になるのもいいですが、ハンモックは知恵と工夫でなんとでもなるのがすごく楽しいです!
もっと楽に接続できるロープワークや道具などもあるのかと思いますが、自分で考えて作ると得るものが大きいです。皆さんもオリジナルのアイディアで快適なハンモックライフを送ってくださいね!
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コメント
はじめまして、このアイディアすごくいいですね!真似させていただきます○ 50センチはあってますか?やってみたのですが、出来上がりも、ライターとの比較とも短すぎる気がしました、50センチ×2で1本1メートルを用意でしょうか?なにぶん初心者で表記の誤解であればすみません
はじめまして。
50cmx2つはハンモック左右用という意味でした。1つは50cm程度です。が、少し古い記事のため後日確認して見直してみます。
記事中では作りやすいサイズで作ってるため、厳密に同じサイズで作る必要もありません。
構造さえ真似できていれば、最終的に固定できるので、1mで作っても50cmでも問題はありません。余裕を持たせて長めに用意したコードで作り、結びを調整し、末端をカットして頂ければと思います。
こちらこそ、わかりにくい表記で申し訳ありませんでした。
不明な点があれば再度コメントください。