こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
「価格.c〇mさんみたいなアウトドア用品見られるやつを作りたい!」というのが一覧表を作るぼくの根底にあります。
ただブログ内に作るにはスキル不足でどうにもできませんでした。
どうするか?と考えた結果がGoogleスプレッドシートでの共有です。
パソコンかスマホアプリでの操作ですが、並び替えや絞り込みができます。
過去に寝袋などはシートを共有してきましたが、念願叶ってテントの表も公開できる程度に仕上がりました。
今回はソロテントを400個以上調べたスプレッドシートの一覧表を共有していきます。
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テント比較表
スプレッドシート一覧表。
ぼくが更新or追加してもURLは変わりません。お気に入りやブクマに入れておけばいつでも見られます。
一度開けば自分のスプレッドシートフォルダに追加されます。
この表を公開するための記事なので「スプレッドシートくらい使えるぜ!説明とかいらねえ、表だけでいいんだっ!」って人はここで閉じて大丈夫。かなり長い記事ですので。
あとぼくが手入力した表です。ミスもあれば、記載漏れも多いです。気になったモノはさらに検索してもらうのが確実です。
2023年の各社値上げには対応できてないモデルも多いです。金額は公式サイトで要確認。
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種類別テント比較表
スマホではスプレッドシートを使うのも大変かと思いますので種類別に表から取り出した表もおいておきます。
表は全て軽い順で重いのは省き、円で買えないモノもある程度省いてます。
画像はクリックでやや高画質版です。
自立式×ダブルウォール
初めての山岳用として最も選びやすく、選ばれる万人向けなテント達。
耐風性や保温性の差はありますが、比較的間違いのない選択です。
半自立式×ダブルウォール
Y字ポールで地面に接するのが3点で自立はするけど安定はしない半自立のダブルウォールテント。
自立式ダブルウォールに比べ耐風性や居住性は確実に落ちますが、森林限界以下なら軽さがメリットです。
それでいて非自立テントよりも使いやすい、日本アルプス以外の山やキャンプで軽量化を図るなら積極的に選んでいきたいラインナップです。
自立式×シングルウォール×前室有
雨天に弱いシングルウォールに前室を付けることで居住性を上げたハイブリッドテントです。
フライの生地が防水、防水透湿、撥水の3種類で性能や使い勝手が大きく変わってくるのもポイントです。
自立式×シングルウォール×撥水生地
シングルウォールテント。
ダブルウォールテントのフライ同様に耐水性のある撥水生地を使ったフライシートをピックアップしました。
シングルウォールらしく軽量性に優れるのが特徴ですが雨には弱く、ある程度の慣れと対応力が求められます。
自立式×シングルウォール×防水生地
“ゴアテックス”のような防水透湿素材を使った自立式シングルウォールテント(一部防水のみ)。
シングルウォールだから軽いなんて言うことは無く、冬を想定した堅牢性も高いテントです。
そのため暖かい時期に使うことを考えると微妙なものも多くなります。
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ピックアップ基準
さてここからは表作成についての話や表の使い方について。
「ソロテント」だけで400個以上書き出した表ですがある程度の基準も設けています。
1~2人用
ソロテント=1人で使うことを想定したテント、でピックアップしています。
そのため明確な3人用モデルは意図的に省いてます。
製品名に“3”とか“3P”ってついたモデルがその対象です。
使用人数が微妙なモデルだったり、1~2人用が無いテントは載せてる場合もあります。MSRフロントレンジとか。
ツェルト以外
自立と非自立どちらも選出してます。トレッキングポールを使うテントやフロアレスなシェルターも選出しました。
ただツェルトは省きました。でもトレイルシェルターとか入れてたりしますので完全に好みです。
軽めなテント
登山で使えるとまでは言いませんが、人力で持ち運びが可能な軽さで選定してます。
そのため4000g(4kg)以下のテントのみです。
あと軽いテントでもグラスファイバー製ポールを使用した格安低強度なテントは除外。
日本で流通してる現行モデル
海外のテントを入れると入手性に差が大きすぎるのと、数が増えすぎて管理できなくなると思い一部の除き省いてます。
そのため、日本に代理店があるor購入可能なテント。で現行モデルであることで。
つまりは今手に入れることができるモノをメインにしています。
ただ在庫切れなモノは多いです。
日本公式サイトで見れないモノは有名なテントでも入れてないモノが多いですし、ぼくの好みで入れてる日本で買えないテントもあります。つまりは気まぐれです。
と思ってましたが日本で販売されてないテントも混ざってます。
個人輸入なら手に入るモノもあれば、それでも入手困難なモノもあると思います。詳細は調べてください。
だんだんと日本展開していない海外テントを増やしています。
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表記と補足
表内での表現がややマニアックと言いますか、ぜつえん用語を多用してて分かりにくい部分が多いため補足しておきます。
ある程度知識のある人ならそれがそれだと一度認識できれば問題なく使えるはず。という説明。
項目
この20項目で表を作ってます。
ブランド名とか製品名は見たまんまなんですが、ややこしい項目もあるのでそれを説明します。
シングルダブル
テントのウォール(壁)構造です。
シングルウォールとダブルウォールは説明要らずですね。
さらにここに、「シングル+前室」と「フロアレス」という項目もあります。
シングル+前室は前室付きのシングルウォールのテントで、ハイブリッドシングルウォールなどと呼ばれる形状です。
シングルウォールなのに前室があるという、冬以外にも使いやすい画期的な構造で、最近増えてるテントで今後もっと増えていくと思います。
プロモンテから出たVB-22Zは魅力的ですし、ザフリースピリッツのGOROMITYも捨てがたい。
フロアレスはインナーテントの無いワンorツーポールテントです。
インナー別売りのモノが多いですが、単体売りではフロアレスなのでフロアレス。
自立
自立の項目は、自立・非自立・半自立・非自立(トレポ)の4パターン。
自立は、ペグ無しで設営可能なテント。
非自立は、設営にペグが必須なテント。
半自立は、ポールの地面立地点が3点でペグ無しでも立つけど不安定なテント。ポールの構造がYや+のテントが該当します。ビッグアグネス、テラノバ、ニーモなどに多いです。メーカーによっては自立式と記載されます。
非自立(トレポ)は、トレポ=トレッキングポールのことで非自立の中でもワンポールorツーポールの曲がらないポールを使ったテントです。トレッキングポールを使って設営するテントはもちろん、付属ポールを使うワンポールとツーポールもここに属します。
テンマクデザインのPANDAもここということです。付属しているかどうかは“ポール構造”の列がトレポか付属ポールかでわかるようにしました。
最小・総重量
基本的には
最小重量→ポール+フライシート+インナーテント
総重量→ペグやガイラインや袋もセットの重量
なんですが、表記されてる数値がそうなっていないブランドも多くありやや統一感に欠けます。
またどちらかしか記載してないブランドも多いです。
並び替えがしやすいように最小重量は全てのテントで埋めることにしました。
そのため、重量で並び替えるときは最小重量で。
統一規格ではなく、最小重量しか記載してないテントは、総重量の場合もあるため注意してください。
またレビューなどの重量ではなく公式な重量を記載してます。
室内長・室内幅(最大最小)
室内長と室内幅はインナーテントのサイズです。
ビッグアグネス コッパースプールHVUL1なら
室内長:224cm
室内幅(最大):97cm
室内幅(最小):71cm となります。
最大と最小が同じ場合は最大のみ表記しています。
台形や長方形の四角形ならわかりやすい、五角形インナーのテントもあって、それは何となく最大と最小で書いてます。鵜呑みにし過ぎないようにしましょうという話でした。
あとフロアレスはインナーテントが無いためフロアサイズの表記が大きくなります。
出入口
テントの出入口が短辺側にあるか、長辺側にあるかです。
一般的に長辺側にあると出入りがしやすく前室は広め。短辺側だと設営が省スペースで耐風性に優れる傾向にあります。
抜け穴として出入口の数は記載できてないため、片側か両側かでも特徴は変わってきます。
ダブルインナー(シングルフライ)
ダブルインナー=ダブルウォールテントのインナーテントの素材。
→メッシュ・非メッシュ(ファブリックやソリッドインナーとも)・ハーフメッシュ・モノフィラの4種類。
ハーフメッシュとメッシュは少しごちゃごちゃですが、通気性の高めなものが多いです。上の写真がハーフメッシュ(半分メッシュ)。
非メッシュは4シーズンモデルで寒さに強いモデル。
モノフィラはメッシュと非メッシュの中間で、ややメッシュよりな素材。
シングルフライ=シングルウォールテントのフライシートの性能のこと。
シングル・シングル+前室の場合のアウター生地の性能。
防水→DCF(ダイニーマコンポジットファブリック/キューベンファイバー)素材。
防水透湿→2~3レイヤーでゴアテックスのように高い耐水性を持ちながら透湿性もある素材。シングルウォールながら重くなりやすい。
撥水→ダブルウォールテントのフライ生地のようなナイロンやポリエステル素材にシリコンかポリウレタン系のコーティングをした素材のシングルウォールテント。耐水圧は500~5000㎜でほぼ防水なモノが多いです。
が、防水性の低いモノや染みることもあり防水生地よりも軽量です。シングルウォール=軽量と認識されるのは撥水系フライの話。
ポール取付
テント本体とポールの接続方法。
いわゆるスリーブ式か吊り下げ式かを細分化しました。
意外とイメージしやすい名称にしてますが、わかりにくいのだけ紹介。
アウタースリーブ→ダブルウォールテントでフライシートのスリーブにポールを通して、中にインナーテントを吊り下げる方式。フライとインナーを同時に設営撤収が可能。
アウター吊り下げ→ダブルウォールテントでフライシートにポールを吊り下げて、中にインナーテントを吊り下げる方式。フライとインナーを同時に設営撤収が可能。
インナー→シングルウォールテントに多い、テント内側にベルクロなどでポールを固定する方式。
吊り下げ+スリーブ→半分が吊り下げ、半分がスリーブのハイブリッドタイプ。ノースフェイスのマウンテンショットやMSRのアドバンスプロなどです。耐風性と設営速度を両立してると言われます。
ポール構造
ポール構造とは、どのような構造で組まれたポールかという話。
別記事で書いてますが、ぼく独自の呼び方が多めでちょっと癖強め。
例えば、MSRのハバは双Yリッジです。
両側にYがあり、頂点にリッジポールがある軽量性と居住性を両立したポール構造です。
双Yリッジが分かればあとは大体わかるはず。
ちなみに全部書き出すと
の34個で、”・”が区切りです。
非自立式のこのタイプは”I”。
左右にポールがあったりもするんですが、メインポールに注目してIです。
これは”トンネル”です。
ダブルIとか、トンネルIとトンネルIIとかで分けても良い気がしますね。
これは”双Yリッジ”ではなく“双Yリッジ+”です。
リッジポールが伸びて地面に付いてるテントは対候性が上がり、用途すら変わってくると思うので、+(プラス)という言葉にしました。“Iリッジ+”もありますが同様です。
ポール
ポールはやはり韓国の定番DACポールが多かったです。
DAC的にはNSLは肉厚強度高めの4シーズン用。NFLは肉薄軽量3シーズン用です。
その他、アメリカ EASTON(イーストン)のカーボンポールやアルミポール。
韓国 YUNAN(ユナン)のアルミポールを採用している会社も割と多いです。
“Φ”はは径のことで、8.5㎜が多く、簡易的な目安としてΦ9.0㎜以上なら冬用やかなり強いポールです。
ジュラルミン=アルミ合金で同じものです。
アルミ合金の型番として7000系が使われることが多く、A7075が超々ジュラルミン。
詳細まで記載してない部分が多く、ジュラルミンとしか書いてなくてもDACやイーストンなこともあります。あくまで目安。
生地(フライ・インナー・ボトム)
フライシート・インナーテント・ボトムの素材です。
フライシートはボトムに比べ薄手な傾向があります。
できるだけ一番わかりやすいD(デニール)で表すようにしてます。
強度はナイロン>ポリエステルで、乾きやすさはポリエステル>ナイロンです。
耐水圧とコーティングは基本的に記載してませんが、両面シリコンコーティングのsil/silの場合は積極的に記載してます。
また防水透湿系シングルウォールテントのフライ生地は「Dyneema 2レイヤーePRTEメンブレン 外付天井ベンチ:DCF」のように細かく記載するようにしてます。
内訳
実際に並び替えるとわかることですが、それぞれの項目での内訳を出してみます。
シングル・ダブル
壁の構造4種類での内訳。
圧倒的にダブルウォールが多い。フロアレスは積極的に候補にしてないので少なめです。
かなり少ないと思ってたシングル+前室が割とあって嬉しい。
ダブル | 237 |
シングル | 47 |
シングル+前室 | 13 |
フロアレス | 10 |
合計 | 307 |
自立
自立式の内訳。
やはり自立式が多いですね。海外モノを増やせば非自立式はもっと増えそうです。
自立 | 198 |
半自立 | 30 |
非自立 | 45 |
非自立 (トレポ) |
34 |
合計 | 307 |
ウォール×自立
複合技。
実際の絞り込みをした時に近い感じです。
例えば、ダブルウォール×自立式×非メッシュインナーを使ったテントは81個。
シングルウォール×自立式×防水透湿生地を使用したテントは22個ということです。
81個のほうはもう少し重量で絞り込みたいかなと思いますね。
スプレッドシートは内訳は統計を出しやすく面白いです。
ダブル×自立×非メッシュ | 81 |
シングル×自立×防水透湿 | 22 |
使い方
Googleスプレッドシートは使い慣れてないと少し不便かもしれません。
パソコン、スマホでの使い方をそれぞれ紹介。
ちなみに、どんなに並び替えたり、列を消したりしていじっても元データには影響しませんので自由に遊んでください。
パソコン
パソコンでスプレッドシートへのリンクを開くとこのページです。
この状態で左上のフィルタをONにすれば並び替えや絞り込みは可能なので、そのまま使って頂いてOKです。それが一番楽。
ここではさらに自由に並び替えられるようにコピーを作成してフィルタで絞り込む使い方を説明していきます。
「コピーを作成」とは、僕が作ったオリジナル表のコピーを自分のスプレッドシートフォルダに作成するという意味です。
軽く並び替えるなら作らなくてもいいですが、色々するならコピー作成するのがオススメ。
メリットは、列や行を削除したり並び替えたりできる。
デメリットは、自動更新はされなくなること。
まずは左上の白いスペースをクリックして、表全てを選択します。
全部選択したら、少し上の“▽”みたいなフィルタ機能を開き、「新しい一時的なフィルタビューを作成」を選択。
下には、ぼくが作っておいたそれっぽいフィルタをいくつか置いてます。そこを押すと作成済みのフィルタ(絞り込み)で表示できます。
「シングル+自立+防水+軽い順」
「ダブル+アウター吊り下げ式+軽い順」
「ダブル+自立+軽量順+6万以下」
「自立+ダブル+2-6万+2kg↓+軽い順」
「非自立+軽い順」
という割と実用性高そうなフィルタ作ってます。
一時的なフィルタを作成すると一番上の項目が書いてある1の行の文字の横に”三”みたいなマークが出てきます。
そこを押すとその列にフィルタをかけることができます。
例えば、「シングルダブル」にフィルタをかけると好きなウォール構造で絞りこむことができます。
「シングル+前室」のハイブリッドシングルウォールで絞り込んでみます。
一つずつチェックを入れたり外してもいいですが、項目が多い時はクリア(全てのチェックを外す)→チェックを入れる、と便利です。
これでシングル+前室のあるテントだけ表示されます。
ついで軽い順に並べ替えます。
最小重量にフィルタをかけ、「A→Zで並び替え」をすると軽い順にできます。
英語はアルファベット順に、数字は小さい(A)→大きい(Z)に並び替える機能です。
「Z→Aで並び替え」すれば重い順にもできます。
さらにダブルインナー(シングルフライ)の項目を「防水透湿」だけチェックを入れてフィルタ。
「シングル+前室」「軽い順」「防水透湿」で絞り込むとこの4つのテントが該当します。
かなりマニアックなジャンルなだけに4つしかないのか、4つもあるというのか不思議なとこ。
このあと、別の内容で並び替えと絞り込みをしたいときは、フィルタを解除するか、ぐちゃぐちゃになってきたら元のURLからコピーを作成し直すのもありですよ。
パソコンならこんな使い方もできるよってサンプル。
手打ちすれば次の間にあるでフィルタかけれて便利。値段とかインナーサイズの絞り込みができる。
あとDCFはロマン。 pic.twitter.com/dnWoE6Rgim— ぜつえん (@zetuenonly) June 17, 2021
パソコンなら画面が大きい分、自由度もあがります。
手打ちすることで絞り込みの範囲をより限定的にしたり、文字検索もできます。
例えば、フライをDCF(ダイニーマ素材)で検索したり、インナー幅(最大)を115~125cmで絞り込んだり、テントの画像の幅を広げて大きくしたりと遊べます。
スマホ(アプリ)
続いてスマホでの操作はアプリがおすすめ。
というかブラウザでは並び替えや絞り込みができないただの表で、スマホやタブレットならアプリ必須です。
ブラウザ(chrome)で使う場合はURLを開いてから、メニュー→PC版サイト、にチェックを入れると使いやすくなります。
でもまあ「Googleスプレッドシート」のアプリを入れて使いましょう。
ソロテント(~4kg)300個からスペックで絞り込み、並び替えできる表を作りました。使い方と解説記事は明日公開予定ですがまずは表をどうぞ。スマホタブレットの場合はGoogleスプレッドシートアプリ必須です。テント選びにでもお使いください。 pic.twitter.com/IQMm8GMuZA
— ぜつえん (@zetuenonly) June 17, 2021
動画で見てもらうのが早いです。
でコピー作成し、フィルタを作成できます。
あとの操作はパソコンと同じですね。好きな列で並び替えと絞り込みをしていくだけです。
画面が小さい分、操作性に難ありなのが欠点です。
ピンチイン、アウトで画面幅を調整できるので
タブレットやパソコンがあるならそちらで使うのがオススメ。
アプリでの使い方も簡単に画像で説明しますね。
左→右の画像で2枚づつ出していきます。
スプレッドシートのURLをアプリで開き、メニュー→共有とエクスポート。
→コピーを作成→OK
Googleドライブ上の保存フォルダや名前を変える場合は変えてからOK
コピーを作成に少し時間がかかりますが、コピーが作成出来たら、自動的にコピーのスプレッドシートに移行します。
そしたらメニュー→フィルタを作成。
あとはスマホと同様に列の項目横にある“三”みたいなマークで並び替えと絞り込みができます。
横幅の狭いスマホでは必要ない列を削除や非表示にしちゃうのもオススメ。
列を長押しするとメニューが出てきます。
列や行を削除や非表示にしてもいいですが、列を並び替えて値段を画像の横に持ってきたり、文字のサイズを調整して大きくして見やすくできます。
列や行をいじるのはこれはコピーを作らないとできないので、コピーを作るのをオススメしてます。
アプリではピンチイン、ピンチアウトも可能です。指で挟んで広げたり、狭めたりするやつです。
画面サイズで文字の読みやすさが変わるので使い分けてみてください。
マニアックなテント紹介
これだけ調べてですよ。知らないテントがほぼ無かったっていうんだから悲しくなります。
それでもこれは面白い。唯一無二!っていうテントをいくつか紹介。
SAMAYA ASSAUT2 ULTRA
さすがに無視できなかったこのテント。
一時期話題にもなって知ってる人は「あー」って思うでしょう。
世界最大級のアウトドア見本市であるISPO AWARD 2021で金賞も受賞しました。
何がすごいというか、すごく無いとこが無い。すべてがすごいテントです。
具体的にっていうと26万4000円しますこのテント。今回比較した400個の中でも一番高いです。
最小980gで、264000円/980g=269で、このテント1g辺り269円という謎計算ができてしまいます。
安めのキャビアは1g400~500円ほどのようなので、キャビア600g程度食べられる金額のテントなわけです。
見た目からわかるように全面DCF(ダイニーマコンポジットファブリック)を使ったシングルウォールテントで、フライ(白い)部分はえPTFEメンブレンの防水透湿2レイヤーDCFを使っていて、耐水圧20000㎜・透湿性40000gです。
ポールはイーストンのカーボンポール。
テントのスペックって見慣れてるので英語で見ても大体理解できるんですが、このテントはDyneemaの文字多すぎてよくわかんなくなります。
正直このテントを自分の価値観で判断すればいいのかわからないというのが本音。めっちゃ欲しいってことだけはわかります。
CRUX(Lightwave) SIGMA S15
防水シングルウォールテントや防水ザックを出してるCRUXの姉妹ブランドというLIGHTWAVEの新作テントSIGMA S15。
CRUXはクライミングを想定した耐久性が売りですが、LIGHTWAVEは登山を目的とした軽さが売りのブランド。とはいっても最低ラインが4シーズンテントであり、そもそも想定が違いすぎるゴリゴリなブランドです。
シグマS15はその中でも最も軽量性を重視したモデル。
ぱっと見ではわかりませんが、前室付きシングルウォールで防水生地のハイブリッドタイプです。
今後種類は増えていくと思ってる構造でぼくが気になって気になってしょうがないテントです。
今回調べた限り同じ条件のテントはシグマS10とS15を除けば、2つのみ。先ほども出てきましたが、プロモンテのVB-22Zとザフリースピリッツ GOROMITYです。
その中でもシグマS10に次いで軽く、居住性もそれなりなのがシグマS15です。
防水透湿生地はX-TREKかと思ったらX-TEXでした。
こうなってくると4つ全部気になってしまう。くそう。ぶつよくが。
ところで、サマヤもCRUXもライトウェーブも日本の代理店は同じでスタティックブルームさんです。
クライマー思考なギアを取り入れてて面白くて、ブログも面白いんですが、公式サイトの作り込みが雑だとぼくの中で話題です。
例えばシグマS15のページでは
【スペック】
重量:1.2g(本体&ポール)
総重量:12350g
となってます。もうわけがわからない。
ちなみに正しい重量は1320gです。
フロアも50Dと書いてますが、おそらく70Dが正しい。
あとあと、SAMAYA ASSAUT2のことを Assut2と書いてて、惜しいAが足りない。って思ってます。
アライテント Eライズ
国産アライテントから防水透湿素材を使用したシングルウォールのXライズがリニューアルして、Eライズになって新登場します。
2021年夏より50張り限定販売とのこと。
難燃性の問題で使えなくなったGORE社のX-TREKから東レの高通気エントラントに素材を変えてます。
プロモンテVB-22Zも高通気エントラントを採用しており、国産ブランドが防水透湿シングルウォールテント出してく流れが熱いです。にやけます。
ついついDCFとか非自立超軽量に目が行きますが、調べてるうちに一周回ってアライとかヘリテイジとかモンベルとか国産ブランドすげえなって思えます。
その国で遊んでる人たちが作り続けてるテントなんだと思う、日本人に合ったテントが多く思えます。ドマドームとかオニドームとか感動するほど好きです。
感想
色々比べてみると思うのは、テントってたくさんあるなーということ。
“ソロテント”といってもこれだけあるんですよ。
そしてこんな表を作ったぜつえん氏は言ってるわけですよ。
「ありきたりなシングルウォールやダブルウォールとか、自立非自立だけでなく、ポールの取り付け方やポール構造、フライの素材でテントを見つけてくのもどうですか?」と。
余計なお世話ですが、考え方が増えたり、種類を知れば選択肢も増えます。そのきっかけになればと思ってますよ。
【随時更新】
今後も新しいテント見つけ次第更新していきます。
数値が違うよ、こうしたら使いやすいよ、こんなテントもあるよ、というご意見あればぜひ教えてください。修正します。
まとめ
自分で大変だったーとか、これが無料だぜーっていうのはカッコ悪いから嫌なんですね。
でもね、割と時間と手間がかかってるんですよ。
それでいて記事にしても収益化がしにくい内容で割に合わなすぎて、noteで有料公開にしようかなとも考えました。
でもこのブログって自称エントリー層向けで、そんな人たちが見るコンテンツは無料であるべきだと思ってるわけですよ。趣味への入口は広くあるべきだと。ってわけでいつも通り無料公開です。もちろんスプレッドシートで共有という使いにくい媒体へアクセスしてくれるならそれだけで感謝したい気持ちでもあるわけです。
あとは人気が出てきたらお高く有料公開にしやがってー!といつも思ってる気持ちもあります。
まあまあ製作者が無料で良いって公開してくれてるなら便利に使ってやろうぜ!というのが信条です。
ぼくがnoteで有料配信しだしたら「いよいよぜつえんやべえんだな(金銭的に)」と思ってあげてください。
【決定版】寝袋300個以上を一覧表で一括比較+性能別ランキング!
ダウンシュラフ300個以上を比較できるシートも公開してますどうぞ。
一覧
記事はもう終わり。最後にテント全てを見られる一覧。
製品画像にページへのリンクが埋め込まれてます。
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コメント
lanshan1,2共に気になっています。3kgの非メッシュダブルウォールテントと、TCティピー重量級テント所持です。
トレッキングに今年目覚め、軽量キャンプメインのあわよくば山岳2人用テントとしてどうかという所です。頭では、NHのcloudup2買っとけば幸せになれそうですが、見た目がストライクなのです。前室長辺型が好きみたいです。mobigardenのMSRもどきも見た目、性能共にドストライクだったのですが、重いんですよね。
日本の高山ですとインナーテントは非メッシュが良いと思いますが、キャンプメインならばメッシュだと思っています。寒いのは装備で乗り越えられますが、暑いのはどうやっても暑いので。ただ、結露が心配でダブルウォールと言っても、水を素通しのインナーメッシュにダブルウォールの意味があるのかというところが引っかかります。果たしてこれは杞憂なのでしょうか。
はる6様
コメントありがとうございます。ぜつえんです。
トレッキングの世界へようこそ、楽しいですよね!Lanshan軽くて素敵です!あの値段とあの重量は手の出しやすい非自立山岳テントです。
NH cloudupやmobiはオーソドックスですね。
よく高山は非メッシュと言われますが個人的に雪のない時期なら山でもメッシュで良いと思います。特に「寒いのは装備で乗り越えられる」と言える方ならメッシュで困ることは少ないと思いますよ。
メッシュインナーは通気性と虫除けという役割が大きいと思います。メッシュでもシングルウォールよりは結露しにくくなるように感じます。
実際にはメッシュインナーでも多少の水や風を弾きますし、バスタブ部を立ち上げてくれる要因でもあります。
もしメッシュウォールに意味や魅力を感じ無ければlanshanをフロアレスで使ってさらに軽量化するというのも良いのではないでしょうか。
コメントありがとうございます。多分、私の考え方だとフロアと防虫が出来れば後は軽量に割きたいという点でGOSSAMERGEARのTHE DCF ONEのような前室シングルが理想に近いんですよね。ただ、消耗品に7万は簡単には出せないので代替品を探すと軽量性でLANSHANが手を出しやすい。
稜線の狭い雨天時のテント場には泣きが入ることが予想されますが、今はロープワークふくめ工夫することが楽しいんですよね。軽量路線のファイントラックなどのツェルト泊や、フロアレスのタープ泊にもかなりの魅力を感じるのですが、どうしても雨天時の対応がイメージできず。
とりあえずLANSHAN買って、1年後にはタープ泊してそうな気がするので、そういう意味ではフロアレス運用が出来る点も魅力的ですね。んで、また追加すると。結局の所、あぁ、テント沼だなぁと思う事しきりです。
はる6様
THE ONEはツーポールタイプでは理想的ですね。そういう意味ではLanshan PROが相性良さそうです。軽量化は引き算かと思うので、Lanshanからより軽量化するならツェルトに行ってもいいですし、合わなければ自立式に行くのもいいかと思います。
それなりに沼なので、いきなり最適解を目指すよりも今後の試金石になるような汎用性の高いモデルを選ぶと次がより理想に近づくと思いますよ。