こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
ぼくはスズキのパレットという車に乗っています。現在はモデルチェンジしスペーシアになっています。
N-BOXやタントといった車と同じ形状で軽トールワゴンとも言われます。車中泊向きな高い車高と居住性の高さが魅力です。
車中泊しやすくベッドを自作し、荷物を多く積めるようにしてソーラーパネルも積んでいます。そんなパレットの内装を紹介していこうと思います。
内装は全てぼくのDIYで自作です。ソーラーの配線なども自分で覚えてやってみました。やればできるものです。
車内動画
車内動画!
文字入れるスキルも、音消すスキルもなかったのが悲しいZE! pic.twitter.com/OYtVl769nY— ぜつえん@車旅中 (@zetuenonly) 2019年9月29日
Twitterにあげたものですが車内の動画です。位置関係がわかりやすいです。
後部
トランクを開けた状態です。
左側の白いのがベッドです。助手席からトランクまでぶち抜いて190cmほどの長さがあります。幅は50~60cmほどです。
伸長が高い人なら少し狭いかもしれませんが、低身長族なぼくは快適に寝ることができます。
さらに右上、左下の寄った写真を見ていきます。
右上部分のズームです。
ここは木をL字の金具で固定しハンガー掛けにしています。ウェアとよく使うザックもここに置いています。
右下は冬ギアを突っ込んでいます。
靴2足、アイゼン、ピッケル、スノーシュー、スノーショベル、スノーソー、ホッカイロなどです。
ベニヤ板と木の棒でテーブルのようにしただけの簡易なものです。
後部ベッド下
ベッドはこのように外すことができます。手作り感が漂ってます。
三分割でそれぞれ下が収納スペースになっています。
ちなみに12㎜ベニヤに15㎜銀マットと30mmウレタンチップをシーツで付けてベッドにしています。
一番トランク側のベッド下。
上が20Lのウォータータンクです。USB充電式の給水機を使って水を取り出しています。
下が105Ahのサブバッテリーです。隙間に延長コードや工具を入れています。
わかりにくいですがサブバッテリーの板を挟んだ左側にインバーターがあります。
インバーターは結束バンドで固定しています。
ぼくはあまり電力を使わないので、400Wの正弦波のインバーターを使っています。ACコンセントが2本とUSB2本、DC1本さすことができます。
電気系統
後部座席の窓は銀マットで覆ったあとにワイヤーネットを装着し、そこに電気系を結束バンドでつけています。
一番下のかごワイヤーネットは充電中のものを置いておくスペース。
ワイヤーラックを付けるにあたり何カ所か車にドリルで穴をあけています。
実はこの壁面のパーツ取り外すこともできて、3000円ほどで買えるんですよ。いつでも新品買えるのか、と思ったら穴開ける覚悟できました。
さらに寄った写真。
発電したソーラーパネルの電気を適切な電流に調節してサブバッテリーに送るPWM方式のチャージコントローラー。
サブバッテリーの残量を知ることができる電圧計。
モバイルwifiは安かったFUJIwifiを使っています。3日で10GBまで使えますが、wimaxなのが注意点。4GLTEだと7GBです。
→限界突破WIFIにしました。
チャージコントローラーをPWM方式からより高効率なMPPT方式のモノに替えました。
後部座席であった場所
写真の左が進行方向で運転席、右がトランクという配置です。
天井にはイレクターパイプでフレームを作り600x1200mmのワイヤーネットつけ寝袋やテントなど軽くかさばるものを置いています。
運転席後ろにはベニヤ板で作った棚を置いて、さらに細かく仕切りを作りずれないようにしています。ここが一番アクセスのいい収納スペースとなります。
ベッド下はメインのギア収納スペースになっています。クッカーやカトラリー、バーナー、ハンモック、小物色々が収納されています。
車内での生活では必要のないもので、登山やキャンプをするときに使うものだけを入れるようにしています。
棚の上部、左上はまだ使用頻度多めだけど定位置決まってないボトルと小物。
パスタとラーメンは主食。そして調味料は塩コショウや油など。
カメラはレンズとフィルターなど。
パソコンはノートパソコンとマウス、外付けHDDが入る高さ。
電子機器はUSBケーブルや充電池の充電器など。
さらに下部。
鍋はニトリの取っ手が取れるテフロンフライパンとカップはクピルカとイッタラのマグ。
カセットコンロはイワタニのカセットフープチスリムドゥです。
調味料系は100均のケースに塩、フルグラ、スキムミルク、ミルクココア、コーヒー粉、個包装味噌汁くらいです。フルグラは主食であり、行動食にもなります。
一番下は風呂系の洗剤など、そして右下にランタンや電池系が入った箱です。
ここはかなり余力があるのでもっと敷き詰めたいけど、現状入れるものはない。
汚れた服やフルグラの大袋をここに入れようかと思ってます。
これがベッド下。小さすぎると無くなるのでスタッフバッグである程度小分けしています。
ねじ込まれてる感がすごい。
登山やキャンプの時はこの中がスカスカになるわけです。
この後部座席のスライドドアの窓にはプラダンとPC用ファンをつけて換気扇代わりにしています。
またこのファンの前に手袋や靴下などの小物を吊るしているため乾燥の役にも立ってくれます。
12cmの2連ファンを2つつけて4つのファンにしています。後部座席の窓は半分ほどしか開かないのでそれに合わせて上部のみ。
電源オンオフをできるようにスイッチ付きUSBを使っています。
運転席
運転席には60x50cmくらいのベニヤ板を置いてパソコンや調理をする台です。
固定はせず座席とハンドルでいい感じに乗っかってくれます。
右上の赤いのがカーテンで宿泊時にはこれを締めます。
カーナビはあっても使わないのでタブレットを装着しています。
スマホとタブレットどちらも磁石で固定しています。
タブレットは横置きするため2つつけて安定感アップさせています。
つけるところを間違えなければつけ外しが楽で安定感もあり磁石タイプの車載ホルダーは便利です!充電ケーブルはインパネ内通して配線隠してます。
運転席の上には30x60cmのワイヤーネットです。
イレクターパイプに結束バンドで固定しています。
よく使うサコッシュや傘、相棒のプーさんなど出し入れの多いものを置いています。
ワイヤーネットは100均は強度が低いのでアイリスオーヤマのものを愛用しています。
豊富なサイズと耐久力に優れていてコスパもいいです。
助手席
スズキパレットの助手席のシートは座面を上げて、背中の面を倒す感じで収納できます。
あいた助手席だった場所の足元に靴を3足とゲイターなども置いています。
嬉しいことに助手席の座面の下には収納スペースがあり、ここに消耗品なティッシュ、ガス缶、ジップロックなどを収納しています。
ソーラーパネル
100Wのソーラーパネルを2枚で200W分積んでいます。
ソーラーパネルの配線はバッグドアの上部から天井に出しています。
ほんとはジャバラのやつの中を通したいのですが、細すぎて無理でした。
車体に穴をあけない場合はこの部分か後部座席のスライドドアの上部を使うかの2択のようです。
赤黒のKIV線はむき出しですが、風であおられることもないですし問題はなさそうです。
ただ積雪時のことを考えると何カ所か天井に固定したほうがいいのかもしれないですね。
ソーラーパネル関連記事は下にあります。
収納棚の裏
運転席の後ろですね。
カメラや食材のあった棚の裏側になります。
ここに15L、50L、75Lのザックが3つ入っています。S字フックで棚に吊るしているだけです。
そして写真では見えませんが棚の下のスペースというのもあり、そこに冬用のウェアや釣り用ウェアが入っています。
イレクターパイプ
天井にはイレクターパイプでロフトを作っています。
イレクターパイプは連結具を使うことで簡単に高強度なパイプフレームを作れるDIYerご用達の道具です。
イレクターパイプと天井の固定は後部座席左右と助手席のアシストグリップを外したところにターンナットを入れて3か所で固定しています。
高さが微妙に合わなかったためベニヤ板の切れ端を使って高さ調節して、結束バンドで補強もしています。おかげで、がたつきもなくかなりがっちりついています。
車のグレードが低いため運転席の上にアシストグリップがないため3ヶ所ですが、運転席のアシストグリップがありそうな場所の内張りに穴をあけて結束バンドで固定しているので、4ヶ所固定にしています。
ターンナットはプラのものもありますが、金属製のものは剛性が高く車での使用に向いています。
イレクターパイプはヤザキという会社が出しています。
長いものをカットして使ってもいいですが、規格に合わせて作るものを決めたほうが楽です。自由度が高く車のベッドを作ることにも使えるため車中泊をするなら使うことになると思います。
全体写真
最後に全体的な写真です。
助手席から後部を見た写真。
手袋などがかかっているところは小物掛でイレクターパイプに洗濯ばさみをくっつけています。
そして運転席の後ろにはティッシュケースとウェットティッシュが配置されています。運転中に取れて便利です。
トランク側からの写真。
室内のライトはUSB電源のバーライトを使っています。イレクターパイプに這わせてつけると邪魔にならないのがメリット。
後部座席部分と運転席の上で2ヶ所つけています。あとはランタンがたくさんあるので灯りに困ることはないですね。
かなり明るく、暖色寒色白色の3種類の明るさにできるのが便利です。光量調節がないのがデメリット。
まとめ
軽自動車でここまで積み込めるとは思っていなかったので、DIYで試行錯誤しながら作りこんでいくのが楽しかったです。完全に住める車になっているかなと思います。
DIYのコツは人に見せるモノじゃないから、と完璧に作りすぎないところだと思います。
車中泊に興味のある方は是非DIYで自分好みの車中泊車を作り上げてみてくださいね!
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