こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
キャンプや登山などの宿泊するアクティビティをする方なら知ってるはずな国産三大寝袋メーカーはモンベル、イスカ、NANGAです。
寝袋の老舗で長年アウトドア界をけん引してきた経験値も豊富です。そして、それぞれ寝袋には別々な強みがあり特徴は異なります。
今回は国産三大寝袋メーカーの特徴紹介です。
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国産寝袋三大メーカー
ぼくがアウトドアを始める前から変わることなく君臨し続ける3つの国産メーカー。
それがモンベル、イスカ、ナンガの3社です。
キャンプや登山で寝袋を買うとなると多くの人はこの3メーカーから選ぶことになります。
寝袋に求められるのはただ暖かいだけではなく、寝心地や使い勝手、フードのフィット感など人により違いはあれど求められる機能は多い。
メーカーごとに寝袋の方向性が微妙に違うため性能も変わってくる。
そんな3メーカーの特徴をまとめてみました。
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mont-bell(モンベル)
アウトドア総合メーカーのモンベルですが、1975年に創業してから一番最初に開発された商品が寝袋です。歴史が深いです。
モンベルの寝袋の特徴はスーパースパイラルストレッチと言われる独自の伸びる構造。
斜めに縫われた寝袋は横方向にようになり、寝袋の中であぐらをかくことができるほどの120%のストレッチ性があるスパイラルストレッチシステム。
さらに糸ゴムを使って縫うことで135%という伸縮性で縦方向にも伸びるようになったのがスーパースパイラルストレッチシステムです。
実際に中に入るとわかるが伸びるだけじゃなく、縮むのでイスカやナンガに比べて体にフィットする感覚がある。
それが横を向けばその向きに、あおむけになればその向きでフィットしてくれるため寝がえりが打ちやすく、快適に寝ることができるのがモンベルの寝袋の特徴。
生地はバリスティックエアライトという軽量で高強度、高い撥水性のある生地を使っている。触るとかなり薄く感じるがその分ダウンの渇きも早く感じる。
実際ぼくが使っているアルパインダウンハガー#1の悪いところは、ジッパーがめちゃくちゃ噛むということ。→2020年から噛みつき防止金具が純正で付くようになりました。
あとは個人的にはスーパースパイラルストレッチシステムで体にフィットする分、中にスペースを作るのが難しく、寝袋の中での着替えがしにくい。
冬に使う場合は寝袋の中で着替えも済ませたい分、少しわずらわしさを感じるときがあります。
2021年より900FP、800FPのダウン寝袋が全てシームレス(縫い目無し)モデルに総チェンジしました。
軽量化、コールドスポットの削減にもつながる革新的な作りなままに800FPモデルは値段も据え置きで、さすがモンベルというクオリティです。
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ISUKA(イスカ)
1972年創業という老舗のISUKAの出す製品はほぼ寝袋と周辺道具のみでいままでやってきている寝袋メーカーです。それだけ寝袋に対する思い入れとこだわりが強いと思います。
いろんな寝袋を使ってきて思うISUKAの特徴は、ずばり質実剛健。
シンプルなデザインで、サイトでの寝袋紹介も地味、カラーリングも普通という特筆すべき部分がぱっと見ないんですよね。
ただISUKAの寝袋はすべてがハイグレード。圧倒的な保温性、徹底した裁縫の丁寧さ、ゆったりと寝れるサイズ感、撥水性、噛まないジッパー。
当たり前に寝袋に求められる機能すべてを高い次元で実現してるのがISUKAです。
当たり前のことを当たり前にできるというのは容易ではないのはモンベルのジッパーの噛みやすさを見た時に感じたことです。
そんな使わなければわからないところに魅力があり、新製品を出す頻度も少ないためかモンベルやナンガに比べると使っている人が少ないイメージです。
独自 | EN13537 | |||
製品 | イスカ 表記 |
快適 Confort |
限界 Limit |
極限 Extreme |
Air 180X | 8度 | 14.2度 | 10.9度 | 0.2度 |
Air 280X | 2度 | 3.6度 | -1.6度 | -17.7度 |
Air 450X | -6度 | -1.2度 | -7.3度 | -25.2度 |
寝袋保温力を表すヨーロッパ規格のEN13537を使っていないのもイスカの特徴です。東レに委託してEN13537に引けずとも劣らない厳しい検査を行い、独自の温度表記をしています。
複数あってわかりにくいEN13537に比べると1つの温度表記でわかりやすく、イスカの寝袋は5段階のクイックチョイスチャートで日本国内での使用を想定した選び方ができるため初心者でも安心です。
エアプラス・エアドライト
モンベルのシームレス化に引っ張られるように、2020~21年よりエアシリーズがフルモデルチェンジしました。
エアの正統後継モデル「エアプラス」は800FPグースダウンを使い、サイドに舟形バッフルを入れることでダウンの偏りを制限。
「エアドライト」は、750FPダックダウンに撥水加工をすることで濡れに強く、乾燥も早くなっています。エアプラス同様に舟形バッフルも採用。
別記事でエアプラス、エアドライトのスペックと旧エアとの比較を書いてます。
TAKEMO(タケモ)
イスカの元社員が独立し、2015年に立ち上げた寝袋メーカー「タケモ」
750FPダウンに絞ることでコストを削減、全6種類の寝袋をラインナップしています。
イスカ同様にシンプルながら高い裁縫ながら安さと性能を両立したコスパの良さが魅力です。
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NANGA(ナンガ)
1941年に横田縫製という寝具メーカーで創業し、1995年から社名をNANGAに変更しています。歴史で言えば最古参な寝具メーカーなので寝る、ことに対してはスペシャリストなわけです。
そんなNANGAの特徴は、永久保証!という点です。
NANGAの寝袋は買ったらずっと保証期間ということで、穴が開いたのを送料のみで無償修理なんての話を聞いたことがあります。
また寝袋のダウン量を増量してくれるという対応もしてくれます。
物を見てこのくらいなら増やせると判断され増量となるようです。ヘタってきた時や思ったより寒かったというシーンで助かりますね。
そしてNANGAはダウンの洗浄から寝袋の裁縫までを完全国内生産こだわっています。そうMade in Japnです。
NANGAの従業員がダウンを見極め、裁縫し、修理も対応する。だからできる永久保証なのです。
最近では直営店もオープンし、実際に寝袋のプロフェッショナルなNANGAのスタッフに対応してもらい相談や購入や修理の対応をしてもらうことができるようになりました。
中国製の安物も寝れますが、安心して寝れる。そんな安眠が得られる製品でキャンプをするのはサイコーですよね。
まとめ
寝袋は長く大切に使いたいものです。
また寒くて寝れなかった、なんて地獄はキャンプに行かなくなる原因にもつながります。
国産3メーカーの寝袋はハイクオリティで保証もしっかりしているため安心して使うことができます。
夏はもちろん、寒い時期のキャンプはより高品質な寝袋で寝たいですね。
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