+こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
毎年恒例になってるモンベルのカタログ紹介。
今年は「ここ数年で最悪。春夏で全てを使いきってしまったな。」という感想です。
これだ!という製品がほぼなくて、カタログ自体も見にくく情報量が削られてて、記事にしなくてもいいのでは?とも思ってたんですが微妙だってことを記事するのもいいかーと文字を打ち始めました。
今回は2021-22秋冬モンベルウェアカタログを見ながらはんはんなるほどねーをする記事です。
2022-23年 秋冬カタログは別記事から。
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モンベル2021秋冬カタログ
表紙は秋の石鎚山でした。行ってみたい山です。
年会費制のモンベル会員になっていると毎年2月中旬~3月頃に年間ギアカタログと春夏ウェアカタログ。8月末に秋冬ウェアカタログの計3冊が届きます。
が、今年は例年よりも1ヶ月ほど遅く9月中旬頃から秋冬ウェアカタログが届き始めたようです。
会員登録してて10月になっても届かないならさすがに遅いので問い合わせると送ってくれるはずです。
個別PDF
非会員の方やスマホ、パソコンから見たいという方は製品ジャンル頃に分けられたPDFで見ることも可能です。
アルパインウェア・ダウン&中綿ウェア・アンダーウェア、のようにです。
公式オンラインショップから個別に見てもいいんですが、やはりカタログがまとまっていてみやすいです。今年はどうかなって感じですが。
カタログ発送停止
年々薄くなるモンベルカタログの発送を停止する方法。
会員カードの特典が多すぎてそれぞれの位置がわかりにくくなってしまう罠がありました。
という手順でカタログを停止できます。
カタログの受け取り住所やメルマガや会員自動更新もここから変更できます。
カタログの改悪
新商品以前にカタログの表記方法が改悪されました。
最初見た時は変わったなー程度でしたが、見れば見るほどひどい改悪だなと思えてくる出来でした。今回のカタログで何が悪いって商品じゃなくてカタログです。
見比べればわかりますが、写真と文字が小さくなり情報量が減りました。
あと1ページ目にあった創業者で会長の辰野勇さんの一言コーナーが無くなりました。残念ではありませんが、何か節目なのを感じました。
改悪は一番最初にあるハードシェルで見てみるとわかりやすいです。
以前はコマ割りが片ページ上下で2商品でした、見開きで4商品です。
これが1ページ6~9商品の凝縮されたページ割りになってしまいました。2から9です。
それに伴い写真は小さくなり、文字も地味で主張が減って見にくくなりました。
製品ごとの特徴や収納サイズの写真もなくなってしまいました。
さらに使用してる詳細の表記「20デニール」「ゴアテックスファブリクス3レイヤー」「ポケット数」といった表記もなくなりました。
これが他ページにあるわけではなく、公式WEBサイトからしか確認できなくなりました。
各製品ジャンルにご丁寧にQRコードが増えてるのでこちらから詳細情報を見て注文もできます。続きはWEBで。もうカタログいらないやん。
グローブや帽子も中々ひどいです。
製品の特徴もわからなければ、「メリノウール70%ポリ20%ポリウレタン5%アクリル5%」みたいな表記も無くなってるからです。ウールグローブにしてもそれぞれかなり違いがあるのでもうカタログで選ぶことは出来ません。最悪です。
その結果、ページ数の削減にはつながっていて2020-21秋冬と比べると、207P→131Pになっていて66ページ(約37%)ボリュームが減っています。
カタログで商品を知る→WEBページへ誘導→そのまま購入or店舗へ来店、という感じになるのでしょう。コスト削減にもなるのでしょう。
でもまあ、ここまで書いて終わったなモンベルのカタログ、という感じです。
知りたいことが知れないカタログになると読む意味もわからなくなります。
来年のギアカタログもこの感じで作られるなら楽しみも半減してしまいます。
思うに電子書籍然りで紙媒体は削れるなら削りたいモノなのでしょう。
ただアウトドアのカタログは見やすい紙カタログの大きなメリットが3つあると思ってます。
まず1つ目、色とデザインの確認です。
スマホやパソコンでは画面の明るさで色味が変わってくるので同じ紙に印刷することである程度統一感が出るでしょう。
複数製品を比べる時も同時に比べやすいのも紙カタログのメリットです。スマホで見るよりも悩み比べやすいのです。
2つ目が店舗に置いて使いやすい事。
アウトドア販売員的な思考ですが、問い合わせ時に各社紙カタログは情報の確認がしやすいメリットがあります。慣れてくるとこのカタログのこの辺りにあの製品があるというのが分かるようになるからです。
その時にデニール数も書いてない、ポケットの数もわからない、写真も小さいから特徴もわからないとなるとカタログの存在意義が怪しくなってきます。
結果的に紙カタログを見る意味が無くなって廃れる原因でしょう。
逆転の発想で写真集みたいな使用欲をそそられる商品カタログを目指すならそれはそれで良いと思います。スノーピークっていうんですけどね。
3つ目がアウトドアの客層です。個人的にこれが一番重要。
まあまあ日本の登山者の年齢構成はかなり高いわけですよ。良い感じのソース見つけれませんでしたが高いでしょう。若者が増えてきてはいますが40代なら若手、50~70代がメインと思える登山業界です。
こんな言い方良くないんですが紙カタログなんてぼくみたいなカタログ好きか、スマホよりも紙で読みたい高めな年齢層の人向けなファンサービスみたいなものだと思ってます。特にモンベルで言えば他アウトドアブランドよりも使用者の年齢層は高めでしょう。
んで読もうと思った時に文字が小さい、写真が小さくなってしまうとモンベルのメインの客層であるモンベルおじさん達は見えないから読めないわけですよ。
だから全国でカタログを楽しみにしてるモンベルおじさん、モンベルおじいさん達が悲しむんだろうなぁと思ってしまいました。虫眼鏡持ってカタログを読む人が増えるかもしれないので会員特典で虫眼鏡付けてあげたらいいんじゃないですかね。それか老眼鏡。
カタログの縮小も他ブランドなら問題無いと思います。ロゴスとかキャプテンスタッグとかDODとかね。
数年前に釣り具ブランドのダイワも紙カタログ廃止してWEBカタログだけにしたことがあったんですよ。その翌年には紙カタログ復活したんですけどね。
大手釣り具も登山同様に年齢層が高そうです。モンベルのカタログも廃止でもなければ地味な改変なだけでそこまでクレームは来ないかもしれませんし、元に戻る気がするし戻って欲しいんですがどうなんでしょうかね。
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新商品(ウェア)
新商品全部のページはここから。
気を取り直して新商品、モデルチェンジ品を見て行きます。
レイントレッカー
新作ウェアで唯一人気が出るかもしれないなと思えるのがこのレイントレッカー。
以前からあったレインウェアですが、マイナーチェンジというのが失礼なほどにパワーアップして、同じ名前の別物と言えるほどに進化してます。
新モデル | 旧モデル | |
平均重量 | 188g | 255g |
防水透湿素材 | ゴアテックス インフィニアム ウィンドストッパー 2レイヤー |
ドライテック 3レイヤー |
表地 | 20Dナイロン | 20Dナイロン |
耐水圧 | 30,000mm | 20,000mm |
透湿性 | 43,000g/㎡/24h | 20,000g/㎡/24h |
価格(税込) | ¥15,950 | ¥11,880 |
新旧で比べました。
一番の違いはドライテック3レイヤーからゴアインフィニアム2レイヤーになったことです。
結果、防水性透湿性が格段に向上しました。
ゴアテックスインフィニアムウインドストッパーとは・・・
通常のゴアテックスよりも透湿性の高いメンブレンを使用した快適性重視のライン。シーム(縫い目)処理無しで非完全防水という立ち位置ですが、レイントレッカーはシーム処理された完全防水仕様。
透湿性が高く、防水性と経年耐久性の落ちたゴアテックスと考えるといいでしょう。
それでいて200gを切った188gなのがキモです。
モンベルには同様にインフィニアムを使った軽量特化なバーサライト(134g)があります。
ULハイカーご用達なレインウェアですが、多くの登山者には10Dナイロンはやや薄く少し心配だったりします。そこに出てきたより多くの人にマッチした生地のしっかりした20Dのレイントレッカーという感じです。
耐水圧と耐用性に優れるゴアテックスのストームクルーザー(20D・254g)、軽量性重視でゴアパックライトのトレントフライヤー(12D・194g)のように、インフィニアムの生地の強いレイントレッカーと軽量性重視なバーサライトというラインナップと考えるとわかりやすいです。
「これから登山を始めたい」という用途なら重量、値段、透湿性から考えればレイントレッカー一択と言えるほどです。
商品説明にありますが、ゴアよりもインフィニアムは柔らかく着心地がいいはずです。厳しい環境ほどゴアに軍配が上がりはしますが、無積雪期ならインフィニアムが優秀でしょう。
気になるのは裏地無しの2レイヤーなので、肌に当たる生地がペタペタした生地になってるのではないかということ。肌触りならCニットを使ってるストームクルーザーに劣るでしょう。
あと人気出るだろうポイントはジッパーやタブまで真っ黒なブラックカラーがあるとこ。
ゴアテックスというブランド価値、軽量性、値段の安さ、数値上の透湿性の高さ、安心の生地感、ブラック。
「街着でも着れますよ」というキラーワードで年1回しか山に登らないけどアウトドアウェアに惹かれてる人にも売りやすい、確実に売れるウェアです。
唯一の欠点はアウトドアマンが着たくなるようなカラーが無いとこでしょうか。買うなら青にオレンジはださいし、黄色かなぁ。
パーマフロストライトダウンパーカ
インフィニアム+800FPダウンを使った対候性の高いアウターダウンジャケット。生地が変わって軽量化したマイナーチェンジモデル。
表地:30D→13D
裏地:20D→10D
重量:434g→354g
収納:Φ14×24cm→Φ14×18cm
値段:25080円→26180円
とガッツリ薄く軽くなった時代に合わせて良マイナーチェンジを果たしてます。
保温力よりも軽量性重視なシングルキルトですが、インフィニアムを使うことで耐風性が高く真冬の防寒アウターとして良さそう。ぼくが一番欲しいなと思ったウェアがこれ。
レイントレッカーと違い、縫い目をシーム処理されてないので雨に当たれば徐々に染みてきますし、雪遊びをしても長時間になれば染みてくるでしょう。ただ観光や軽い雪遊び、雪かき程度では全く問題の無い防水性能があります。
完全防水では無いけど、超撥水とは比べ物にならないほどに高い防水性能があるわけです。
北海道的には街着にも使い勝手が良さそうです。分厚い過ぎないので秋春も活躍してくれそう。
軽量なダウンといえど冬にずっと着てると肩が凝ってくる人も多いです。着る頻度が多いからこそ軽量にすることで体への負担も減ってきます。
ぼくが冬に使ってるアルパインダウンジャケット(385g)のほうが保温力やや上のようですが、風に強いため実用すればこちらのほうが暖かそう。雪の付着も気にならないだろう点が便利そうです。よりアウター用途に向いたパーマフロストライトダウンパーカ(略すとパマフ?)です。
ちなみに旧モデルがセールになってます→パーマフロスト ライトダウンパーカ Men’s
保温力的な上位モデルにパーマフロスト ダウンパーカ(558g・ダウン270g)もあります。
あとボックスキルトでより保温力、耐風性が高くなったらTシャツの上に来ても冬を乗り切れそうな真冬用のTheダウンジャケットです。
ミディパーカ
今まで無かった新商品。
モンベルの独自防水透湿素材“DRYTEC(ドライテック)”を使った一枚地の冬用ハードシェルです。
ツートンのブルー、ブラックグレー、蛍光グリーンと全くそそられないカラバリ。
ゴアテックス仕様のハードシェルや裏起毛したドライテックのハードシェル コスミックパーカがありますが、ドライテックの一枚地シェルは今まで無かった製品ジャンルみたい。
顎部分が夏用レインウェアよりも高く、パウダーガードもついていて、50Dナイロン3レイヤーと夏に使うには分厚過ぎるのでアイゼンピッケルスノーシューやスキーを想定したウェアですね。
ドライテックは耐水圧20000mm以上、透湿性8000~20000g/㎡・24hと物足りなさはありますが、冬山デビューなら十分ではあります。
冬用ハードシェルが2万ちょっとなのがモンベルであり、独自素材の強みでしょう。
ただ+6000円でゴアのフレネイパーカが買えてしまうことを考えるとうーんだったりする初心者ホイホイウェアに思えます。あと最近のモンベルはブラック系シェル出してて面白くないです。
フラットアイアンパーカ
独自の化繊中綿素材“エクセロフト”と防水透湿素材“ドライテック”を使ったザ・モンベルなビレイパーカー。マイナーチェンジです。カラーパターンも少し変わりましたね。
昨年まで男女別展開でしたが男女兼用モデルに統一されました。
そのせいか女性でも使えそうなサーモンっぽいダサい赤が用意されてます。
表地が15D→12Dに、重量が522g→524g(564gは誤植)に、収納サイズがΦ15×20cm→Φ15×25cmになってます。
生地を薄く中綿を増やして保温力を上げたのかなという印象。それなのに値段は数百円安くなってるからさすが。
USAサイトを見るとフードの化繊綿が50g/㎡→80g/㎡に増量してるようです。ちなみに胴体は120g/㎡。
ビレイパーカーというとクライミング用に思えますが、防水生地+化繊中綿の濡れに強い遊べる防寒着と考えると魅力的に思えてきます。
使い勝手の良い化繊+防水生地で普段使い~アウトドアまで万能に使えますが、動きやすく中綿量は抑えられててダウンモデルに比べ保温力は劣るため、過信すると寒いシーンもあるであろうアウターな認識は必要です。
ちなみに旧モデルが20%offで手に入るのでそちらもアリでしょう。
パウダーグライドパーカ
ゴアテックスインフィニアムウインドストッパーとエクセロフト中綿入りのウィンタースポーツアウター。
登りの無いゲレンデでのスキーやスノーボード、平地でのスノーシューハイク、冬の北海道の普段着として活躍するウェア。
中綿入りアウターでインフィニアムを採用したモデルは初登場、ですが冬用ならゴアテックスのほうがいいなあと思ってしまいます。
フードまで中綿が入った保温力の高いグレードで、ドライテック+エクセロフトのパウダーホップパーカの上位互換と考えて良さそうです。
少しマニアックな話で、モンベルは中綿量を日本サイトでは公開してませんが、海外USAサイトでは公開しています。日本サイトの中でおそらく唯一このパウダーグライドのみ“エクセロフト 50g”の記載がありました。わかりにくいですが50g/㎡の意味です。ストームパーカが50g/㎡で同じ量。ULサーマラップが40g/㎡なのでそれよりも多めですね。フラットアイアンは120g/㎡です。
ゴア+シンサレートのドロワットパーカはやや方向性が違いますが、さらに上位互換で中間がこのパウダーグライドかなと。
いろいろ考えてみると「インフィニアムで耐風防水性に優れながら着心地が良い」、「全面中綿入りで保温力が高い」という特徴から冬の普段着~冬キャンプとしてのアウターに良さそうです。
バイクとかにも相性良さそう。
単色でシンプルなカラーなのはいいですが、ウィンタースポーツ用にしては地味なのが好みの分かれるとこ。ただ普段着~キャンプ用と考えるなら非常に選びやすい地味なカラーです。
なるほど、これウィンタースポーツ用じゃないですわ。
個人的に普段着~通勤登校用として選ぶなら、ダウンの高い保温力+防水防風性=パーマフロストライトダウンパーカを。
普段着~通勤登校用+アクティビティにも使うなら、オーバーヒートしにくい保温力+防水防風性+高強度生地(50Dポリ)=パウダーグライドパーカを、という住み分けができそうです。
フラットアイアンパーカは収納性に振ってるウェアで街着にはこの二つ共に劣りそう。
にしても今期のモンベルはゴアテックスインフィニアムウインドストッパーを多用してきてますね。
ゴアテックスほどのオーバースペックな防水耐久性は必要の無い層が多くて、むしろ安く着心地も良い、透湿性を上げたほうが良いという思考なのでしょうかね。
クリマエアリバーシブルジャケット
毛足の長いハイロフトフリースのクリマエアの片面にゴアインフィニアムを配置した最上位クリマエアジャケット。しかもリバーシブル使用可能。
防水透湿素材であるインフィニアムを使う最重要ポイントは圧倒的な防風性が得られることでしょう。
アウトドアをしていない人だと実感しにくいですが、極薄生地でも風を完全に防げれば体感温度はかなり暖かくなります。
ちなみに内側に生地を一枚挟んだクリマエアライニングジャケットというモデルもありますが、その上位モデルな立ち位置でしょう。
個人的にこの防風フリースの意味がわからなくて、フリースのメリットって「肌触りの良さ・熱と風抜け良さ」だと思ってます。
だから内側に生地を挟めば肌触りが落ちますし、耐風性を上げればオーバーヒートして蒸れやすくなります。
その中途半端さに魅力を見出してソフトフリースを生むわけですが、それも外側に防風生地を置いた場合。内側に生地を挟んだフリースの魅力はまだぼくにはわからないのです。
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新商品(ギア)
秋冬カタログには載らない新ギア。
アトラス スノーシュー レンジシリーズ
アトラススノーシューのフラグシップモデルがフルモデルチェンジ。
今回のモンベル秋冬で一番大きな変化だと思います。2年前の2019-20で登場したフラグシップのエイペックスMTN・BCがモデルチェンジした新フラグシップ レンジシリーズが登場です。
昨年登場したヘリウムシリーズは据え置きです。
フラグシップのレンジ(MTN・BC・TRAIL)と、軽量モデルヘリウム(MTN・BC・TRAIL)の6種類になりました。
新モデルのレンジはこの3種類。
MTN(マウンテン):登坂向きで着脱のしやすいBOAシステム採用。一番強いクランポン付き。
BC(バックカントリー):滑走時に重ねて収納しやすいZストラップバインディングを採用。
Trail(トレイル):MSRパラゴンバインディングのようなつま先を入れてかかとを固定するだけの倍ディング採用
用途でバインディング(靴を接続するパーツ)とクランポン(底の爪)で3種類に分けられているようです。
取り回しの良い22インチと浮力重視な26インチです。トレイルのみ30インチも展開。
本国版では各モデルの女性用やMTNとBCの30インチも出てますが、需要なのかがっつり減らしてるんでしょうね。
レンジ3モデル共通のポイントは、これまで丸い金属パイプでフレームを作ってたのをレンジシリーズから、横に刃が付いた板状のアルミトラクションレールを採用しました。
完全にMSR ライトニングアッセントなわけですが、トラバース性能を求めるとこの形になるんでしょうね。またMSRに比べてかかと側が細くなってるため自分のスノーシューを踏みつけにくいのがアトラスのメリットです。
ところでTrailに至ってはパラゴンバインディングみたいな蜘蛛の巣っぽいやつを使ってて完全にMSRの後追い。
ちなみに昨年出たヘリウムシリーズはプラデッキを使った軽量スノーシューです。
耐久力と登坂性ならレンジを。
軽量性と安価ならヘリウムを、という使い分けでいいでしょう。
BCスノーボードならヘリウムで軽くしちゃうのもアリですね。
クロノスドーム
ツーリングから登山でも度々見かけるクロノスドームがダサくマイナーチェンジ。
1型で比べると
重量:1.95kg(2.19kg)→2.0kg(2.2kg)
フライ:75Dポリ→68Dポリ
価格:25410円→25080円
とフライが薄くなったのに重くなりました。
変更点は入口パネルが逆T字で大きく開くようになりました。入口側を全面メッシュに出来るようになってます。
以前が“つ”みたいな一部しか開かないパネルだったので使い勝手は向上してそうです。
ただ正直1型ならあまりメリットも感じない点ですが、2型、4型なら恩恵は大きそう。
それと合わせてフライの開き方も変わったようで、それがデザインにも反映されてダサくなったのは抱けないポイント。旧モデル在庫も無いので入れ替わりです。
Fozzils(フォッジルス)
平らにできるボタン式のお皿やカップ、のフォッジルス。
想像以上に便利でヘビーユースしててカッティングボード的な使い方もよくやります。
だからカッティングボードとして出す必要ないと思うんですよ。
大小2サイズで、大は折り畳み可能。
もしかしたらすげえ便利って可能性もありそうですが、分厚いフォッジルスなんだろうなーと思ってます。気にはなるけどそうじゃないだろ案件。
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型落ちアウトレット品
新商品が出たということは今までのモデルが型落ちしたというわけ、するとモンベルは1~2割安く手に入るので狙い目ですよとそういう話。
在庫が無くなり次第終了なので手に入れるなら今です。いまでしょ!
ダウン寝袋
21900円→16700円
今年の春夏でシームレスにモデルチェンジしてからセールになってるんですが、これはすごいお得でおすすめ。特に身長が低い人ほど丈短いデメリットが減るので快適になります。
コンフォート3度、リミット-3度が418gで16700円なの計算すればするほどお得です。寒い時期に入りますが検討の余地ありですよ。
中綿ウェア
19580円→15700円
新モデルのほうが良さそうですが2割引きで手に入ります。
特に女性用モデルを買うなら旧モデルのほうがサイズも合うと思います。
アウターシェル
31900円→26400円
ぼくが使ってるモデルが旧モデルになってました。現行はCニットで着心地が良くなってます。
旧モデルはゴアゴア感すごいですが、フード40Dなのがメリット。
現行の記載無くてわかりませんが、旧モデルはゴアプロ、現行はゴア?だと思います。ゴアプロハードシェルが2.6万は安い。
40480円→32400円
こそっと消えたハードシェル。
ストレッチゴア+裏起毛で着心地の良いモンベルで一番高価なハードシェル。
裏起毛要らないのでは?と思ってましたが昨年から使ってるミレーティフォンウォームが想像以上に快適に裏起毛良いじゃん!となりました。
ゴアなのにストレッチなのもいいポイントです。
まとめ
魅力の薄いカタログでしたが、それでもなんだかんだ楽しいんですよね。
ただ改悪なのは間違いないです。情報量が少なすぎる。他社と比べればいいほうですが、以前と比べてしまいます。
考え直してほしいなモンベルさん。→2022春夏時点では同じ状態でした。
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コメント
1986年からずっとモンベルユーザーの者です。
同じ思いの方がいらっしゃって嬉しいです。
今回のカタログは本当にひどいですね。最悪です。
不肖50歳なんですが、小さくてとても読めません。
きれいな写真を見ながら、誌上で山行やキャンプの計画を夢想するのが楽しみでしたのに。
モンベルも終わったなと思いました。
きむさる様
コメント頂きありがとうございます。
とても長い、もうずっとモンベルユーザーですね!
目に見えて変わっていたので、やはり同じように感じられますよね。
転換期なのかもしれませんし、100万人を超えた会員へのサービスも厳しいのはわかりますが、長年のファンの方たちに見放されるような変化はしてほしくなかったです。
来年のギアカタログも同様だったら本当に終わったように思ってしまいますね。
紙カタログ見る事は無いけどこれは悲しいですね。
若い世代はネットで調べるし、年寄りはもう調べないで信用買いするって事でコストダウンなんでしょうかね。
レイントレッカー良いと思うけど、16000円だすならあと7000円だしてストームクルーザーでいいんじゃないかって思ってしまいます。
個人的にはどうせダサいんだし、そもそも毎シーズンカタログアップデートしなくてもいいんじゃないかとw
バインダーみたいにして更新した商品だけ差し替え出来るカタログにしたらええのに
コメント頂きありがとうございます。
コスト削減で、だんだんとデジタル化へ移行する段階のような気がしてしまいました。
ストームクルーザー買えるならベストですよね。バーサライトが評判良い事からインフィニアムを多用してきてるのかなと思いました。2万切ってこの性能なら初めてのレインウェアな層をターゲットにしてる気がします。
たしかにバインダー式は画期的ですね!そこまで行っちゃうとユーザ向けではなく、店頭用のみになってしまう気がしちゃいます。
でもどうせ作るならグレードは落とさないで欲しいなと思ってしまいますね。
ペーパーレス時代による変革だからねぇ。
どの企業でも脱ペーパーとしてデジタル化にする取り組んでいます。
長期的には改良だと思いますがどうでしょうか。
我々が時代に適応する力を身につくしかないですし
仕方ないことだと思います。
コメントありがとうございます。
ぼくとしてはペーパーレス化するなら紙カタログを辞めて電子カタログを配信すべきですし、紙カタログを作るならしっかり作って欲しかったと思いました。
移行段階なのかもしれませんが、中途半端に紙だけでもWEBだけでもわかりにくい状態になってしまってるのがユーザに優しくないなと。
客層的に紙カタログを期待してるモンベルユーザが多いため紙は無くせないため変更かなと思いますが中途半端だなと思っての記事でした。
それでも長期的には改良に繋がることを願っております。