モチヅキ2021年カタログで新製品チェック!プラティパスの浄水器が気になる!

モチヅキの 2021年カタログで 新製品をチェック 道具

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

アウトドアカタログで新製品を見てはニヤニヤしてますぜつえんです。

まず誤っておくのはサムネ写真は2020年のモチヅキカタログですいません。

この時期は毎日のように新しいカタログが発表され、自宅に届くものもあります。

数えれば数十個のカタログがあり、全てを記事にする気はないんですが、熱いカタログなら語りたいのがアウトドアマンってやつです。

今回はMSRやサーマレストを扱うモチヅキの2021年カタログで新製品を紹介していきます。

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モチヅキ

それ以外言いようがないんですが、“モチヅキのカタログ”といって伝わる人はどれだけいるのでしょうか?

モチヅキは新潟三条市にあるアウトドアメーカーで海外ブランドの代理店もしている会社で、MSRやサーマレストを販売してるというとわかるかもしれません。

設立は古く1950年。

創業者の望月(モチヅキ)さんはクライマーであり、当時のクライミングギアに満足できず、金属加工の町である新潟三条市で鍛冶職人と共同でクライミング用ハーケン等を作る”株式会社モチヅキ”を設立しました。

 

モチヅキ ハーケン

ハーケンは岩の間に刺し込むこんなやつ

柔軟性のある鍛造ハーケンは高評価を受け、一気に人気になっていったそうな。現在唯一の日本製とのことで、今なお愛してるマニアックな方々もいるみたいです。

クライミングをしないぼくは詳しくない分野ですが、モチヅキと言えばハーケンな印象はあるほどです。

カスケードデザイン

そんなモチヅキ、今は輸入代理店としての印象が強いです。

特にアメリカのCASCADE DESGNS(カスケードデザイン)社の製品が主力と言えます。

カスケードデザイン社の製品はアウトドアマンならだれもが知ってる「MSR・サーマレスト・プラティパス・シールライン・パックタオル」です。

カスケードデザインの創業者であるジョンバローズは、1972年に仲間と一緒に世界初の自動膨張式マットレス(ウレタン入りインフレータブルマット)のサーマレストを開発し、カスケードデザイン社を立ち上げました。

その後、MSR(MountainSafety Research)を買収して規模を広げていったようです。

親会社がカスケードデザイン。その子会社がMSRやサーマレストやプラティパスという認識で良いようです。

BACKCOUNTRY RESEARCH

BACKCOUNTRY RESEARCH
メーカー発のアウトドア情報サイト!アウトドアの基本知識から豆知識、実験やフィールドテストなどメーカーにしか出来ないマニアックな記事を公開しています。

モチヅキが情報発信サイトを新しく設立。

バックカントリーリサーチと、MSR(マウンテンセーフティリサーチ)に似せたネーミングですね。

モチヅキ取り扱い製品の解説やそのギアを使ってフィールドレポ、メンテナンスなどがメインのようです。ホーボージュン、佐藤祐介、小雀陣人など超有名人たちがライターをしてるとこにモチヅキさんの強さを感じます。

モチヅキのnoteで以前読んだサーマレストのサーマキャプチャーのことなども取り上げられてました。高品質な情報サイトで今後も楽しみです。

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2021カタログ

「カタログ2021 [PDF:31.5MB] NEW」が新しいカタログ。

昨年までは、カスケードデザインとMOTコレクションのカタログに分けられてましたが、今年からは統一されました。結果130ページカタログに仕上がってます。

前半がカスケードデザイン(82ページ)、後半がMOTコレクション(48ページ)となっています。

昨年はカスケードデザイン(122ページ)+MOTコレクション(83ページ)=205ページだったのでやや縮小されてます。

カスケードデザイン側は製品素材やブランド紹介ページが縮小、MOTコレクションは昨年はあったガイドの人などへのインタビューが無くなっていたのがボリューム減少の理由かなと思いました。

 

画像出典:モチヅキ

それでもたくさんのブランドがあり、見るだけで楽しいカタログです。超有名から聞いたこともない守備範囲外のブランドまで知れるのがカタログの良い所。

また、アメリカのトップブランドがそろってるカタログだけあって製品写真のクオリティが桁違いです。なんですが、今年は写真枚数少な目ですこし悲しい。

また、紙媒体でもカタログは今年から廃止になりました。

過去カタログ

公式では公開されてないので大声で言えませんが、過去カタログのPDFページが消されずに残ってました。

カスケードデザイン2020(PDF)

カスケードデザイン2019(PDF)

MOTコレクション2020(PDF)

今年と過去モノを比べながら読みたいマニアックな人は参考は参考にしてください。

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新製品

ではカタログを読みながら新製品をチェックしていきます!

順番的はぼくが興奮したランキング順です。

プラティパス

画像出典:モチヅキ

今回一番注目はこれ!

ウォーターキャリー界の重鎮プラティパスから新しい携帯浄水器。

すでにボトル一体型の浄水器”メタボトル”吊り下げ式の浄水器”グラビティワークフィルターシステム”を出していましたが、新作はボトル取付型浄水器

浄水器単体の「クイックドローマイクロフィルター」と1Lボトル付きの「クイックドローマイクロフィルター&リザーバー1.0L」の2種類。

この浄水器のポイントは

・ボトル取付型で軽量コンパクト

・1分間に3Lの水を浄水可能

・振るだけクリーニング

・口広で前後にキャップ付き

ペットボトルなどにつけれるボトル取付型の浄水器で、軽量コンパクトで持ち運びやすいタイプです。

専用のタンクは口が広めで川の水などをすくいやすくなっているのも嬉しい機能。ですが、ボトル取付浄水器で使うならエバニューの3Lボトルが口が大きく開いて使いやすいです。

 

フォイルター単体 フィルター&
リザーバー
価格(税込) ¥4,730 ¥6,050
重量 61g 101g
流量 3.0L/分(圧力有)

値段的に割とリーズナブルで買いやすい。

1Lリザーバー1320円もプラティパスなら別に高くもない金額。

浄水量が1分3Lなのもかなり多め。しかし、詰まるほど遅くなるので理想値が3L/分程度と思うべきでしょう。

似ている浄水器で言えばソーヤーミニSP128(55g)ソーヤーマイクロスクィーズSP2129(53g)が比べたい立ち位置です。

ソーヤーと比べると、別パーツ無しでクリーニング可能で、前後にキャップ付きで、流量が多いのがメリットです。

浄水器を使わない人には大差ない気もしますが、普段から浄水器を使ってる人にはボトル取付型のベストバイになるのでは?と思ってます。

気がかりなポイントとしては、逆から注射器で押し出してクリーニングするソーヤーの浄水器に比べ、ボトルにつけて振るだけのクリーニングの洗浄力が低いのではないかという点です。

まだ情報が少なく、使い勝手まではわからないので発売待ち。

公式動画では形状やクリーニングの仕方を紹介してくれています。質感も良さそうで非常に楽しみです!

 

7/1 発売を確認。Amazon、楽天などで出てきてます。

購入レビュー

プラティパス クイックドローマイクロフィルター

即買いレビューしました。

端的に申しますと「他の浄水器と比べ物にならないほどの爆速浄水。細部も考えられた作り込みで使い勝手も上々。2021時点でベストバイ携帯浄水器と言える製品。」です。

プラティパス=カモノハシ

全然話変わるんですが、Platypus(プラティパス)で検索して、翻訳したりしてました。

Platypus=カモノハシなんですね。

で、気付いたんですけど、プラティパスのボトルに付いてるあの浮遊物のマーク。知ってますかあれカモノハシのマークだったんですね。

マークがあると認識はしてましたが、カモノハシと認識したのは初めてすごい驚いてます。

ちゃんと見ればそうですし、いつも使ってるボトルなのにとすごい驚いてます。

TEPPA

画像出典:モチヅキ

新潟の言葉で“手仕事”の意味を持つ「TEPPA(てっぱ)

モチヅキがある金属の町、新潟三条市のアウトドアブランドです。

グリップしやすそうな鉈4モデルがラインナップしてます。

このTEPPA、去年までモチヅキの名前で販売されていた製品が今年からTEPPAブランドで出てきてる+新製品がある、みたいな認識をしてます。

 

画像出典:モチヅキ

というのも昨年復活して話題になったスノーソーやシェルターステイクなど、モチヅキブランドで出ていたものが今年はTEPPAブランドになっているからです。

おそらく、モチヅキの中の金属製品ブランド「TEPPA」なのかなと思います。

そうしたということは今後もモノが増えるだろうこと、つまりはワクワクがとまんねえってことです。

MSR

今年のMSRはかなり地味でした。

昨年にウインドバーナー出ちゃったのがすごかったので、毎年あのレベルで盛り上がられてもこっちの心臓が持たないので落ち着いてる年があるのもいいですよね。

ガーディアングラビティ

ところで、浄水器マニアやMSR大好きマンな人なら一度は目にしたころがあるであろうMSRのガーディアン

“守護者”の名前を冠するくみ上げ式の浄水器で“米軍が使用する規格をクリア”や”10000Lのフィルター寿命”や”バクテリア・ウィルス除去可能”といった「君の村には水が届いてないのかい?」と言いたくなる無駄なハイスペック浄水器です。

 

画像出典:モチヅキ

そんなガーディアンの吊り下げ(グラビティ)モデルが今年の新作「ガーディアングラビティ」

ロールトップで10Lのタンクから吊り下げで浄水できるという、一生買うことがないであろう浄水器。

それでもオーバースペックな製品に憧れる気持ちは誰しもあるはず。

初代ガーディアンの革新的な技術を採用したこの重力落下式タイプは、地球上のあらゆる場所に大量の飲料水を供給することができます。ホステルからベースキャンプ、原野まで、ミリタリーグレードの技術と優れた流量で、ユーザーをウイルスから守り、飲み水や料理などに使える安全な水を供給します。

引用元:MSR

説明文だけで興奮してくる、一体どこに行くときに使うんだい?な内容が大好きです。

地球上のあらゆる場所で大量の飲料水。蛇口をひねれば水のでる平和な家の中では想像もできない世界があることに顔がにやけてしまいます。

川の水が飲みたくなります。

公式動画の解説してる方、プラティパスの浄水器と同じ方ですね。カスケードデザインの人でしょうかね。

MSR その他

画像出典:モチヅキ

ステッカーがたくさん出ました!欲しいです!

そういえば、MSRって何の略か知ってますか?

そう、ご存じ「マウンテンセーフティリサーチ(Mountain Safety Research)」の頭文字をとってMSRですね。

直訳すると山岳安全研究で、クライミングギアの安全性を研究してできた会社なんです。

そのためか自然界で以上に目立つ赤やオレンジテントが多く、昔からあこがれ続けてるブランドだったりします。

テントを買うお金はない、でもMSRが好き!そんな人にオススメなのがステッカーなのです。そういう話で、ステッカーほしいって話でした。

FIRESIDE OUTDOOR

画像出典:モチヅキ

昨年登場した焚き火台ファイヤーサイドのポップアップピット。

高い燃焼効率と広い平面で魅力的な焚き火台ですが、でかすぎたんだこれが。

62×62×39(高)cmで3.6kgってアメリカンすぎるサイズでした。

そのミニモデル「トレイルブレイザー」が登場です。

30×30×28(高)cmで1.45kg(1450g)としっかり焚き火を楽しめるサイズを維持しつつ、軽量化もしっかりされました。

オートキャンパーならソロキャンで使ってもいいですし、2~4人用の焚き火台としても面白い。

お値段も税込み12650円と高すぎなく、ぶっちゃけぼくが欲しい。欲しい!

outdoor element

画像出典:モチヅキ

ファイヤービナー程度しか知らないアウトドアエレメントの新作「ハンドルドポットグリッパーツール」

ハンドル“ド”のドにツールドフランス的なドを感じます。なんとも強そうな響き。

カタログ写真の解像度が低くてよくわかりませんが、上下分離して、OD缶に穴を開けるツールが付いてる製品のようです。

63gと軽くはないんですが、見た目がカッコいい、だから欲しい!そんな鍋つかみ。

アウトドア製品のオレンジって遊んでるギア感があってすごい好きです。

サーマレスト

画像出典:モチヅキ

今年のサーマレストはかなり地味。

エアマットはサイズ違いが出たくらいで新作はありませんでした。

ほぼ唯一の新作がインナーシーツのスリープライナーです。

フード付きのインナーシーツはちょっとレアかな程度で、特に際立った部分のないシンプルなモノです。

昨年はコロナ禍で各社から登場し、売れ行きも良かったというインナーシーツをこのタイミングでサーマレストが出すことに違和感を感じますが、寝袋があればインナーシーツも欲しいよなあ?程度の製品。

高額で手の出ないサーマレストの寝袋ですが、もっとラインナップが増えたら面白いなと思うので、期待度はあがります。本家アメリカでは出てるんですが、キルトとか日本で出してほしい

森林香

画像出典:モチヅキ

キャンパー大好きなパワフル蚊取り線香「森林香」の新作で「森林香 獣よけ線香」

と思ったらモチヅキ的には新商品ですが、製造元の児玉兄弟商会では数年前から売られているものでした。

通常の森林香とは異なり、トウガラシ成分を入れることで獣よけ作用がある製品のようです。

Amazonのレビューを見ると、「ハクビシンがいなくなった」「猫が寄らなくなった」「アライグマがいなくなった」「人間にも効く」と書かれてました。

クマよけスプレーにもトウガラシ成分を入れてますし、生き物全般に効く成分のようです。

でもさすがにクマよけに期待はできないですよね。

野営をする人は森林香だけでなく、森林香 獣よけ線香を考えるのもアリだと思います。

 

あとモチヅキ関係ありませんが、アース製薬から極太プロ仕様の森林香を追った製品が出てきました。

TRERMACELL

画像出典:モチヅキ

今年の新しいアメリカのブランドTRERMACELL(サーマセル)MR300 ポrtableMosquito repeller

ブタンガスカートリッジ付け替え式の虫よけ機のようです。

本体(MR300)+ガスカートリッジで使うことができます。

取替えセットには、虫よけマット3枚(1枚4時間)とガスカートリッジ1本(最大12時間)が入っています。それで1650円(12時間使える)とかなり高いのが気になりすぎます。めちゃくちゃ高いよね。

持ち運び簡単・肌に薬剤を付けなくていいのが魅力らしいですが、今なら割とあるよねそれ。

ブユ直径1~2m、ユスリカ(蚊)直径4~5mというのも狭すぎない!?屋外だからそんなもの?な絶妙なスペックも不思議。

レビューではガスを使うので飛行機にのせれないのが注意とありました。

アメリカで20年以上の販売実績、29ヵ国で販売とか書かれてます。驚くほど効くのかもしれませんが、にしても微妙な気がする。

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まとめ

新製品が気になるこの時期。

モチヅキさんは無難に幅を広げてきたように思います。

まだ冬で周りは雪な北海道ですが、浄水器が気になって雪とかして食べたくなってきちゃいます。

もう少しで揃ったらカタログまとめ記事も作りますので乞うご期待を!

 

2021年アウトドアカタログまとめもどうぞ!

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コメント

  1. 匿名 より:

    獣避け線香
    しつこい天井裏のクマネズミ撃退に効果ありました
    パッケージのビニールを破っただけで
    これヤべェー奴だってわかります
    人にも効くんで、人よりも犬よりも鼻が良いクマにも効くと思います

    • ぜつえん ぜつえん より:

      コメント頂きありがとうございます!
      おおネズミにも聞くんですね!
      人にも効くというのが獣除け線香の凄さを感じさせます。
      動物の多い場所ではありなきがしますね!