こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
日本最速の紅葉で有名な北海道の銀泉台。
紅葉の時期は交通規制でバスでのアクセスとなりますが、9月末の3日間は自家用車でのアクセスが可能となります。
天気も良くサイコーの登山日和になりそうだったらので居ても立っても居られず銀泉台へ行って、テントで1泊の登山をしてきました。
今回は銀泉台→黒岳テン泊紅葉登山+ニペソツ山テン泊の2本立てで書いていきます。
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コース
今回は表大雪に属する銀仙台周りを1泊2日で、下山後に車中泊。そして東大雪と呼ばれるニペソツ山を1泊2日で登ってくる3泊4日で山を楽しんできました。
図は青線が1日目、緑が2日目となっています。
では紅葉良かったぞーな写真を楽しんでいってください。
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1日目 銀泉台~黒岳石室
銀泉台は登山口ながら数十分歩けばメインの紅葉スポットがあるため登山者だけでなく、観光客も多く訪れる紅葉の名所です。
そのため9月中旬のハイシーズンは交通規制で登山口まで自家用車で来ることができずややアクセスが面倒です。さらに10月からはゲートが閉鎖され冬季通行止めとなります。
その間、今年は9月28~30日までの3日間が自家用車で紅葉を見に来れる貴重なタイミングでした。
今回は、前日夜着で登山口で車中泊し、翌日朝から登ることにしました。
登山趣味と車中泊仕様の車の相性は抜群です→スズキのパレットを車中泊仕様に!ソーラーやDIYベッド等の内装紹介!
1500m近い標高の登山口なこともあり、外気は4度ほどと寒め。
そろそろウェアや寝具で冬の準備を始めないといけませんね。
朝から大勝利の予感しかない晴天と紅葉っぷりです。
ザックは水1Lで14kg+カメラでパックウェイト15kgほど。
ザックは、マムートのトリオンプロ50+7L。
1泊2日では重めですが、1泊を完全に舐めてるので要らないモノを色々持ってきた結果がこれです。
今年は何度も大雪にきてるせいか、夏山テン泊をなめてるところがありますね。
銀泉台が観光地たるゆえんは登山口から1時間弱でこの展望に出会えるからでしょう。
やや赤みは少なめですが、黄緑赤のバランスが良く秋っぽい紅葉でした。
撮るたびに思いますが、紅葉はどう切り取るべきなのかいつも迷います。
赤味があるとキレイですが、色が濃すぎても飽和しますし、光の当たり方でも大きく印象が変わります。
個人的に大雪の紅葉は、この赤いウラシマツツジが好きです。
深紅な赤で濃い緑と合わせてもキレイですし、遠景でも、近景でも映えます。
天気が良ければひたすらに楽しくなってしまうのが山ってやつです。
人も多すぎず、静かな雰囲気の山で、気温も暑すぎず寒すぎず。
個人的には奥の平の先の急登箇所が一番好みの紅葉でした。
周りはハイマツの緑ながら、坂は赤黄に染まり、岩場感もありのフルコース紅葉です。
すでに初冠雪した大雪山系。
陰になる部分は多く雪が残っていました。
大雪山の短い夏が終わり、閉ざされた凍てつく雪山に変わっていきます。
雪の中でもキレイに発色するウラシマツツジが好き。つまりそういうことでしょう。
撮ってきた写真の赤味がすごかったです。
標高2019メートルで昨年の標高年(西暦と同じ標高)の山だった緑岳。
なんと標高が改正され、現在は2020mの山になっています。
おかげで2年連続標高年という珍しい山なのです。
特に登って面白い山でもないのですが、道すがら寄り道するのにちょうどいい山で、記念に登った方も多かった山です。
今年建て替えが行われてる白雲小屋。
ほぼ完成しているようで、ヘリコプターで荷下ろしもしていました。
小屋に泊まることはありませんが、ここのテン場は星がキレイで縦走で泊まることの多いテン場なので整備されるのは嬉しいです。
白雲岳からは表大雪が一望できます。
すでに雲が見当たらず、にやけながら歩くしかない最高の天気。ただ風が強めで寒めでした。
黒岳や黒岳石室、桂月岳の方向です。
緑が多いからか、斜面が岩だからか紅葉感は少なめ。
要らないモノは背負いけど、水は背負いたくなかったので途中の沢で浄水。浄水器はソーヤーミニです。
黒岳石室のテン場に到着。
テントはモビガーデンのLIGHT WINGS DAC UL1。約1.3kgと軽量さとアウトポールでの圧倒的な設営の速さが魅力です。→【設営3分!?】MOBI GARDEN(モビガーデン) LIGHT WINGS DAC UL1をレビュー!
今年3度目のこのテン場ですが、日本語を話せる中国人がテント泊してることがすごい多いです。なんなんでしょうね。
マットはプリマロフト入りでR値5.0のJR GEARエアマット。フルサイズで重いですが圧倒的なコスパが魅力。
今冬はこのマットに命を託す予定で、そろそろ試運転を始めていきます。→コスパ抜群JR GEAR(ジェイアールギア) プリマロフト入りマット!
お昼寝してから晩御飯。
ソロで使うクッカーでもないのですが、提供して貸していただいてるファイアメイプルのアイランドを持ってきました。
ヒートエクスチェンジャー付き深型クッカーに蒸し調理のできるスチーマーがついたかなり変わったクッカーです。
今回は、ラーメンを作りながらその蒸気で肉まんとシュウマイを蒸し上げる作戦です。
クッカーの上にスチーマーを載せて、あとはお湯を沸かすだけ。
弱火でぐつぐつさせるか、沸騰後に火を止めるだけです。
完成だぜっ!
茹でと蒸しを同時にできる+面白いのが魅力です。
ミニカップが2つ入ってるのでマグカップも削ることができます。
が、ソロには大きすぎてデュオ以上で使いたいクッカーだなというのが感想。面白要員としてはかなり優秀です。
タイムラプスを撮りながらテント全開で移りゆく風景を見てたら日没。
寒いと虫がいないのでテントあけっぱなしにできるのは快適です。
満月期で雲も出てきて星はこの程度がマックスでした。
気温は予報では5度くらいですが、テントがフルメッシュ+寝袋がモンベルのハーフレングス#3でやや寒さがありました。この程度なら気持ちのいい寒さだなぁと思いながら眠りにつきました。
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2日目 黒岳石室~銀泉台
黒岳まで日の出を見にお散歩。テン場から15分ほどで眠気冷ましにちょうどいい距離です。
しかし雲が多めで日の出はなし。そんな日もあるよね。
仕方がないので帰り道にウラシマツツジに恋してます。
焼けるような赤さと岩場にも生えるたくましさに恋焦がれます。
サクっとテントを撤収し、お鉢巡り。の寄り道で北鎮岳。
北海道で2番目に標高の高い山です。
朝が嘘みたいに晴れてきました。うそでしょ。
大雪のお鉢は何度見ても広大です。
一体どうやってこの地形ができたのか。夢のある地形です。
2日目はサクサクと下山です。
同じ個所を歩くので体感は早く感じます。
サクッと第一花園まで。
この辺りから観光客がわーっと増えていて驚きました。
20人いるので抜いてってくださいって。つらたん。
足早に駐車場まで下山。
登る前とは違う場所に見えるほどの車の数。
観光バスも何台も止まり、ごった返してました。
翌日からは銀泉台は閉鎖です。最後のラッシュなのでしょうか。
距離は割とありましたが、標高差は少なめで比較的楽な山行でした。
おまけの釣り
せっかく大雪まで来たのだから、するしかないだろう釣りをっ!と、手ごろな渓流に突撃。
いつもはテンカラですが、今年から安いタックルでフライも始めてみました。
アメマス、オショロコマ、ニジマスが多めでした。
渓流釣りとハンモックの相性は中々いいと思ってて、渓流と紅葉の相性もいいと思ってるわけで、つまり最高なわけです。
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ニペソツ山
釣りも終わってから峠で車中泊。
翌日は雨予報ですが、夜はいい天気で。
1日目
いざニペソツ山へ。
天気が悪い予報なので、軽量化。
30Lザックに、ベース6.5kg+水2.5L+食料500g+カメラ1kgで10.5kgほど。
削れば削れるなぁという感想。カメラ削れば10kg以下も余裕ですし、ザック、テント、マットは数キロ削る余地もありますね。
ザックは長く使っているミレーのプロライター30L。
クライミング系の一気室で外部ポケット無しのシンプルさと細身で堅牢な作りが魅力のザックです。
堅牢といってもほんとに強すぎてかなり雑に使ってますが、まるで寿命が来ないため買い替えれない相棒です。
底や表面は生地が薄くすり減ってきて、内部が少し加水分解気味になってきてますが、全体的にはまだまだ元気でミレーのザックの強さを思い知らされてます。さすがです。
水気の多いニペソツ山はかなりぐちゃぐちゃで、もう、帰る?って思いながら登ってました。
ローカットで来たのを後悔するドロドロっぷり。
ザックが軽いと速度が速くコースタイムの50~60%のタイムで歩けてしまいます。
楽なのはいいですが、適度に負荷も欲しいのでテン泊はある程度重いほうがいいですね。
薄い雲が高層にあり、展望はありますが、青空は無し。
1600メートルあたりの展望スポットからの紅葉が真っ黄色で良い感じでした。
寄ると赤味もあって立体的で幻想的な景色です。
そしてウラシマツツジも健在。
サクッと登り切り前天狗にテント設営。
ニペソツ山を眺めながら泊まれる大好きなテン場です。
時間に余裕があるので、ザックを空にして水と食料だけ入れて山頂へ。
本当にカッコイイ山。サイコーです。
キレイな稜線ですが、300m近く登り返すコースは割と過酷。カッコいいから許せますけど。
山頂はごつごつとした岩場。曇天ながら周囲の展望が広がります。
人も少なく、4人としかすれ違わず、独り占めの山頂を食パンむさぼりながら満喫しました。
帰り道にナキウサギ。
標準ズーム+トリミングでギリギリサイズです。
テントに戻り晩御飯を食べてる間にどんどん雲が上がってきてしまいました。
夜は雨予報なので、引きこもりです。
荷物が少ないと荒れにくいテント内ですが、狭いテントなだけに分厚いエアマットを入れると道具があふれかえります。
日没前からぽつぽつと雨が降り出したので電子書籍で植村直己の「青春を山に賭けて」を読みながら眠りにつきました。
2日目
明るくなるころには雨がやんでくれていました。
昼前まで降る予報で、雨の中の下山は嫌だなぁと思ってたので嬉しい誤算。
雲から見え隠れするニペソツ山、否、ニペソツ様に別れを告げてサクサクと下山しました。
ウェア
アンダー:モンベル スーパーメリノウール LW
シャツ:モンベル ウィックロンT
フリース:モンベル トレールアクションジャケット
インシュレーション:モンベル ULサーマラップジャケット
レインウェア:モンベル ストームクルーザージャケット/サンダーパスパンツ
グローブ:防寒テムレス
バラクラバ:ファイントラック メリノスピンバラクラバ
防寒帽子:AEGISMAX ダウンバラクラバ
靴(銀泉台):サレワ クロウGTX
靴(ニペソツ山):サロモン XA PRO 3D GTX
まとめ
積雪前の高山は閉める時期になってきました。
それとともにキャンプはベストシーズン、低山も快適に歩けるシーズンとなります。
四季を通じて、自然を楽しめるアウトドアマンになりたいものです。
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