こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
食事を取るために最も重要なのはお湯だと思ってます。
お湯を沸かせるなら火を起こす必要すらありません。
車中泊中の車内で火器を使うのは危険が付きまといます。
ポータブル電源やサブバッテリーが普及する昨今、車中泊で使うべきは火ではなく電気であると、おひとり様用電気ケトルであると主張したいのです。
今回は300W出力のタンブラー型の小型ソロ用電気ケトルを紹介します。
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Focustar 電気ケトル
Focustar(フォーカスター?)という聞いたことのない怪しいブランドの製品。
発送はAmazonですが、販売者は中国住所とよくあるやつです。
の割にオフィシャル感強くて、中華小型電気ケトル界では比較的上位な存在にいそう。
PSE認証(日本の電気製品の安全性を示すマーク)はついてました。
にしてもレビューの数とかサクラ感がすごい。
ロゴ違いで似た製品も多く、どれも怪しいです(笑)
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スペック
サイズ | Φ88×215㎜ |
容量 | 350ml |
消費電力 | 300W |
重量 | 約600g |
実測重量 | 本体+フタ:408g 本体:346g フタ:62g コード:71g |
素材 |
304ステンレス鋼
|
機能 | 空焚き防止 |
重量のカタログ値と実測値が違いすぎて笑っちゃいます。はるかに軽い。
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見た目
カラバリは4色、可愛い黄色を選びました。
マットな質感でオシャレ。
付属品はコンセントのみ。
容量350mlですが、サイズ的にはやや大きめで500mlの保温タンブラー程度。
逆台形で下が細く、上が太い形状の六角形。
太さ的にはつかみにくく、形状的に丸よりははるかにつかみやすいですが手の小さい方や女性では持ちにくそうです。
素材的にもやや滑りやすい。
隣にあるのはモンベル アルパインサーモボトル500ml。
背は低いですが少し太め。
背面には伸縮性のあるシリコンバンド。
下部にはシリコンキャップ付きのプラグ差し込み口。
開けると有名なネズミのような差し込み口が出てきます。
底はウレタン系の素材でやや滑りにくい。
溝は何に使うんでしょうか。
蓋には小さな穴と、沸騰させる時に開けるシリコン弁キャップ。
シリコン弁の中央側は固定されていて、手前を引っ張ると外せます。
圧が上がって危険なので沸騰させる時は必ず開けておきます。
蓋は約90度回転させれば開けれるため開閉は楽。
内側にはパッキン。着脱が大変ですが洗うこともできます。
SUS304ステンレス製。
満水手前にMAXの表示があり、ここで実測でもほぼ350mlでした。
写真で表現できませんが、底が外見より浅いため底部に機械が入ってるのでしょう。
ボタン。スイッチ。電源。
やや深めのクリックで、転倒などで間違って押されてしまうことはありません。
コンセントは約80cmと少し短め。
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使い方
使い方は簡単
1.フタを開けて水を入れ、フタを閉める
2.フタのシリコン弁を開く
3.コンセントに繋ぐ
4.電源を押す
だけです。
10分弱でカタカタ、グツグツと音が鳴りだしたあと、シーンとなればお湯です。
空焚き防止機能が付いてますが“電源スイッチがオン中に沸騰すると停止”という機能。
言葉で説明すると難しいですが、スイッチのオンオフは自動で変わらず、中の湯の温度で電源がオンオフされます。
電源オン→沸騰→自動オフ→時間が立って湯の温度が下がるとオン→繰り返し
という挙動をします。
そのため沸騰後に追い炊きしない場合はスイッチでオフにする必要があります。
ただし、オフにし忘れても空焚きにはなりませんよ、という機能。
おそらく中に温度計が入っていて〇度以下になったら〇度まで加熱、みたいな機能なのでしょう。
スイッチオンで青く光ります。
空焚き防止機能がわかりにくいのは、沸騰するとスイッチはオン(押された状態)なのに、青ランプは消灯して加熱もオフになること。
沸騰時にスイッチもオフ状態になってくれたら嬉しかったです。
沸騰時間
「5分急速沸かし」が製品特徴として書かれています。
画像には「5-8分沸騰」と、まあそんなものなのでしょう。
水温や標高や外気温に左右されるはず。
外気温を変えて測ってみましょう。
気温 | 沸騰時間 |
12℃ | 8分50秒 |
-6℃ | 9分50秒 |
-14℃ | 10分10秒 |
大体9分前後でした。
もちろん寒いほうが遅い結果ですが、外気温もあまり関係が無さそうです。
沸騰速度は消費電力だと思うので300Wだとこのくらいなんでしょう。
沸騰温度は85-90度位。
グツグツまではいかず、ふつふつ程度です。
用途にとっては少し温度が低いこともあるかも。
消費電力
消費電力は定格300Wですが、BLUETTI EB70Sで見ると230-240Wの間でした。
350mlを沸騰するのに10分で計算してみます。
沸騰回数 | 消費電力 |
1回(350ml) | 40W |
6回(2.1L) | 240W |
12回(4.2L) | 480W |
18回(6.3L) | 720W |
30回(10.5L) | 1200W |
1回沸騰させるのに約40W消費、10回なら400W、30回なら1200W程度の消費電力な計算です。
ポータブル電源換算すると、716WあるBLUETTI EB70Sで17回(約6L)程度沸騰させることができます。
車載12V100Ahの1200Wバッテリーなら約30回です。
実際にはDC→ACの変換ロスで約8割程度になるはずですが、大体その程度。
小型ポータブル電源でも10回程度は沸騰、中型なら15-20回程度、中大型で20-30回程度です。
1泊2日の車中泊なら350mlを3-4回沸かせれば食事も済ませられますし、暖かい飲み物を作ることもできます。
車内でガスを使うよりも安全にお湯を沸かすことが出来るためポータブル電源を持っている人には勧められます。
活用方法
ぼくの使い方。
湯沸かし専用に
基本的には湯沸かし専用として考えています。
保温力のあるタンブラーとしても使えますが、水以外を入れると洗う手間が出てくるからです。
・お湯を沸かす→保温用モンベルアルパインサーモボトルに移す
・お湯を沸かす→食事や飲み物で消費する
のどちらかで運用しています。
アルファ米+レトルトカレー+スティック飲み物
最も多用してるアルファ米を食べる時の方法。
電気ケトルでお湯を沸かす
→アルファ米にお湯を注ぐ(160ml)
→残り湯にレトルトカレーを入れてフタをする
→15分後にカレーをアルファ米にいれ、残り湯(190ml)でスティック飲み物を作る
という使い方。
カップ麺なら1食がギリギリかお湯少なめで、作ってる間に少なめの水で飲み物用を沸かす使い方ができます。
今まではスーパーで1食100円以下のレトルトカレーやハヤシライスなどを食べてましたが、1食200円位の少し良いカレーを覚えてしまいました。
わずか100円ですが、2倍の価値があるカレーは美味しい。
もう100円には戻れないし、300円や400円のレトルトカレーが選択肢になる日も近そうで辛いです。もっとブログネタにもならないような食生活で生きていきたい。
湯切れ
ケトルや鍋で決して無視できない湯切れ。
果たしてこの電気ケトルの湯切れは。
とその前にフタの話。
沸騰させる時に必ず開けておくフタのシリコン弁。ここからお湯を出すこともできます。
ただし、沸騰後一度もフタを開けてないとほぼ出てきません。
フタを開けないといけない欠点ではありますが、湯沸かし中に転倒させてもほぼお湯がこぼれないメリットでもあります。
個人的にはそのメリットが大きいです。
さて、湯切れは良い感じです。
大きく口が開くためドバドバは問題無し。
ちょろちょろも少し不安ながらできます。
が、たまに垂れてグレーのフチまで流れてしまいます。手には掛からないので火傷はしなそう。
湯温的に低いのも問題ですが、コーヒードリップには不向きですね。
車で使う電気ケトル的な話
長く車内で使える電気ケトルは探してました。
一番のネックが消費電力。二番目に容量と形状でした。
一般的に熱を使う電気ケトルは消費電力が高く、その分早く沸きますが1200Wとかは論外。
700Wならギリギリ許容できなくもない範囲、程度です。
ポータブル電源なら500-800Wは出力できるためあまり問題ありませんが、メインの車載インバーターは400Wです。
そのため、消費電力300W程度で300-500ml容量の電気ケトルが欲しくて探していました。
エレコムマグカップはスープなどの調理を想定して多機能さが無駄でやや高額。
他の電気ケトルは自宅用で持ち手や注ぎ口付きなど不必要な機能が多いと感じてました。
自分には湯沸かし専用で小さめでスタイリッシュなのが好ましい。
となるとFocustarタイプのタンブラー型電気ケトルが自分の用途にマッチしていました。
という選び方をしました。
車載スペース、消費電力、水の容量で自分に適したモノを選びましょう。
火を使いたくない車中泊におすすめ
ポータブル電源が一般的になった今、多くの人におすすめのおひとり様用小型電気ケトル。
車内で火を使うのは危険度が高いため、使わずに済むに越したことはありません。
ポータブル電源や車載サブバッテリーを積んでる方は電気ケトルおすすめですよ。
まとめ
アウトドアでポータブル電源を使うなんて(笑)・・・という自分もいれば、車載ソーラーパネルやサブバッテリーを積んだりと電子機器が好きな自分もいます。
そんなジレンマに苦悩するのはとっくにやめててアウトドア×電子機器の楽しみ方を探してたりします。
やーポータブル電源は本当に便利ですね!
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