こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
夏の車中泊を快適するアイディアが「窓にUSBファンを付ける」です。
車検を機会に増設+USBファンシステムを変えてみました。
簡易的なモノは良く出てきますが、ガチガチ車中泊仕様の車で、サブバッテリーから電源を取ってる人は少ない印象でした。
あとパワースライドドアの内側に仕込んでる人が少なかったのでその辺りです。
今回は車中泊車の窓に2連USBファンを4個付けて8連USBファンでガンガン換気マンになったDIYの話をしていきます。
スポンサーリンク
以前のUSBファン
スズキのパレットを車中泊仕様にして数ヶ月旅をしたり、日常的にも車内で寝ることの多い生活をしています。
今までは車の進行方向の左後ろの窓にプラダンベースでUSBファンを取り付けていました。
パソコン用の12cm2個セットのUSBファンを2個付けて、合計4個にしてました。
換気よりも扇風機的な役割を持たせるために外から内に空気を取り入れる向きで付けていました。
付けたままでも良かったのですが、改良したくて車検時に取り外して、作り直したというのが今回の流れです。
スポンサーリンク
USBファンシステムの想定
以前は左後ろが2連2個で4個だったのに対して、今回は左後ろ2連2個+右後ろ2連2個で合計8個のファンにアップデートすることにしました。
そして今までは取り入れだけでしたが、片側を取り入れ、片側を排気にすること車内に空気の流れを作りより効率的に換気できるようにしてみました。
改良と言うことでさらに2点。
・今までプラダンだったのをベニヤ+プラダンにすることで強度を出せるように。
・スライドドアの内側に配線を隠すことでスマートに+配線が噛まないように。
を取り入れました。
では作っていきます。
スポンサーリンク
USBファンをベニヤに取り付け
窓枠に付けるため軽い+安い=薄いベニヤをホームセンターに見に行きました。
写真は3.7mmラワンベニヤですが、実際に使ったのは2.5mmラワンベニヤ。1枚750円位でした。
窓のサイズを採寸するために段ボール。
窓ガラス、枠の黒いゴム、金属フレームがあるんですが、理想は黒いゴムの中にはめ込めるサイズだと思います。
ただ、技術的にその形でベニヤを切ることができなそうなので、黒いゴムの外側サイズで合わせることにしました。
あとはテープで黒いゴムか外側金属フレームに張り付ければいいという判断です。
というわけでベニヤをカット。
一発で上手くいかないので大体でベニヤをカット→合わせる→はみ出た部分をカットの繰り返しで切り出しました。
1枚できれば反対側はこの型通りでいいので楽ちんです。
ちなみに、後部座席の窓は全面塞いでもそのまま車検に通せます。
ただ全面で付けると光が入ってこないし風景も見えないので、後ろに人が乗る場合は下半分開けて窓を出すのもアリです。
この板に12cm径の2連USBファンを2個で、合計4つ横並びに付けていきます。
片側のUSBファンは以前から使ってたお古で、風量調整ができず、USBを刺すことでしかオンオフできない不便なタイプです。
反対側に付ける分を2個追加で購入しましたが、そちらはUSBケーブルに3段階の風量調整がついていてオンオフもできるタイプです。今から買うならそちらがオススメ。
「USBファン 12cm 2個」で検索して一番安いやつで良いでしょう。
USBファンにネジで付けられてる網を使ってベニヤを挟み込む形にします。
ざっくり採寸してカットしていきます。
USBファンよりも少し小さ目、10cm位で切り出し、ネジの部分に穴を開けておきます。
虫が入らないように蚊帳を挟みこむように固定していきます。
外側から、USBファンの網→蚊帳→2.5mmベニヤ→USBファンという構成です。
はい、できたー!簡単だぜっ!
USBファン取付時に風の向きがインかアウトか間違えないようにだけ注意です。
ちなみに、この窓枠にUSBファンを埋め込む場合に100均強力磁石を使って後から付け外しできるようにしてる人も多いです。
ぼくの場合はつけ外しはしない、がっちり固定されたほうが嬉しいという理由からネジで止めてしまってます。
窓枠に合わせてみて、外から見て見ると・・・ダサイ!
ベニヤはいいんだけど、蚊帳の切り方が雑過ぎて本当にださい。これはひどい。
というわけで黒いプラダンを買ってきて、外側から取り付けました。
ベニヤよりもカットが楽で加工しやすくて楽です。
取り付けてみると、これ木無しでプラダンだけでよかったのでは?という気持ちもありますが、まあいいでしょう。
1個作って雰囲気わかったので2個目も作っていきます。
2個目
2個目になるとすぐできます。
プラダンも先にカットして置けば手間が省けました。
1個目は「プラダン→USBファンの網→蚊帳→2.5mmベニヤ→USBファン」でしたが、
2個目は「USBファンの網→プラダン→蚊帳→2.5mmベニヤ→USBファン」として、プラダン、蚊帳、ベニヤを全て挟み込む形にしました。
新しく買ったUSBファンなので風量調整リモコンがついてます。これを良い感じに固定することにします。
プラダンを取り付けて配線を隠しつつ、リモコンを固定して。
こんな感じになります。
またモバイルバッテリーではなく、サブバッテリーから電源を取りたいのでUSBケーブルを延長します。
USBファンから出る2本のケーブルを1本にまとめるUSBケーブルと延長USBケーブル3mを接続します。反対側も似た仕様です。
これも安いモノなら何でもOK。速度も必要ないのでUSB3.0ではなく、USB2.0の安い細い線でいいでしょう。
窓枠への固定は両面テープで黒いゴムに固定しようと思ったのですが、強力な両面テープは高いからびびって安心と信頼のダクトテープで固定しました。
見た目はダサいけど、まあ自分しか使わないしね、安いし。いいよね。と納得。
納得しましたが、ダイソーに行ったら1.5メートルの強力両面テープが売られてたので2本買ってきて両側の固定ができました!100均クオリティ!さすがだぜ!
風量調整リモコン無しの側にはUSBハブで2本の線をまとめてます。ここにUSB延長コード3mを付けてます。
というわけでこれで窓に取り付けUSBファン完成です。
モバイルバッテリーで運用するなら2本を纏める必要もなく、ここにモバイルバッテリーを入れるコーナーをプラダンなどで作ればOKです。
両面テープ高いよ買えないよ。と思った3M超強力両面テープ。
スポンサーリンク
スライドドアの内張り剥がし
モバイルバッテリーではなく、サブバッテリーまで延長したいので延長USBを使ってるわけです。
サブバッテリーとUSBボックスはトランク側に置いてあり、そこまで配線を伸ばす必要があります。
車中泊する軽自動車で窓にあるUSBファンのケーブルを車内に取り込むハードルの高さはスライドドアということ。
コードが外側むき出しではスライドドアの開閉時にコードを挟んでしまいやすいからです。
それを防ぐためにスライドドア内にコードを隠す方法の解説です。
内装剥がしになるので、内装剥がしツールがあると便利で、ぼくが使ってるのでこれ。
車中泊車をがっつり作るなら必須なので数個入りを買っておくと良いです。
調べたら同じ値段で配線通しや検電テスター付きのモノもありました。
配線通しはあるセットは良さそうです。
スライドドア外し
パネルを外していくのに、まずはドアノブを外します。
少し引っ張ると銀の金属パーツが見えます。これを外すのが一番大変です。
内装剝がしツールの細いやつを使って頑張って外します。
こんなパーツが入ってます。
飛ばして無くさないように注意。
これが取れればドアノブが外れます。
あとは内装剝がしを使ってパネルを外していきます。
1回も外したことが無いとやや硬いですが、慎重にいきましょう。
外れてきたけど窓のレバーに付いた配線がひっかかってます。
この刺さったコードを抜いてあげればドアパネルを外すことができます。
パネル取れました。
6カ所にパッキンが入ってます。
パッキンが入ってるうちに上手く内装剝がしを入れることで上手に外すことができます。
ドアパネルの中はこんな感じになってます。
配線が何本も伸びてて、それに合わせて車内に持ってきたいところです。
見切れてる下の黒いボックスがスライドドアに対応する蛇腹ホースが収納される場所で、配線はそこに集結してます。
スライドドア内に配線
イメージとしてこんな感じに窓枠から車内まで延長USBケーブルを持ってきたい。
が、この黒いボックスを完全に開けることができなかったので、中に通すのは断念。
何カ所か開けることができたので、隙間を使って配線しました。ドアに干渉しないようにできれば何でもOKです。
挟み込むように通せた。
この黒いボックスから出ている蛇腹ホース。
中は通せなかったので外側をずれないように結束バンドで固定して車内までUSBケーブルを持ってきます。
ドアを何度か開け閉めして挟まない、たるまなければOK。
あとは同じ手順でドアパネルを戻せばOKです。
邪魔にならない位置からUSBケーブルを挟んで出してきます。
説明の行程で入れ替わりましたが、ドアパネルを外して配線を通す→窓枠USBファン付ける、となります。
ぼくは窓枠USBファンを作る→ドアパネルを外して配線を通す→窓枠に付ける、で行いました。
そして残った配線を車内に取り込みます。
車内を配線
パレットは後部座席を仕舞えるのですが、仕舞うのと起こす中間で固定して配線します。
といっても難しいことは無く、椅子をずらした時に挟まれないように内装の中を通していくだけ。
この時に配線通しかハリガネを使うことで一気に通すことができます。
車中泊erにとって安心と信頼のエーモンです。
逆サイドまで持ってきたら後部座席の壁内を通してバッテリースペースへ持ってきて完了です。
ちなみに片側はUSBファンにオンオフが無いので別売りのUSBオンオフ装置を挟みます。
これで完成です。
窓にベニヤを合わせて、USBファンを付ける。
スライドドア内張りを外してUSBケーブルを通す。
後部座席下をUSBケーブルを通す。
という話でした。
軽自動車でサブバッテリー運用してる人は少ないと思うので、窓にモバイルバッテリーを付けちゃうのが楽だと思います。
スライドドア内も思ったよりも簡単に通せるよと言うことが分かればできることは増えるかなと思いますのでぜひどうぞ。
まとめ
ほんとは窓枠にソーラーパネルを仕込んで、その発電でUSBファンを動かす仕組みを考えていたのですが、その場合はバッテリーをどう仕込んでいいのかわからなくて断念しました。
内装を剝がしたり、内装に穴を開けるようになってくると車中泊が一気に面白くなってきます。
完全に車遊びで、そんな遊べる車のことをぼくは「大人のオモチャ」と呼んでます。



スポンサーリンク
コメント