こんにちわ、ぜつえんです!
雪が降ったらスノーシューを使いたくなってしまいます道民です。今シーズンこそはスノーシューデビューがしたい!という人も多いのではないでしょうか?
ぼくは冬はスノーシューを履いてスノーシューバックパックキャンプをして遊んでいます。
雪の上を自由に駆け回ることのできるスノーシューハイキングは初めてでも簡単に使うことができるため最近は雪遊びの定番となりつつあります。冬のキャンプ場でのアクティビティにも最適なスノーシューです。
スノーシューはアトラスに限らず、MSRやTUBBSやDOD等いろんなメーカーがあります。
今回はモンベルが取り扱いしているATLAS(アトラス)のスノーシューを紹介します。
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ATLAS(アトラス)について
アトラスは北米のスノーシューメーカーです。
雪の多い北米の土地に合わせた比較的大きめのモデルが多いです。
独自のサスペンションシステムが特徴的で斜面や平地でうまくフィットし前後に反発して歩行をサポートしてくれるだけでなく、左右のブレにも対応するため足首をしっかり保護してくれる画期的な作りになっています。
また山岳用のスプリングローデッドサスペンション(SLS)と平地用のライトライドサスペンション(LRS)の2種類のサスペンションがあるためそれぞれのフィールドにマッチした動きをしてくれます。
アトラスのスノーシューはモンベルが輸入から販売をしているため広く出回っています。
モンベルでは店舗によりますがスノーシューのレンタルもしていてレンタル後にもらえるクーポン券を使って対象のスノーシューを購入すると3500pのポイントバックがあります。一度試してから購入できるのでオススメの仕組みですね。
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現行モデルの話
この記事は2018年のモノを紹介していて、現行品はフルモデルチェンジ済みです。
なので2021-22年の現行モデルの話も少しだけ書いておきます。
現行モデルはこの6種類。
レンジシリーズ→外周フレームにレール状に刃が一体成型された今までのアトラスとは一変するフラグシップモデル。トラバース性能や硬い雪面へのグリップ力が上がりMSRのライトニングシリーズのように標高の高い山でも登れるシューに仕上がってます。
ヘリウムシリーズ→樹脂製デッキを使って軽量モデル。他社比でもかなり軽量なスノーシューに仕上がってます。軽量性重視な短時間日帰り登山や背負って降りるバックカントリーにも向きます。ただ耐久力やクランポン(底の刃)は弱め。あと横の刃が若干内側に入ってるため硬斜面のトラバース性能が低めと言われてます。
どちらも用途で選びわけるものです。
さらにそれぞれMTN・BC・TRAILの3種類にわけられてます。
MTN(雪山向き):しっかりしたクランポンと回すだけで固定できるboaシステムバインディング
BC(スノーボード滑走向き):収納時に重ねて平らに収納できるバンドバインディング
TRAIL(廉価モデル):値段が安いスノーシューエントリーモデル
用途に合わせた3種類ですね。
最後に22や26インチというサイズもあります。
が、よほど荷物や体重が重い人以外は22or23インチが取り回しやすいです。
深雪地域や用途がはっきりしてる人は26や30インチを選ぶのもありです。
というのが2021-22年のアトラス事情。かなりシンプルでわかりやすいラインナップになりました。
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アトラスのスノーシューのこと
ここからは2018年モデルまでの話で、現状とは異なる部分もありますのでご注意を。
アトラスのスノーシューは大きく2種類に分類できます、山用とハイキング用です。
特徴として山用は広い範囲で刃があり滑りにくいです。ハイキング用は刃の数が少なく装着が容易なものが多いです。
刃が多く滑りにくいモデルならすべてのシーンに対応できますが、値段が上がるのと滑り降りるような楽しみがしにくくなります。
平地や森林ハイキングでは多少滑り落ちるくらいが楽しいです。
アトラスは名前の最後に数字がついていますが全てそのインチの長さがあります、という意味です。1インチは2.54cmなので「スピンドリフト22」だと22×2.54=55.88ですが、56cmとなります。
長さが大きいほうが雪に沈みにくいですが、重量が重くなり長くなるため取り回しはしにくくなります。
全部に適合荷重が表記されてますが、登山での使用だと体重+荷物の重さですが、ちょっとしたハイキングなら荷物無しで体重のみです。
身体が大きく体重のある方なら山用でも25インチくらいあって良いと思いますが、登山では結局沈むので取り回ししやすい22インチがベストだったりします。
逆に積雪の多い平地メインで楽しくハイキングしたい方は25~30インチの大きさが歩いていて楽しいです。
女性用モデル
アトラスには6種類のエレクトラという女性用モデルがあります。
すべて23インチと取り回しのしやすいサイズになっているのが特徴です。また、若干スリムな作りになっています。
浮力が少し落ちているだけなので小柄な男性や子供が使うのにも向いています。
余談ですが、アトラスというのはギリシャ神話では巨人として描かれていますが、その娘の名前がエレクトラです。
そこからとってるのではないかと思われます。
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選び方
スノーシューを選ぶ時の一番は何に使うかというシチュエーションで決まることになるかと思います。
そのシチュエーションで使う時に必要な機能のあるものを選ぶ、ということですね。
どんなシチュエーションがあるか
バックカントリー
バックカントリーで使用の場合は斜面に強いこと、コンパクトにたためる必要があるのでPACKFLAT搭載モデルが望ましいです。そうなると山岳用のスピンドリフトかアスペクトかエンデバーが選択肢なります。
取り回しがよく軽量なスピンドリフト
24インチだが高い浮力のアスペクト
素材のグレードを落としてコスパをあげてるエンデバー
22か25か24か28かというサイズは行く山域で決まるかと思います。積雪の多いニセコ辺りは25でも楽しそうです。基本は小さいサイズで問題ないはずです。
低山ハイキング
冬は低山ハイキングがメインだよ、という方の場合はどのモデルでも大丈夫です。
最低限斜面を登るとき有利なヒールリフトは欲しいのでランデブー以外ですね。
低山で色んな山に行く方なら山岳モデルで重ねて収納でき、コスパの良いエンデバー24を、つけ外しを楽にしたいならセレート25がつけやすいです。
山だけでなくキャンプや森歩きでもよく使う方ならboaバインディングでつけ外しが楽なストラタス25かツリーライン25がオススメです。
キャンプでスノーシューハイキング
山には行かないよ、ほぼキャンプや森歩きだよって方にはつけやすさと歩きやすさでboaバインディングのツリーライン25が快適です。
コスパ重視で森を道なき道を歩いてバックパックキャンプに行くような方なら、ヒールリフトなしですが浮力が高く軽量なランデブー30も楽しそうです。
オススメの4モデル
スピンドリフト22
やはり外せないのがアトラスのフラグシップモデル「スピンドリフト22」ですね。
登山やバックカントリーで使うなら間違いないです。去年のモデルチェンジでMSRのライトニングアッセント22に対抗できるくらいの作りですし、重量も200gほどスピンドリフトのほうが軽いんです。
かかと辺りが細身になっているので取り回しやすく歩きやすくなってます。少し浮力が落ちてる理由でもありますが。
またアトラスのSLSは足の動きに追従して動くため斜面のトラバースで足首が楽です。
強いて欠点を言うなら黒ベースなので雪の中で若干地味というところくらい。
エンデバー24
山岳モデルできっちりとクランポンもついているエンデバー24は登山メインの方でコスパ重視の方向けモデルです。
デッキ部分が樹脂素材でできているため傷がつきやすそうなのと強度が心配ですが、安さには変えられません。スピンドリフトに比べて足の裏の横向きのクランポンがないので斜面に少し弱いですがこれで登れない斜面もなかなかないはず。
スピンドリフトはちょっとお高いけど山用が欲しい、と言う方にオススメのモデルです。同じ金額で28インチもありますがちょっとでかすぎて普通の登山なら取り回しが大変になってしまうと思いますので24が無難です。
樹脂素材で少し質感が安っぽく見えるのがマイナスポイントです。
ストラタス25
boaバインディングというくるくる回すだけのシステムを採用してるストラタス25です。圧倒的な装着の早さが魅力です。
このモデルを選ぶ方は、登山がメインじゃなく、キャンプ~ハイキング~登山まで幅広く何にでも使いたい方に向いています。
色んな靴に合いやすく、手軽に使えるので思い立ったらすぐに装着してフィールドに飛び出せる足取りの軽さストラタスです。
ゆくゆくは冬の登山、と考えてるスノーシュー初心者の方にオススメです。
ランデブー30
アトラスの入門モデルで唯一のヒールリフトがついてないのがこのランデブー30です。
平地歩きに特化しているためコスパが良く、とても軽量にできています。
また30インチは浮力がとても高いためスノーシュートレッキングを楽しむのに最適です。
登山には使わないけど、森歩きやアニマルトラッキングをしてみたい!という方にオススメです。はじめてのランデブーが楽しめますよ!
【番外編】カッコよさで選ぶなら
アスペクト24
忘れてはいけないスノーシューはカッコいいということを。
というわけで性能もすべて無視でぼくがアトラスのスノーシューで一番かっこいいと思う青い金属フレームがかっこいいアスペクト24です。
スピンドリフトが出る前はフラグシップだったので性能も文句なしです。
デッキが広く24インチなのにスピンドリフト25よりも浮力が高いのが特徴です。
山岳モデルカッコよく決めて浮力も求める、って方にオススメです!
まとめ
スノーシューは純粋にカッコイイので所有欲が湧いてきます。なので山用平地用の何種類かで迷ったときの最後の決め手が見た目、というのもありだと思います。
雪で真っ白の中でのお気に入りのスノーシューを雪に突き刺して写真を撮るのも楽しいです。スノーシューに関しては見た目も重視すべきだと思いますよ。
2021-22年はフルモデルチェンジしてレンジ(フラグシップ)とヘリウム(軽量)という2種類になりました。
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