こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
登山をされる皆様、ココヘリというサービスはもうご存知ですか?
登山の新三種の神器は「登山届・山岳保険・ココヘリ」ともいわれています。
ココヘリは登山で遭難したときにヘリコプターで発見するための端末の会員証が借りて、捜索をしてもらえるというサービスです。
ぼくもずっと悩んでましたが、夏山も冬山も単独行というのが最大の理由で入会しました。
今回はココヘリのこと、ぼくが悩んだ結果入会した理由とポイントのシステムが微妙ということを書いていこうと思います。
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ココヘリとは?
間違えやすいところですが、ココヘリは会員証となる発信機を貸し出し、登山者の持った端末の位置をヘリで捜索してくれる「サービス」です。
端末のことではなく、捜索するためのサービスがココヘリです。
公式動画を見るのが一番わかりやすいです。1分で見れます。
JROの子会社化
2022.7.1から入会してる人も多いであろう山岳救助会社であるJRO(ジロー)をココヘリが子会社にしました。
それにより変わることが出てきました。
いままで:ヘリ3回まで無料で出動
これから:550万円までの救助費用を負担
今まではヘリを出動してココヘリ端末を頼りに要救助者の捜索が目的でした。金額に関係無く1事案につき3回まででした。
これからはそれ+ヘリでの救助、捜索隊の費用を負担全てを合わせて550万円までの費用を負担してくれるようになります。
そのため今まではココヘリ+山岳保険を合わせる必要がありましたが、今後は救助費用も負担されるためでココヘリのみで賄うことができるようになったのです。
個人賠償責任補償1億円(第三者に怪我やモノを破損したときの保険)とアウトドア用品補償3万円(自分の持ち物破損への保険)は今まで通り付属。
ただし、自分の怪我入院通院死亡時の保険は一切ありません。
別の保険に入っていれば問題ありませんが、入って無ければ別に入る必要があります。
あと値段は添え置きと言ってますが、年会費は3650円→5500円になってます。
どうやらシンプルプラン(4015円)が無くなって、スタンダードプラン(5500円)からになるため据え置きと言っても間違いではないという考えのようですね。
ココヘリのしてくれること
ココヘリは大きく3つのことをしてくれます。
①会員証となる端末の提供
②遭難したときにヘリで居場所を捜索
③捜索費用の負担(最大550万円)
ココヘリは遭難してからやっと出番がきます。
自分か家族がコールセンターに連絡するとココヘリ提携の航空会社からヘリコプターが飛んできて端末を探して居場所を突き止めてくれます。
救助ヘリはココヘリの端末を最長16km先から電波をとらえ、周波数も900MHzという規格で山間部や積雪時でも確実に遭難者を探し出します。
2022年7月現在、沖縄を除く日本国内全ての地域で対応可能です。
確実に、急速に日本中にココヘリが広がってきています。
ココヘリのおかげで捜索の手間や時間を大幅に削減できるはずです。
また34都道府県で導入か運用済みです。
年会費
入会するときに入会金+年会費がかかります。うちわけは
安い見るか高いと見るか個人差がありますが、初年度は9130円かかります。
2年目以降は年会費5500円で1日15円ですね。
またいろんなサイト経由で会員登録をすることで入会金無料などの特典がある場合もあります。
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ココヘリ端末
届いた中身は簡素で端末、ケーブル、ピン、簡単な説明書、家族が連絡するようの用意が入ってます。
写真はHTCC-T03というモデル、現行はHTCC-T05という2つ進化したピン無しで常に電源が入ってるモデルです。
またカラーも変わり白×赤ではなく、ダークカラー数種類になりました。
端末も見ていきます。
IDが記載されていてこれが会員証です。20gという持ってきてることを忘れる軽さです。
届くとまずは小さいピンで真ん中の穴を数秒押すと起動します。
マイクロUSBで充電できて、フル充電で3ヶ月の待機時間があります。
IPX8相当なので水没に耐えれる防水性能ですがさらに防水することをオススメとのことでした。割と弱そうなので。
サイズも小さいし軽いのでぼくは登山用エマージェンシーポーチに入れてます。
ちなみにレンタル品で退会時には返却が必要なので壊したり無くしたりしないように!
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入った理由
入った理由を。
自分のためではなく家族のため
ぼくは夏も冬もほぼ単独行のソロ登山です。滑落して死亡してもたまたま見かけた人がいなければどこにいるかも誰もわからない状態になります。けがをして自力の下山ができなくなり遭難した場合も同じでだれも助けてくれる人は一緒にいません。
人気の山ならまだマシですが、マイナーな山なら通りすがりに発見されることが絶望的になります。認識はしていますが単独行の登山スタイルの方々は明らかにリスクが大きいです。
それを踏まえ。
公式サイトにも記載されているのですがもし遭難して死亡して発見され無かった場合です。
まず行方不明扱いになるので死亡保険がおりません。そして死亡認定されるまで7年かかるそうです。なので7年間死亡保険をかけ続けなければいけません。
仕事も無断欠勤扱いになり、職場にもよりますが無断欠勤により解雇になると退職金が出なくなります。
さらに山岳保険に入っている場合は見つからなければ捜索打ち切りになるまで探されます。すると捜索費用が保険だけで賄われなくなることもあるかと思います。
以上の理由はどれも死亡した自分には関係ないですが、家族親戚などに迷惑がかかります。
これがぼくがココヘリに入会した理由です。
死んだあと残された家族に迷惑をかけたくはなかったという理由です。
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ポイントの使い道
AJ MALLがオープンし、協賛会社も増えたことでポイントがだいぶ使いやすくなりました。
以前はココヘリ会員証ホルダー位しか買うモノが無く、ポイントに価値がありませんでした。ちなみに今は会員証ホルダーは付属してきます。
モノが増えてきたのと割引品はお買い得なのでその辺りはまだメリットあるかなという感じに成長してきてます。
それでもまだまだ割高で微妙なんですけどね。
選べるプラン
1年プラン | 3年プラン | |
年会費 | ¥5,500 | ¥14,850 |
通常は1年プランですが、3年契約すると16500円→14850円に10%オフになります。
基本的に解約するモノでもないため3年契約でも良い気がしちゃいますね。
気付けばデザインも3種類になってスマートになってました。
ただブラックは無くしてしまうんじゃないのか?って心配があります。
ココヘリの他のサービス
高性能な端末を生かした捜索サービスが他にもいくつかありますので紹介。
ココアッタ
墜落したドローンや飛行型ラジコンの回収用サービスです。
まだドローンを使ったことがないですが、墜落したドローンがどこいったかなんてわからないですもんね。それに高額なモノも多いです。
そんなドローンを捜索するための発信機と受信機を借りることができます。
ココキッズ
子供に子機を持たせ、親は親機を持つことで子供との距離やいる方向がわかるサービス。
GPS携帯などが弱い建物ないでの迷子などにも使えるため行方不明とまではいかないデパート内での迷子などでも使えるためかなり便利そうです。
見守り機能を使うと設定した距離(10m~100m)から子供が離れるとアラームを鳴らしてくれる機能もあります。めちゃくちゃ便利そう。
お祭り会場やキャンプなんかでも使えますし、どこにいるかわからないけど、近くにいるってわかってると安心感すごいですよね!
めちゃくちゃ良さそうなんですけどこれ。
ココシッポ
ココキッズのペット版です。
半径数百メートルを6秒でスキャンすることができるため、かなりの広範囲を効率的に探すことができます。
今なら名前入りのチャームももらえるそうです。
今後への期待度が高いサービス
ココヘリは手ごろな金額でいざというときに備えられるという他に代用のないサービスです。
ポイントシステムこそまだ微妙ですが、更新サイトやメディアへの露出度を考えると今後ココヘリを使う人はどんどん増えていくでしょう。
取扱店舗も増えてますし、ココヘリの入会者数が増えてサービスやポイントの使い道が増えていくと思います。早めに入っておけばポイントもたくさんたまるし、いつか嬉しい思いをできるはずという思惑も少しあります。
ココヘリは高性能な端末ということでビーコン代わりに使ったり、様々な使い道もあるはずです。
正直、登山の三種の神器にプラスされるくらいになってほしいです。
まとめ
ポイントこそ微妙ですが山岳保険だけでも山域でしか探せないという心配があったことを考えるとココヘリの発見率の高さは非常に魅力的です。
持つ持たないは別に一度自分の登山スタイルと登山のリスクを考え直して安全登山とリスクマネジメントを再認識する機会にするといいと思います。
山において一人だとねん挫ですら下山できず遭難になることもあります。電波がつながらなければ助けも呼べません。そんなときも想定するとココヘリを持っているだけで安心感は段違いです。
特に単独行が多い人には家族のためにもオススメ!
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