こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
見つけてから気になっていましたが、必要性は感じず購入には至りませんでした。
が、先日のアリエクスプレスのセールでつい買ってしまったのがチタントング。
使用頻度は多くなさそうですが、チタン好きで比較的安価だったので買ってから何に使うか悩むことにしました。
実際使うとコンパクトで取り回しが良く、代替えの少ない道具でソロキャンパーの新定番ギアになるのではと思ってます。
今回はBoundless Voyageの20g 17cmのチタントングのレビューをしていきます。
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チタントング
チタントング 実測 | |
重量(本体) | 約20g |
重量(袋) | 約7g |
サイズ | 約16.5×1.7×2.3cm |
チタン製品やネイチャーハイクOEM品を出しているBoundless Voyage。バウンドレスボヤージュ?ここのチタンペグやチタン網等も使っている人は多いでしょう。
中国広東省で2012年にできた会社でBoundless Voyageは無限の航海を意味する名前です。
このチタントングは今年から販売され始めました。
Amazonでは約19g、17cmとなっています。そして誤差±5mm、±5gとの記載も。
実測20gで誤差でした。そして想定外のポーチもついていたのは嬉しかったです。
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良いとこ
チタン製
何が良いってやはりチタンなところでしょう。
ロゴがカッコいいわけではありませんが、サイドのTitaniumの文字についつい頬が緩みます。
アウトドアしているとチタンというだけで物欲が働きます。このトングも使いたいわけではなく、チタンだから欲しかった。そんなトングです。
チタンの特徴としては高強度・軽量・耐食性・低熱伝導率などがあげられます。
高い強度は炭火や焚き火の周りで使う際に重要です。またステンレスに比べ軽いのもこのトングの魅力です。
耐食性の高さは雑に使っても錆びにくく、強度と合わせて長く使えることを意味します。
伝導率の低さもクッカーではデメリットになることもありますが、先端が熱されても手元まで伝導しにくいためトングでは大きなメリットになります。
ただトング自体が短いためそこまで大きなポイントではないと思われますが。
チタンのより詳しい話は別記事で!
軽量コンパクト
同様の商品は焼肉店のトング然りで、スノーピーク(27cm 70g)やキャプテンスタッグ(24cm 55g)からも出ています。
しかしどれも大きく、ステンレス製で重いトングが多いです。
そんな中このチタントングはソロキャンプや軽量焚き火台のブームに合わせたモノかのように、軽量+ミニサイズなのが魅力でしょう。
意外に代替えの効かない軽量コンパクトなソロ用トングだと思います。
置いたときに先端が地面につかない
中間が膨らんでいて、置いたときに先端が1cmほど地面から浮いてくれます。
逆に先端が付いたら不満しか出てこないポイントで、当たり前な仕様でもありますが、当たり前が当たり前に行われてる安心感があります。
あまりない用途ですが、裏返しておけばフラットになっているのでペタっと地面に密着してくれます。トング以外の用途や収納時に活かせるかもしれません。
滑り止め付きでしっかりグリップ
先端部分には滑り止め加工がされているためグリップ力はかなり高めです。
自分で名前を付けるなら「ダイヤモンドリップストップ滑り止め加工」か「X-PAC滑り止め加工」です。
これがついてることにより、お肉などの食材も滑らず掴め、レトルトの袋や炭や薪をつかむときも滑りにくくなります。
トングを持った時に親指と人差し指で挟むときの位置が太い部分になり、力が入りやすいため押し込みやすいのも快適な要因です。
箸と比べ少ない力で、力強くつかむことができるため網にくっついた肉を持つときにも活躍してくれます。
ポーチがついてくる
購入時は無いと思っていましたが、ポーチが付属してました。
半分メッシュで、口元が生地になっていて、コードストッパーもついて実測7g。
トングはメッシュ部分だけで入れることができ、生地部は余って折り曲げることもできるサイズ感です。
ただ裁縫も甘く、先の尖ったトングは入れにくいわけです。
なにより20gのトングに7gのポーチ。軽量化を考える人が使うポーチではありません。
付いてきて嬉しいポーチですが、もう二度と使うことはなさそうです。程度のクオリティといらなさ。
強度は低めですが、ペグケースやカトラリーケースにはできるかもしれません。
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微妙なとこ
想像以上に便利で小さく軽くと快適なチタントングですが、唯一の欠点で用途と好みが分かれてきます。
短いので手が熱くなる
17cm弱しかないミニトング、一番の欠点は手が熱くなることです。
短すぎるので、どうしても手が熱源に近づいてしまいます。
大きめな焚火台で中央付近の肉を持とうとすると箸と変わらぬ熱さで、トングの意味とは・・・となります。
もちろん箸よりは格段に楽ですし、大きな焚火台と合わせて使うのもアリです。
しかし、個人的にはソロキャンパーが小型の焚火台とセットで使うのに適しているトングだと思います。
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ぼくはチタントングをこう使う
シンプルな道具ほど使い方が問われると思っています。
ぼくはこのチタントングをこう使う、応用例を紹介です。
掴みやすく曲げる
左の写真が初期状態。
そのままでも十分ですが、より先端でつかむ力を上げるための工夫です。
まず先端部分(全体の4分の1くらいの先端)を両方内側に曲げ込みます。
そのあと全体を押しつぶすように幅を狭めると細身になり、可動域が減るので少ない力で挟むことができるようになります。
先端をピンポイントで掴めると、ピンセットのような使い勝手で狙った位置をつかみやすくなります。肉などの食材はこの程度が使いやすいです。
あとの幅は掴むモノ次第で随時変えて使うのがベスト。臨機応変に。
注意点として、チタンで過度に曲げを繰り返すと金属疲労を起こし、破損の原因になる可能性があります。
元々曲がっているトングで強度が高く、厚いチタンということもあり、すぐに折れる緩くなるということはないと思われます。
しかし、曲げて使うのは本来の用途から離れていることは理解の上、真似てください。
五徳に
あんまりしなそうですが、バーナーの内径が広く、小さい鍋やカップを乗せれないことがあります。
マキネッタやチタンシングルカップではあるあるな現象です。
そんなときにこのチタントングがあれば、小さい鍋を載せることができるようになります。
五徳内径に合わせてトングを広げ、載せる鍋次第ではやや内側に反るように曲げるといいでしょう。
似た用途で、径の広いカップ+コーヒードリッパーを合わせるときのスタンドにも使えますね。
焚き火台の五徳にもなってくれそうですが、20cm以下だと短すぎて合う焚き火台がありませんでした。
チタン網と合わせて
使っている人も多いでしょう、同じBoundless Voyageのチタン網。
ソロ焚き火台+チタン網+チタントングの相性は抜群です。
肉を焼くのはもちろん、チタン網の隙間にトングを通すことで掴まずに網を持つことができます。
穴の位置が合いやすく、使わないトングをひっかけておくのにも便利です。
炭や薪をつかむこともでき火ばさみ代わりにもなります。
食品と同じトングなので、炭や薪をつかんだ後は拭いたほうがいいです。
軽量化を考えた時は1つの道具を多用途で使いまわすのは有効な手段です。アイディアはいくらあっても0グラムですからね。
本来の用途とは違いますが、食品には使わず、火ばさみ代わりとして買うのもアリでしょう。
ペグにも
最初からしてみたいなと思ってたのですが、想像以上に刺さりやすく、高い固定力でペグって呼んじゃいそうです。
食べ物をつかむトングを地面に刺すのはどうかと思います。でもトップにループがあり、2本刺さることで固定力も高くてもうペグにしか見えないんだ。しかたない。
-追記- ロングバージョン
25.5cm 55gのロングバージョンが登場。
販売ページはAmazonの同じところから。
こんな人にオススメ
手ごろな値段で幅広い人にウケそうなチタントングです。
それでも特にオススメしたいのは
・ソロキャンパー
・ULキャンパー
・肉を網で焼く人
・チタンが好きな人
です。
大きな焚火台よりは小型焚火台向きなため、ソロキャンパーや道具の少ないキャンパーに向いた道具です。
そしてメインの用途としては網焼きスタイルです。ぼくは網で食材を焼くことがあまりないので多用はしなそうですが、チタン好きな人に該当しているわけです。
とオススメな人はいますが、使い勝手が良く箸代わりにも使えるためキャンパー全般にオススメなチタントングです!
まとめ
最近の中華ギアがamazonであふれている流れは、日本アウトドア的には好ましい状況ではないのでしょう。
しかし、チタン好きアウトドアマンには大々的に喜べはしないまでもめちゃくちゃ嬉しく楽しいわけです!
選べる道具が多いのは魅力ですが、安いが魅力というのは考えモノではあります。
なんにせよ、よいチタンアウトドアライフを!
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