こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
ずっとピコグリルを使っていて便利すぎて困ることもないんですが、新しい焚き火台欲しいなと思ったんですよ。
でAliExpressでXunHuo(スンフオ)という見たことないチタンで調理もしやすそうな焚き火台があったので買ってみました。
まだ火入れ前ですがどんな焚き火台なのかを紹介していこうと思います。
スポンサーリンク
XunHuo(スンフオ) チタン 焚き火台
焚き火台に「XunHuo」と書いてあるんですが、これがメーカー名なのか製品名かもわからないというところから話を始めなければいけないのです。
たぶんメーカー名だと思うんですよね。XunHuoのチタン焚き火台。
翻訳するとXunHuo→迅霍→速い となりました。すごく速いです。
発音はXunHuo→スンフオ のようです。チタン製スンフオ。なにそれ。
でも製品名もわからないって中華っぽくていいですよね。
ツイッターかインスタかでこの焚き火台見たことあったのですが検索しても出てこないし、検索ワードもわからないのでもう出会えなそうです。
そしてレビュー記事も一切ない焚き火台です。
スポンサーリンク
スペック
素材 | チタニウム(チタン) |
展開サイズ | 320x250x200mm |
収納サイズ | 320x250x10mm |
耐荷重 | 6kg |
重量(実測) | |
脚x2 | 99+95=194g |
フレームx3 | 42×3=127g |
火床 | 86g |
ロストル | 45g |
袋無し重量 | 452g |
カタログ重量 | 438g |
収納袋 | 118g |
総重量 | 569g |
一番のポイントはチタン製であるということ。
チタンといえば(強度が)強い、(ステン以上アルミ以下で)軽い、(値段が)高い金属です。
ピコグリルはステンレス製です、最近ではベルモントのTABIがチタン製で人気でそうですね。
さあでは中華ギアの重量なんて信用できないので実際に開封して重量を測っていきます。
スポンサーリンク
開封
さすがアリエクスプレス、つぶれた段ボールで届いたぜ!
注文するものは壊れないモノにしようね。
箱から出してそのままスケールへ。
569gが総重量になります。
収納時の厚みはほぼ1cmです。バックパッキングとの相性がいい焚き火台です。
L字ジッパーの100均で買えそうな収納袋です。
緩衝材なども入ってなかったのでいくつも擦れた傷がありましたが、焚き火台ですし気にはしないです。
仕切りがついている袋で火床とそれ以外が分けて入っていました。
ススがついた状態だと便利かもしれませんが、軽量焚き火台のケースとしては必要のない機能かなと思います。
これが内容物の全て。
脚x2、火床(2つにわかれる)、ロストル、フレームx3、袋です。
ざらついた質感で火床はチタンっぽいです。他のパーツはステンレスっぽい気もするんですが、にしては軽いように思えます。すべてのパーツで磁石はくっつきませんでした。
あと室内光、床の色でオレンジかピンクっぽくなってますが銀色です。
スポンサーリンク
実測
ジップロックは計測用の台です。
2つの脚が99gと95gで大きくずれました。加工精度の低さが一目でわかる状態ですね。
たして194gの脚です。
そしてフレーム。
1つ42~43gで3つで127gです。
15mm径の穴で肉抜きされて軽量化されています。
火床は2つを連結した状態です。86g。
写真上部に見える、4ヶ所のL字フックでひっかけて繋げているだけです。すぐにとれます。
鍋を乗せるためのロストル、45g。
径5mmで310x60mmです。
手で力をこめれば曲がりますが、1kg程度の鍋を中央にのせてもほぼ曲がらない程度の強度です。
別のロストルや網、調理をしないなら省いて軽量化も可能です。ほかの焚き火台のロストルとしても使ってもいいでしょう。
想像以上に重い袋は118g。
もっと薄い軽いモノに変えないといけないですね。
袋以外の合計で452gです。カタログ値は438gと+14gでした。
ここに袋118gがつく計算です。もっと軽量な袋にすれば500gをきる焚き火台として使えます。
ピコグリルは442g(本体366g+スピット38gx2本)+袋47gで489gです。
本体のみのカタログ値ならピコグリルよりも軽量ですが実測は10g重いです。あとは袋次第という感じですね。
ピコグリルの袋に入れようと思うと幅がわずかに足りず入りませんでした。
組立
まずは脚の下からフレームをはめ込みます。
凸凹になっているのではめるだけです。
外れないようにはなっていないので組み立て中に外れやすいのが少し難点。慣れが必要そうです。
両方の脚にフレームを入れます。
最初間違えて組み立ててしまいましたが火床の連結部分が内側にきて、上部の爪が外側に来る状態が正しいです。
外側に開こうとする力がかかる分、フィットしてくれます。写真のような持ち方が良さそうです。
写真はもうついっちゃってますが、片側ずつ上部からハメていきます。爪が引っかかるので両側固定しきれば外れにくいですが、割と手間取りました。
下部は固定されないので下のフレームが外れちゃうんですよね。
数回やればだんだんとわかってきます。慣れです。
残りは上から残りのフレーム2つを乗せたら完成です。
強度は落ちますがこのフレーム2つは無しでも使えそうです。極端に軽量化しようと思えばありですね。
ロストルもあります。調理用で着火前には必要ないものです。これも軽量化で省くのもありです。
最初の1回目は割と苦戦すると思います。
2回目からは簡単とも言えませんが、難しくはないなという印象です。
薄いチタンで角は鋭利な部分もあります、グローブをして組み立てるのがいいです。
実寸
正面からの見た目。
地面につく幅は25cm、高さは20cmです。
燃焼室が地面から5cmとかなり低め。
ロストルに鍋を乗せた際の火床最下部からの距離はおよそ15cmです。ピコグリルは中央がへこんでる形で16cmです。火力はピコグリルと変わらなそうです。
燃焼室へのアクセスは13cmの高さがあり通気は良さそうですが、同時に灰や薪が落ちやすくもなります。
上部からの俯瞰図。
ロストルは付けてない状態です。
フレーム間は19cmあります。
燃焼室は若干狭く、中央で18cm、端で16cmです。
また脚から脚までの幅30cmが実用範囲の薪のサイズになるでしょう。
燃やし方と入れ方でなんとでもできますが、市販の薪をそのままは少し厳しいかもしれないです。
真横からの見た目。
空気取り入れ口が横向きで入っています。ピコグリルほどではないですが灰は落ちてしまいそうです。
地面につくのは4点です。同じ横向きの脚で障害物があっても少し避ければ地面にはあまり左右されずにおけそうです。
ピコグリルと比較
定番ピコグリルと見比べていきます。
質量が大きく感じますがこの見た目でほぼ同重量。
写真ではロストル無しXunHuoが407g、スピット無しピコグリルが366gです。
ピコグリルは火床がステンで重めですが、そのぶん乗せただけの火床の割と耐久力が高いです。
俯瞰すると縦横共にピコグリルが一回り大きいのがわかります。
火床の形的にもXunHuoは薪が中心に落ちていくのに対し、ピコグリルは少しは横に広げることができます。よりフラットで直火に近い燃焼ができるということです。
あれピコグリルのほうが楽しい焚き火ができるのでは?
真横から。
ピコグリルがかなり高いですね。
しかし火床最低部から調理位置までの距離はほぼ同じで15~16cm。
XunHuoは地面に近いので安定感はありますが、地面へのダメージも大きくなるでしょう。
あれピコグリルのほうがいいのでは?
気になるところ
まだ使用前ですが、いくつか気になるポイント。
地面へのダメージ
火床が地面からわずか5cmの位置にあります。
芝生などで何も引かずに焚き火をするのはまず無理でしょう。
スパッタシートや薪を並べたり、ダメージの無い地面の上で使うことになります。
100均のステンレスバットもいいですが、地面へのダメージを防ぎきれないのではないかと思います。スパッタシート+ステンバットの兼用なら安心できそうです。
横から薪や灰が落ちそう
サイドが特に薪や灰が落ちない作りになっていないため焚き火ではみ出した薪が炭化したときに横から落ちるのではないかと思っています。
同様に風に吹かれると灰が横から噴き出すように飛んでいくと思います。思うというか、確実に飛ぶでしょう。
その分、燃焼効率も良いのだろうことですが、灰対策も考えておきたいです。
組み立てが少し面倒
組み立てるのにピコグリルと比べるとはるかに手間がかかります。
とくに火床を入れるのが少々面倒で、地面においてできるシーンではいいですが、地面に置かずに組み立てたいシーンなどではかなり手間取るでしょう。
純正の収納袋が重い
収納袋が裁縫も甘く、そもそも重たい(118g)。
せっかくの軽量焚き火台の良さを殺してるように思います。
チタンで冷えるのも早いので袋の強度よりも薄く、軽いほうが嬉しかったです。
作りの精度が低い
名前の切り抜きが最たる例ですがチタン加工の精度の低さが目につきます。
写真見て気づいたんですが、ロストルの左右の処理が違うのはどういうことなのでしょうかね。
バリや傷位ならいいですが、脚の左右の重量の違いや製品重量+14gは許容できるかできないかギリギリの範囲。
Amazonでも販売し始めました。
XunHuo(スンフオ)
XunHuoで調べるとチタンパチグリルとチタン薪ストーブも出てきます。
やはりメーカー名ですよね。あとグーグルでスンフオって調べると「もしかしてス・ユンホ?って言われます」
393gのハイブリッドチタンパチグリル!
煙突の長さで1600~1900gのチタン薪ストーブ。
パチグリルとの合体モデル
パチグリルの在庫が急激に減ってきてますが、そんななかニューモデルが登場。
それがスンフオとピコグリルの合体バージョン。
脚やフレームはスンフオ、火床はピコグリルというハイブリッドなようで、廉価版なのでは?と思わせる焚き火台です。
超ロースタイルで堅牢な足が魅力のスンフオ。細いフレームで軽量化し、V字に中央に灰がたまる燃焼効率の良さが魅力なピコグリルのどちらの良さも殺してるように思えてしまいます。
ただパチグリルを使う後ろめたさも少なく、かぶりもすくないのは魅力でしょう。648gです。
まとめ
XunHuo(スンフオ)のこと書いてて使ってもないのに低評価っぽいんですが満足度はちゃんと高いんですよこれ!
低い重心で安定感がありぼくはサイドから長い薪を突っ込んで使おうと思っています。
近いうちに火入れしたレビュー記事もあげますので。
そっちではピコグリルにはもう戻れねぇってなってると思うので!期待しててください
スポンサーリンク
コメント