こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
キャンプや登山で使ったレインウェアは洗濯してますか?
ゴアテックスやそれ以外のレインウェアでも自宅で簡単に洗濯をすることができます!
レインウェアは外側の汚れよりも、汗汚れや皮脂汚れが付きやすいです。
汚れがつくと結果的に透湿性を下げる原因にもなります。そうなると高性能なゴアテックスウェアも宝の持ち腐れです。
ぼくも昔は洗濯できないと思っていて洗わずに使っていた結果寿命がだいぶ短くなっていたと思います。
今は定期的にメンテナンスをするようになったのでぼくの洗濯のやり方を紹介していきます。
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汚れで性能が落ちる理由
レインウェアは蒸れにくくするために防水透湿性素材を使っています。
防水とは、水を通さないこと。
透湿とは、汗を外に出すことです。
なのでレインウェアは水は中に入れないのに汗は外に出せるのです。
その防水と透湿の性能が他に比べて高いのがゴアテックスです。
ざっくり言うと、雨の粒より小さく、汗である水蒸気より大きな穴がたくさんあることで防水と透湿をするという仕組みです。
しかし目に見えない穴なので汗汚れなどがつくと穴に詰まってしまい透湿性が落ちてしまいます。
それを解消するためにメンテナンスが必要ということなのです。
よくレインウェアって洗濯できるの?という人を見ます。
洗濯をすることでウェアの生地にダメージを与えることにはなるのですが、それ以上に汚れた状態を放置するほうがダメージは大きいです。
汚れてるように見えなくても汗汚れは確実についてます。
メンテナンスをしっかりすることで高い性能で使える期間はずっと伸びるのでメンテナンスはしっかりしましょう。
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洗濯表示は要確認
まずは自分のレインウェアの洗濯方法を調べます。
大体服についてる洗濯表示というやつです。ウェアによってお湯の温度や洗濯機のかけ方、アイロン温度などが違ってきます。
下に書いてある文章も割と大事ですので洗濯するときは一度目を通しましょう。
ぼくのウェアの場合は
・温度40度を限度とした洗濯機で非常に弱い洗濯ができる。
・塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止
・上限80度で乾燥機が使える。
・日陰のつり干しが良い。
・110度を限度としたアイロンができる。
・石油系溶剤によるドライクリーニングができる。
・ウェットクリーニングができる。
となります。
結構普通ですよね。
消費者庁にいくと最新の洗濯表示が見れます。
コピーして洗濯機などに張ると便利ですよ。
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使う洗剤
アウトドア用の洗剤というのがいろんなメーカーから出ているためそれを使うのが確実ですが、家庭にある液体の中性洗剤でも洗濯することもできます。
アウトドア用の洗剤はなにが違うのかというと、漂白剤や柔軟剤を全く使ってないというところが大きく違います。
というのも漂白剤や柔軟剤は素材に残ることで効果を発揮するのでそれが透湿の穴に詰まりウェアの性能を下げてしまうという可能性があるという欠点があります。
特別高いモノでもないので高価なゴアテックスのウェアを使っている方は1本持っておくことをオススメします。
ぼくはファイントラックの洗剤を使っています。
最初の1本以外は詰め替え用があるのもうれしいポイントです。
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定期的ってどれくらい?
定期的にメンテナンスと書いたんですがどれくらいの頻度か全くわからないですよね。
ウェアの使用頻度などで大きく変わるので正解はないです。
ぼくは、最低月1回は洗濯をする。です。
全く使ってないときはしないですが、山で1,2回しか使わなくても月に1回は洗濯しています。
あとは夏の暑い時期で雨の中ずっといるようなキャンプや登山の時は1回でも洗濯してしまいます。冬場は汗をかきにくいため洗濯が減ります。
汗が残った状態で放置するのはよくないのでがっつり使ったあとはできるだけ早く洗濯するようにしています。
通勤や通学用で使っている方も月1~2回ほどは洗濯をすることをオススメします。
手洗いが安心
洗濯機でも手洗いでも洗濯をすることができるのですが、洗濯機のほうが生地へのダメージがあるので手洗いが安心です。
洗濯機で洗われる方は脱水はNGなので注意です。防水生地なので水が抜けずに洗濯機にダメージが行ってしまいます。洗濯機が転倒するという話も聞いたことがあります。
また1着2着なら手洗いのほうが洗剤の量も少なく済むため安上がりです。
洗濯の仕方
①桶にお湯をためて洗剤を溶かす
ぼくのやり方ですが、バケツなどにごみ袋を入れてやると少ない洗剤量で洗えるためオススメです。
洗剤は増やせば汚れが落ちるというものでもないので、気持ち少なめにするとすすぎが楽になります。
ファイントラックの洗剤はキャップにメモリがついているため便利です。
ごみ袋に洗剤とお湯を入れます。
少し手でかき混ぜて泡を立てます。
②レインウェアを漬けおく
レインウェアを入れます。
数着ある場合はまとめていれてしまいます。
③15分おいて押し洗いをする
空気を抜くようにごみ袋の口をねじります。
この状態で15分放置します。
15分たったらごみ袋の上から手で押して洗います。
よっぽど汚れてなければこれで汚れが落ちます。
汚れがすごい時はこのあとにピンポイントで洗剤を付けてこするか、
もう一度同じ手順で①~③をやり直します。
④しっかりすすぐ
押し洗いを終えたらすすぎます。この時バケツを使うと便利です。
バケツにお湯をためて中ですすいでお湯を変える。の繰り返しです。
洗剤の泡っぽさがなくなるまでしっかりすすぎをします。
専用の洗剤を使っても洗剤が残っていては透湿性が下がりますので。
⑤吊るし干し
絞って水を切るのはNGです。
ある程度水を押し出したらハンガーで吊るして干します。
脱水しきってないのでポタポタ水がたれてくるので、お風呂場で干すと楽です。
乾けば洗濯終了です。
撥水が落ちている場合はさらに撥水処理をしていきます。
撥水処理
ワックスを塗った車についた雨が水玉状になるのを撥水と言います。
レインウェアにも撥水性能があるため新品のころは雨をはじいてくれます。
しかし撥水は生地が摩擦などでダメージを受けていくと撥水しなくなっていきます。
撥水の復活には大きく2種類の方法があります。
①熱処理を加える
撥水のしくみとしては撥水基と言う生地表面が起毛していて、そこで撥水するのですがダメージを受けると生地がへたってしまい撥水しなくなります。
なのでもう一度起こしてやる必要があります。
その時あて布をしてアイロンや、高温乾燥機、ドライヤーなどを使います。
新しいうちは洗濯後に熱処理を加えることで撥水が復活してくれます。
注意点は、ウェアによって熱処理の方法が違います。
生地が溶けることもあるため洗濯表示に従った温度の熱処理をしましょう。
②撥水剤を使う
ウェアを使用していくうちに撥水基がつぶれてしまったり、なくってしまうことがあります。
そうなると熱処理を加えても撥水しなくなるため撥水剤を使う必要がでてきます。
撥水剤にはスプレータイプと液体タイプのものがあります。
かけるだけでお手軽なスプレータイプは効果の持続性が低いのとコスパが低いのがデメリットです。
洗濯した後さらに漬け込む液体タイプは面倒ですが、繊維の1本1本に撥水機能をつけてくれるため効果の持続性が長く、コスパがいいです。
洗濯後に乾かす前に漬け込む手順を加えるだけなので洗濯とセットで考えるとそこまで手間ではないので漬け込みタイプの撥水剤がオススメです。
デメリットは、保温や汗を吸ってくれる裏地があるものには使えないです。
汗を吸ってくれるはずの裏地が撥水して汗を吸わなくなります。
撥水剤はニックワックスのモノを使っています。
他に比べ撥水効果が強い気がします。
まとめ
せっかく買った高性能なゴアテックスウェアは長く着たいです。
汚いウェアを着ているのもカッコよくないですし、定期的に洗濯をすることで性能を維持したまま長く着ることができます。
面倒くさがらず洗濯をしてあげるようにしましょう。
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