こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
10万円以上するのに試乗もせずに購入したことを、自分でもすげえなと思ってるパックラフト。
買う前は乗ったこともないのに色んな空想を広げていったものです。
多くの人が期待に胸を躍らせるのと同じくらい、不安や疑問を持って購入していることでしょう。
今回はパックラフトを購入する前と買って乗るようになったあとで自分の中で変わった認識を紹介します。
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パンクの心配は無用
購入前に一番心配だったのは「パンクする(穴が空く)んじゃないか」です。
川下りで使った浮き輪は初使用で穴を開けましたし、軽い道具の耐久力が高いわけないじゃないですか。常識的に考えて。
何十回も川下りをすれば、パンクの心配は無用だったと気付きます。
岩を避けれず直撃することもあれば、岩底を擦ることもありますし、茂る森の中をポーテージしたり、ベッドにして寝たりと日に日に扱いが雑になっていきます。
水中の岩は丸くなっているため艇にダメージを受けにくいのは乗るようになってから知ったことでした。
極端な話、フロアは擦れて穴が空いても浸水するだけで済みます。
最初の頃は黒いフロアが外側になってチューブがガードされるように畳んでましたが、今ではチューブが外に出るのもお構いましです。
もちろん未だにパンクはしていません。
パンクするときは不注意や一発で穴が空くようで、そのうちな気もしますが過度にパンクの心配はしなくて大丈夫。
それよりも積極的に遊びに出るべきですし、パンクよりも気にすることがたくさんあります。
自転車を載せるバイクラフティングや、極端に軽量で生地強度の低い艇なら多少神経質になるくらいがちょうどいいかもしれません。
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圧倒的に手軽
軽さ、小ささは手軽さに繋がります。
UL登山やULキャンプが人気なのは手軽に遊べることも大きな理由でしょう。
本体2-4kg程度と片手で持ち運べるほど軽く、FLEXTAILGEARの電動ポンプを使えば5分程度で準備して出艇できます。
気合いを入れて1日がっつり遊ぶ必要もなく、見かけたキレイな川や湖で短時間出すだけでも良いのです。
面倒さが少ないですからね。
この手軽さが同じパドルスポーツなSUPやカヤックと比べて圧倒的な利点です。
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初心者でも超簡単
パックラフトは超簡単です。
「パドルスポーツを一切したことがありません」という人たちとパックラフトデビュー戦を何度か一緒に遊びましたが、すぐに乗りこなせるようになります。
予備知識ゼロ、パドルの持ち方も漕ぎ方すらわからなくても乗れてしまうのがパックラフトです。
運動音痴でも、泳げない人でも全く問題なしです。遊びの入り口が広すぎるぜ!
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めったに沈はしない
パックラフトから落ちるのを沈(ちん)と言います。
沈するのはいつまでたっても怖いものです。
でもね、パックラフトってめちゃくちゃ安定してて、まず沈なんてしないんですよ。
ちょっとやそっと傾けても問題ありませんし、不安定な乗り方もできますし、頑張れば立ち上がることも出来ちゃいます。
幅広な上に、底がフラットで水に接する面積が広いからです。
だから「初心者だからひっくり返るかも」という心配はするだけ無駄です。
再乗艇の練習をしようにも、傾けて沈したくても中々沈できないほどなんですからね。
この沈しにくさで、本来危険度の高い瀬や落ち込みを技術の未熟なパックラフターでも突破できてしまいます。
よりスリリングな場所を攻めがちで、いざ沈すると非常に危険にさらされてしまいます。
沈しないからと無茶はしないように楽しみましょう。
濡れなきゃ暖かい
4月の河原には残雪が多く残る北海道。気温はマイナス、水温は1桁前半。
「そんなとこでパックラフトなんて死んじゃうよ」
と思いがちですが、水上だろうが濡れなきゃ寒くないものです。
夏のアクティビティと思いきや、雪残る春から雪の降る冬まで楽しめるアクティビティでした。
落ちたら低体温症のリスクもあるから防寒するんですけどね。
静水と流水
パックラフト選びで悩む、静水(フラットウォーター)と流水(ホワイトウォーター)。
湖や穏やかな流れの川を静水、白濁した激しい急流を流水と言います。
一般的に、オープンデッキタイプは静水用、セルフベイラータイプが流水用と書かれることが多いです。
パックラフトに乗るまではオープンデッキで行けるのは穏やかな場所で、激しい川はかなり厳しいと思ってました。
実際乗ってみればそんなことは全くありませんでした。
パックラフトは左右の安定感抜群で空気の入った浮力の塊です。そもそも沈の心配も沈む心配もありません。
パドルを漕がなくたってほとんどの瀬や落ち込みを突破できてしまう乗り物なのです。
激流に特化してるのがセルフベイラーやスプレーデッキタイプなだけで、全てのパックラフトで激しい川下りができました。
激しい川下りがメイン、一緒に行く人が激流系の艇で無ければオープンデッキで十分遊び切れます。
メインが激流下りじゃ無いのなら、むしろオープンデッキのほうが良いとすら思ってます。
ただ川を下る時に乗ってて楽しく快適なのは急流モデルです。あくまで用途と重量とのトレードオフ。
難しい川に行けてしまう
逆に激流系のモデル、特にセルフベイラーに乗ると初心者が行くべきではないような難しい川下りが簡単に出来てしまいます。
安定感が高すぎる艇の性能で、自分の力を過信してしまいついつい激しい川へとエスカレートしてしまうのです。
パックラフトで気を付けるのは「運動が苦手だから沈しそうで怖い」ではなく、「運動が苦手なのに難しい川に行けてしまえていざ沈したときが怖い」ことです。
海でも乗れる
購入当初は考えもしてなかった、海にパックラフトを出しての釣り。
ベタ凪だし、と一度出してみたらハマってしまいました。
天気次第ではリスクも大きいですが、穏やかなら実用的です。
何より数百メートル出ただけで陸からは釣れない魚に出会えるのが魅力です。
陸からは狙うのも大変なブリを釣り上げたのもパックラフトのおかげでした。
軽くても嵩張る
2-4kg程度で軽いじゃん!と思うパックラフト。
重量的には軽くても、質量的には意外と大きいです。つまり軽いけど嵩張るのです。
三種の神器である「パックラフト・PFD・パドル」で重量的には4-5kg程度ですが、形状的にもサイズ的にもパッキングは大変。
パドルやPFDは外付けになることが多いです。
インフレータブルPFDや5Pパドルなどさらに小さくするものはありますが、にしても重量よりも嵩張るほうが問題になりがちです。
パックラフトは楽しい
購入前に想像していたよりもずっと楽しいパックラフティングでした。
のんびり川を下っても良し。
激流に行くのも良し。
小渓流を釣り上がって、パックラフトで下ってくるのも良し。
湖や海で大物を狙って釣りをするも良し。
担いで山に登ってキャンプをするのも良し。
こんなにあらゆる水上で遊べる、手軽で自由度の高い道具は他にないでしょう。
水上をフィールドに遊ぶならパックラフトは最良の道具です。
まとめ
パックラフトに思った以上にハマってます。
今まで見向きもしなかった場所が遊びの場になるのが嬉しくて、水遊びが純粋に楽しくて、道具の違いがわかってくるのも楽しい。
そんな多用途性富んだパックラフトは万人向けの水上アクティビティです。
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