こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
先日、上士幌町の糠平湖にあるタウシュベツ川橋梁という橋を見に行き、ハンモックを張って星を見てきました。
北海道のさらに僻地の厳しい環境にあるため、気軽に行ける観光地という感じではないので実際に行ってわかったタウシュベツ川橋梁への行き方と気を付けることを書いていこうと思います。
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タウシュベツ川橋梁のこと
タウシュベツ川橋梁は30年以上前に廃線になった鉄道橋で、アーチ橋や眼鏡橋と言われることもあり、数年前から幻の絶景として度々ネットや本で見かける場所です。
夏の間は湖に沈んでいるため、年々風化していて「今年が最後かも」と2~3年前から言われてるんですが、今年はまだ大丈夫そう。
ですが確実に崩れていっているので気になる方は早めに行くことをオススメします。
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タウシュベツ川橋梁までのアクセス
冬季にタウシュベツ川橋梁に行くには湖上を40分ほど歩いて行かなければなりません。
厳冬期の北海道、寒い日ならマイナス20度以下になることもあります。
駐車場は五ノ沢というバス停のあるところに車を停めることができます。道路の両側に20台以上止めることができそうなのでいっぱいで止めれないということはなさそうです。
ただこの糠平湖はワカサギ釣り業界でもあこがれの場所で、橋を見に行く人よりもワカサギ釣りの方の車のほうが多いです。
この日もぼく以外に橋へ行った人は一人だけでした。
よっぽど大雪の後でなければ、五ノ沢駐車場からは湖側に足跡がしっかりついているため迷わずに糠平湖まで歩いて行くことができます。
雰囲気の良い森の中を歩いていきます。
数分歩いて森を抜けると湖に出ます。一気に風が強くなるので注意です。
日中なら遠くにワカサギ釣りの人のテントがちらほらしているはず。
湖上にも足跡がありますが、ほとんど釣り人の足跡なので辿っても釣り場にしかいけないです。
タウシュベツ川橋梁に行くには上の写真の釣り場の少し手前から左に歩いて行きます。
森を抜けてすぐの辺りは川が流れていたり、透明な氷の上に立てる場所があります。
すぐに橋に向かわずにこの辺りも少し歩いてみると楽しいです。
糠平湖の氷は透明度が非常に高く、氷のブロックを見ているだけで楽しいです。なにがどうなってこんな氷できてるのかわかんない。
切り株の上に氷が乗っかるクラウンアイスという現象も見れます。かっこいい。
もうわけわかんない感じになってるけどかっこいいです。
透明な氷なので太陽光を当てて逆光で撮ると透け通って輪郭のはっきりした氷の写真が撮れます。ってことに帰ってきてから気づきました。
晴れていれば釣り場のほうに歩いて行くと左手に豆粒サイズの橋が見えるはずです。
橋への足跡があればそれをたどるのが確実ですし、無くても見えていれば一直線に歩いて行くだけです。
ただ雪が降っていたり、ガスって橋が見えないような天気の悪い時は注意が必要です。
行きと帰り同じ道だから足跡辿って帰ればいいじゃん。と思うかもしれないですが、風が強かったり、雪が降ってると足跡は数分でなくなってしまいます。
なので、スマホのGPSを使った歩いたルートを記録できるアプリを使っていくことを激しく推奨します。初めて行くなら絶対入れといてって感じです。
晴れていれば最高のスノーハイキングになります。
アトラスのスノーシューおすすめですよ!
タウシュベツ川橋梁
さあがんばって歩いてきたらご褒美タイムです。
念願のタウシュベツ川橋梁を360度どこからでも舐めるように見ることができます。
橋の両側は丘になっていて登ることで反対側に回れますし、橋と同じ高さで見ることもできます。
斜面が割と急で雪の下が氷になっていて滑るため注意です。ここで一番スノーシュー欲しくなりました。
武骨で筋骨隆々なのに無機質な感じがサイコーにかっこいい。鉄筋はみ出しまくってるのがワイルド。
大雪側は曇ってるから夕陽は期待できない。でも晴天よりも雲があるほうが風景っぽくて好き。
トゥートゥントスと橋。
誰かと行くなら笛付きで迷子防止になるし楽しいのでトゥートゥントスオススメ!
中身飛び出してる。どんどん崩れていってるんですね。
ハンモック
夕陽と星が見たかったので少しの間ハンモックでゆらゆら休憩。
絶景じゃろこれ。
でも寒いです。マイナス10度ちょっとだと思いますが、風もあるし寒いです。
日が落ちてきて雰囲気出てきました。絶景独占です。
星も出てきました。オリオン座とハンモックとタウシュベツ川橋梁を一緒に撮りたかったんです。
オリオン座はみ出してますが。
どんどん暗くなっていき空も晴れて絶好の天体観測タイムです。
星
南側、冬の大三角と橋。
右下の灯りはたぶん帯広方面ですね。文明感じちゃう。
東側、早い時間なのにふたご座が高い位置に登ってきてます。
もうすぐ天の川も上がってくる時期。
北側、カシオペア、アンドロメダなどの秋の星座ですね。うっすら天の川もでてます。
赤い光はなんなんだろう。幌加温泉?
どこから撮っても楽しい。
新月期で真っ暗で星もキレイですが、カメラの性能に限界を感じてしまう。
冬の星座は大きくてキレイ。寒くなってきたからそろそろ帰ります。
冬のダイヤモンド。冬の天の川がうっすら見えて素敵です。
真っ暗な場所なので天体観測するだけでも楽しいです。夜のタウシュベツオススメ。
アイスバブル
帰る途中に爆風スポットで雪が積もってないアイスバブルを見つけました。
今年は風が強くてなかなか糠平湖に雪が積もらず、アイスバブル豊作だったようですがその時期は来れなかったため諦めてましたが大満足。
吸い込まれるような暗闇からのアイスバブル。
深夜ということもあって怖さとドキドキです。
自然の神秘ですね。ものすごい光景です。
来年はアイスバブルを目的にしてここに来たいです。
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気を付けること
絶景の連続なタウシュベツ川橋梁ですが、厳しい自然の中にあるため気を付けることがいくつかあります。
電波ゼロ
五ノ沢駐車場はもちろんですが、少し手前のぬかびら温泉郷過ぎたあたりから電波がなくなります。ちなみにぼくは楽天モバイルです。他の会社はわからないですが、電波ゼロを想定してきたほうがいいです。
なので現地についてから地図を見ることもできないですし、情報を調べることもできないです。天気や日没時間なんかも調べられないです。
事前にオフラインで見ることのできる地図アプリをダウンロードして地図も入れておくことをおすすめします。
地図アプリ
湖上を歩くので道が元々ないためグーグルマップは使いにくくオススメできないです。
代わりに使うスマホGPSを使った地図アプリ、オススメはジオグラフィカかヤマップ辺りです。
両方歩いたルートを記録することができるので最悪橋にたどり着けなくても来た道戻れば駐車場に帰れます。オフラインで使うため、行く前に家で地図ダウンロードしていきましょう。
ヤマップだと他人のGPSログをダウンロードできるのでタウシュベツ来てる方のログをダウンロードしておくのもいいですね。
防寒
日中でもマイナス10度くらいですし、寒い日や夜はさらに気温が下がっていきます。
また橋周辺の丘の上に森があるためその辺りが休憩に適していますが、動かないとどんどん冷えていきます。スキーウェアの中にダウンやフリースをきて厚手の靴下にスノーブーツといった極上の防寒をしていきましょう。
寒いと楽しめないです。
スノーブーツのオススメ出してます。歩きやすいモノを選びましょう。
防寒はレイヤリング!
ポケットに入れて置けるUSB充電カイロも便利!
爆風
湖の上で吹きさらしの中歩かなければならないためもう爆風ってやつです。橋に向かう時に橋側から吹いてくるので泣きそうになります。
登山での常識ですが、風速1メートルで体感温度はマイナス1度になります。マイナス15度で風速10メートルの日なら体感温度はマイナス25度です。
一番外側に着るウェアはダウンのようなものではなく防風性のあるウェアをチョイスしましょう。スキーウェアが理想です。
穴
湖の底からガスが出ていて底は氷がもろくなっていて危険なため、写真のように柵でおおわれてるとこがあります。
柵で覆い損ねてるところもあるかもしれないので、足元を気を付けて歩きましょう。
また橋周辺は氷が薄く、雪の下が水っぽくなってるとこもあります。
水っぽいとこをスノーシューで歩くと濡れたとこに雪がついて凍り団子ができてしまいます。心配でしたら、できるだけ踏み後のあるとこから外れないように歩くといいです。
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あるといいモノ
暖かい飲み物
行動中や休憩中に暖かい飲み物があると身体を芯から暖めることができます。魔法瓶に暖かい飲み物をいれて行くのが手軽です。
数人で大休憩をとる場合や長時間いる場合はシングルバーナーを持っていくとお湯を沸かせるので熱々な飲み物や食べ物が食べれますよ!
カイロ
一番手軽に体を暖めれるカイロは道民の味方です。手足を暖めるのに最適です。ポケットにいれておくと便利です。
バラクラバ
目出し帽やバラクラバと呼ばれるアイツです。
ネックウォーマーよりもずれなくて鼻や口を守れる頼りがいあるやつです。
厚手だと蒸れるので、薄手のモノが使いやすくオススメ。
ゴーグル
日によりますが真っ直ぐ歩けないほどで正面を向けないようなびっくりするほどの風が吹くときもあります。
そんなときゴーグルがあるとしっかり前を見て歩けるのですでに持っていれば、万が一に備え持っていくといいです。
まとめ
まだ数年は見れると個人的に思っていますがいつ崩れて見れなくなるかわからない幻の絶景スポットです。
気になっているかたは早めに行くことオススメします。
ただ極寒の秘境ですので、防寒はしっかりしていきましょう!
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