こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
一年で一番熱いと言っても過言ではないこの時期。そう、アウトドア各社からのカタログが発表されるからです!
2月末、例年通りモンベルのカタログも手元に届きました。皆さんの手元にも、届きましたか?
昨年の話題をかっさらった寝袋のシームレス化が800FPモデルにも広がりを見せたのが今年の展開です。
今回はモンベルの2021年新製品をカタログでチェックしながら紹介していきます。
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モンベルのカタログ2021
2021年のカタログは雰囲気は良いんですがちょっと地味。表紙は長野の八島ヶ原湿原と華厳の滝のイワツバメで、撮影者はどちらも棚本京子さんという方でした。
モンベルのカタログはモンベルクラブ会員限定の特典の一つです。
年会費1500円で入会でき、3月頃に年間ギアカタログ+春夏ウェアカタログが、9月頃に秋冬ウェアカタログの計3冊が自宅に届きます。
全製品が載った約200ページと大ボリュームの3冊で、1冊500円ほどの価値があるためでカタログのみで元が取れる会員システムです。
さらに入会時と更新時に500円分のポイントも付くため実質1000円で入会継続ができます。継続年数により会員ランクが上がり、購入金額の5~9%がポイントとして付与されるため、アウトドアをする人なら入っておいて損のないモンベルクラブです。
1万円購入で500円、2万円購入で1000円分のポイントという感じです。
カタログの個別PDF
2021.2.27現在公開されてませんが、「スリーピングバッグ&マット」「バックパック」のようにカテゴリごとに個別のPDFファイルを見ることも可能です。
スマホやパソコンで見たい方、会員じゃないけど調べたい方にオススメです。
カタログの変更点
今年のカタログを読んでて思った点ですが、昨年までは税抜き金額を表記してました。
それが今年は税込み(+10%)の金額で表記されています。
ぱっと見で昨年と値段変わったかわかりにくい欠点もありますが、税込み表記のほうがわかりやすいので嬉しいとこです。
新製品ページ
2021年のウェア・ギア・海外ブランドの新製品一覧が見れるページです。
この記事ではその中でも特に気になるモノをピックアップして紹介していきます。
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寝袋
まずは寝袋。
スパイダーヤーンを使うことで実現した革新的なシームレスダウン寝袋については昨年のカタログ記事で熱く話してます。
廃盤とモデルチェンジ
まず昨年からの変更点。
廃盤 | ||
シームレス ダウンハガー 900 |
||
アルパイン ダウンハガー 800 |
||
モデルチェンジ(2020→2021) | ||
ダウンハガー800 | → | シームレス ダウンハガー 800 |
シームレス ドライ ダウンハガー 900 |
→ | ドライ シームレス ダウンハガー 900 |
ダウンハガー800 Women’s |
→ | シームレス ダウンハガー800 Women’s |
ダウンハガー800 ハーフレングス |
→ | シームレス ダウンハガー800 ハーフレングス |
廃盤になったモデルとシームレス化してモデルチェンジした寝袋があります。
唯一、650FPダウンを使用したダウンハガー650はモデルチェンジ無しでそのままでした。モンベルっぽい斜めの縫い目が入ってる最後のモデルです。
去年は高額な900FPモデルのみシームレスとシームレスドライ化してましたが、今年は800FPモデルもシームレス化した流れです。
人気の800FPシリーズは定番モデルで、今年からはシームレスダウンハガー使用者が急激に増えることでしょう。
そして、900FPはドライ(防水透湿生地)のみになり、ある程度の差別化できる状態となりました。
2種類廃盤で、ダウン寝袋は昨年が7種類あったのに対し、今年は5モデルになりました。
選択肢が減ったわけですが、個人的には選びやすくなっていいなという感想です。
2020と比較
今年と昨年の寝袋で比較できる表を作りました。数値が間違ってたらごめんなさい。
モノにより異なりますが、シームレス化することで多くのモデルは軽量化できています。EXP~#2までそれが顕著です。
ものにより1~2℃保温力が低下しているのは気になりますが、測定の誤差かもしれません。
そして、多くはシームレス化したにもかかわらずほとんどは値段据え置きなのも嬉しいポイントとこ。
重要度は低いんですが、EN13537規格の温度であるコンフォート・リミット・エクストリーム。
その中のエクストリーム温度が今年から表記されなくなりました。カタログ、公式サイトでも表記無しです。
アウトレット
表にある昨年モデルの寝袋の()内の値段はセール価格(アウトレット価格)です。
在庫限りで1~2割引き価格で購入することが可能です。
シームレスは不要な方、少しでも安くしたい方はアウトレット品を選ぶのもアリ。
金額的には割高ですが、シームレス900は廃盤で防水生地がいらない+900FPが良い方にはオススメ。
そしてハーフレングス。これが悩みどこ。
シームレス ダウンハガー 800 ハーフレングス(2021) |
ダウンハガー 800 ハーフレングス(2020) |
差 | |
#1 | 570g (594g) 37,400円 |
630g (657g) 28,270円 (在庫無し) |
-60g |
-3℃/-10℃ | -5℃/-12℃ | ||
#3 | 365g (386g) 26,400円 |
418g (439g) 20,900円 (16,700円) |
-53g +9300円 |
4℃/-1℃ | 3℃/-2℃ | ||
#5 | 320g (340g) 23,100円 |
331g (351g) 17,380円 (13,900円) |
-11g +9200円 |
8℃/3℃ | 8℃/4℃ |
右側は重量と値段(2020はセール価格)を比較。
悩むというのも、#1は昨年モデルの在庫がありませんが、630g→570gにマイナス60g。
#3は、418g→365gにマイナス53gで9300円高く。
#5は、331g→320gにマイナス11gで9200円高い。
旧品がセールなのと、新ハーフレングスがやや値上げしてるのが要因です。
そのため個人的には#5なら旧モデルがオススメ。#1なら現行モデルがオススメです。#3は9300円と53gをどう見るかですね。ぼくなら旧モデルを選ぶと思います。現在使ってる旧ハーフレングが3シーズンのメインになってます。
シームレスダウンハガー800は買い
シームレス ダウンハガー 800(2021) |
ダウンハガー 800(2020) |
差 | |
EXP | 1327g (1364g) 72,600円 |
1460g (1500g) 72,600円 (在庫無し) |
-123g |
-12℃/-20℃ | -13℃/-21℃ | ||
#0 | 995g (1027g) 55,000円 |
1060g (1090g) 59,400円 (在庫無し) |
-65g |
-6℃/-13℃ | -7℃/-14℃ | ||
#1 | 866g (893g) 49,500円 |
918g (946g) 49,500円 (在庫無し) |
-52g |
-3℃/-10℃ | -3℃/-9℃ | ||
#2 | 677g (703g) 41,800円 |
733g (759g) 41,800円 (33,400円) |
-56g
+8400円 |
0℃/-5℃ | 0℃/-6℃ | ||
#3 | 531g (555g) 33,000円 |
573g (595g) 33,000円 (26,400円) |
-42g
+6600円 |
4℃/-1℃ | 4℃/-1℃ | ||
#5 | 441g (462g) 28,600円 |
439g (458g) 28,600円 (22,800円) |
+2g
+5800円 |
8℃/3℃ | 8℃/4℃ |
800FPシリーズを比較。
#5以外は2g重くなってますが、他はかなり軽量化できていて、すごく魅力的。特に一番汎用性の高い#3がさらに軽くなったのはすごいとしか言いようがない。
値段が高いといっても定価は据え置きなため高くなっているわけではありません。
保温力と重量の数値上だけでなく、既存モデルに比べシームレスは縫い目がないためコールドスポットができにくいメリットもあり非常に魅力的です。
この変化を見ると昨年のシームレスは革新的ではありましたが、性能的にはやや微妙だったなと感じてしまいます。
そして、今年のシームレスダウンハガー800シリーズは完全に買いです。#5に関しては旧品が良さそう。
同様に女性用の800シリーズも同程度の軽量化がされており、買いです。
ドライ900
900FPシリーズはドライ(防水)のみとなりました。
防水透湿生地であるゴアテックスインフィニアムウインドストッパーを使ったモデルです。
ジッパーを短くするなど他モデルよりも軽量化を重視したフラグシップモデルです。
ドライ シームレス ダウンハガー 900(2021) |
シームレス ドライ ダウンハガー 900(2020) |
|
#1 | 864g (892g) 68,200円 |
|
-3℃/-9℃ | ||
#2 | 702g (729g) 59,400円 |
|
0℃/-5℃ | ||
#3 | 557g (582g) 49,500円 |
541g (565g) 62,700円 (48,900円) |
5℃/0℃ | 4℃/-1℃ | |
#5 | 467g (488g) 42,900円 |
453g (473g) 53,900円 (41,900円) |
9℃/5℃ | 9℃/4℃ |
昨年は#3と#5のみでしたが、今年はさらに#1と#2が追加されオールシーズン対応可能になっています。昨年は様子見で、ようやく製品を揃えてきたなという印象です。
ちなみに、製品名が「シームレスドライ(写真右)」から「ドライシームレス(写真左)」に変更されてます。
そのため#3、#5に関しても変更されているようです。が変更点は不明。どちらも重量は少し増(+16g)。
以前はありましたが、新製品ページにはアクアテクトジッパー(防水ジッパー)の文字がなくなっていました。
ジッパーが変わったのかな?と思ってましたが、カタログにはアクアテクトジッパー使用と書いてありました。おそらくページ側のミスかなと。
あとは値段が昨年はかなり高額設定だったのに対し、今年は定価が約2割安くなっています。
そのせいで2割引きのアウトレット品と現行品の価格がほぼ同じという状態。差が少ないので買うなら現行品かなと思います。性能的には大差ないはず。
一概に“ドライ(防水生地)”はメリットのみとは言えませんが、用途次第ではシュラフカバー(約200~400g)を省けることになり、軽量化できる魅力的な製品でしょう。
寝袋まとめ
寝袋の話をまとめると、
「2021年モデルはシームレス化で軽量化もできていて、すごく良いので買いだ!ただ、アウトレット品が残っている一部モデルはコスパ重視でそちらを検討するのもアリ!特に#5ならアウトレットがオススメ!」
となります。
寝袋の一部製品がすでに販売開始済みです。店頭でも見れるようです。
長く使える寝袋です。購入を検討している人はいっぱい悩んでください。でもアウトレット品は在庫のみなのでお早めに。
30メーカー300個以上のダウンシュラフで比較できる表にモンベル2021モデルも追加しています。合わせてどうぞ。
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新商品
新商品のギアを紹介。
ウェアは、ぼく的に面白いモノが無かったので紹介無しです。
紹介てるモノでも発売時期未定or入荷待ちの物が多めです。各ページで確認可能です。
「画像出典:mont-bell」のmont-bell部分に製品ページリンク埋め込んでます。
U.L.ボックスツェルト
そ、そうきたかー!という変形ツェルト。
モンベルのULツェルト(275g)と同様の10Dバリスティックエアライトナイロンを使い、330gになっています。
ULツェルトの床面積が80×200=16000㎠に対し、
ULボックスツェルトは(85+105)x200/2=19000㎠と約1.18倍。
テントのように建てたときに入口側が高く、広くなっているので通常のツェルトよりも居住性は高そう。逆に耐風性は普通のツェルトが良さそう。
あと底割れではないようで、被って使うのには微妙そう。建てて泊まるためのツェルトなのかなという印象。
ぶっちゃけ面白いけど、いつどのシチュエーションで使えばいいのかわからない。
ストームパック20・30
かなりシンプルなデイパック。塗りつぶしツールを使ったような赤の色味はダサい。
高強度なバリスティックナイロンの両面にウレタンコーティングをすることで、高い耐水性と耐摩耗性を持たせた新しい素材「バリスティックタフコートナイロン」を採用した100Dバリスティックタフコートナイロンを使ってます。
ストーム(嵐)の名前に恥じない高い耐水性が魅力で、本体の縫い目はシームテープ加工で防水性をあげています。またロールトップ式でかなり高い耐水性能なのだろうことがわかります。
水没はNGですが、多少の雨なら問題ない程度の防水性かと思います。
雨蓋を外せば容量が少し下がりますが、軽くシンプルになって使い勝手は良さそう。
サイズは20L(470g)と30L(505g)の2つ。
モンベルの定番軽量バックパックにバーサライトパックがあります。
同じ容量で比較すると、簡易な作りのバーサライト20(253g)よりは重いですが、バーサライト30(605g)よりは軽くなっています。
バーサライトが30Dバリスティックナイロン(ウレタンコーティング)なので、耐久性、耐水性が上がっているのに軽いというスペックでストームパック30は魅力的。
ところで、モンベルって流行りのX-PACとかDCFを使うことは無いと思うんですね。
それは独自っぽい素材を使ってくことでアウトドア業界の中で他と違う立ち位置を確立したいからだと思ってるんです。自社素材なら値段を安く済ませることもできるはずですし。
そう考えた時にこのバリスティックタフコートナイロンは耐久性+軽量性+耐水性のある素材で、X-PAC的な立ち位置の素材なのかなと。
モンベルが現代の流行に乗るならこうする、ということなのかなとぼくは感じる素材とバックパックでした。
スカウトギア メドーパック22
ボーイスカウトとモンベルが共同開発したバッグパック。
こちらもストームパックと同様の素材で、厚みの違う210Dバリスティックタフコートナイロンを採用しています。
ロールトップ+取り外せる雨蓋で、耐久性を上げてタフに使えるストームパック的なザックなのでしょう。ボーイスカウト用ですし、軽さよりも強度。
ムーライトキャビン
ツェルトを除けば今年唯一の新テント。
ムーンライトシリーズの2ルームテントです。
250x210cmインナーテントで3~4人用のファミキャン幕という感じですね。
13kgと重すぎず、子供2人を見てるお母さんに手伝ってもらえないお父さんが持ち運んで設営するのにも何とかなりそう。
ところでこのムーンライトキャビンが月明りでも設営できるAフレーム型テントのムーンライトの名を冠するのはなぜか?
雑な手書きで申し訳ないのですが、よく見たらムーンライトキャビンはAフレームを2つ並べてセンターポール(水色)で繋げた構造なんです。
しかもAフレーム部分(茶色の∩+緑のポール)はハブで繋がっており、Aフレームになるポール2組+センターポールで設営できる3組のポールなのが初心者にも簡単に組み立てれて良さそうです。
なるほどこれはムーンライトだなと納得しました。
人気のでそうなライトタンの色合いも可愛いですし、お値段がちょっと高め(97900円)なことをのぞけばかなり良さそうです。
サワートレッカー
以前まであったフェルトソールの沢靴がモデルチェンジしてゲイター一体型のような形状になってます。ゲイターと言うよりもカバーという表現が正しいかもしれません。
製品ページに詳細がなくてわかりにくいですが、正面ジッパーがあるのはカバー部分で、中には靴紐がある普通の靴+一体型カバーです。
沢登りで使うと靴紐は岩で擦れて切れやすいのでそれを保護する意味があるのでしょう。保温力も上がってそうで上方修正だと感じます。
ところで、昨年に中古でサワートレッカー買ったばかりなぼくへの当てつけか何かなのでしょうか。新サワートレッカーがすごいほしいです。
サワートレッカーと、他の沢靴もカタログページでは、CLIMAPRENE(クリマプレン)という素材が追記されてます。
変わってるのかなと思ったらサワークルーザーやサワークライマーなどの金額も重量も去年から一切変わってないので、元々使ってたクリマプレンを記載するようになっただけなのだと思います。
トップページの素材の欄にも前は無かったクリマプレンが追加されています。
結局、サワートレッカー以外はカタログ表記以外は変わって無さそうです。
ハンモックネット
昨年登場したフィールドハンモックの周辺パーツ、蚊帳。
ポール2本で幅を広げて居住性を上げてるぶん重く400g。
全長240~290cmのハンモックに使用可能とありますが、ドローコードで左右を絞ってるだけのようで、付け方を調整すれば300cm↑でもつけれるでしょう。
これ買うとすぐにもっと軽い蚊帳がほしくなることでしょう。
値段的な魅力も薄く、モンベルがハンモックと蚊帳を出してることに意味があるのであってディープハンモッカーが買うことはないのでは?というギア。
アルパインサーモボトル アクティブ
圧倒的な保温力を誇るアルパインサーモボトルに飲みやすいキャップが付いたモデル「アクティブ」
キャップを開けずに飲める、よくある魔法瓶のフタですね。
従来のサーモボトルは350/500/750/900mlの4サイズですが、ボトル径が同じでフタに互換性のある350mlと500mlの2サイズのみです。
アルパイン サーモボトル アクティブ 500ml |
アルパイン サーモボトル 500ml |
|
重量 | 263g | 265g |
スタート | 95℃ | 95℃ |
6時間後 | 68℃ | 78℃ |
24時間後 | 37℃ | 51℃ |
二重だったボトルが1つだけになっているので保温力は当然落ちてます。
ただ、用途が変わると思うんですよね。
アルパインサーモボトルだとお湯を持ち運んでカップ麺などを作るという用途が多かったのに対して、アクティブは直飲みで直接お湯やコーヒーを飲むような用途が多いでしょう。
むしろサーモボトルの保温力が高すぎないほうがいいのでは?と思うので6時間後68℃は飲みやすい気がします。
不安は保温力が高すぎて、アツアツが冷めず直飲みしてヤケドすること。絶対あると思うんですよね。
ちなみにフタの単体販売もされていて、サーモボトルを持ってた人がアクティブ化する直飲みフタ。アクティブを買った人がサーモボトル化する二重フタに売られています。
径が違う750と900mlには合わないのでご注意を。
スクイズボトル・プラス
飲み口には逆止弁が付いてるため逆さまにしても水が漏れない。
いやそれキャメルバッグ!
ちなみに2種類あります。
スクイズボトル→一枚素材で保温力無し
スクイズボトルプラス→スクイズボトルに断熱材を内蔵したモデル・・・いやそれキャメルバッグ!!
モンベルはキャメルバッグのボトルを扱ってますが、最近はハイドレーションを出したり、キャメルバッグなボトルを出したり。
ぼくはモンベルがアウトドア業界の広範囲を自社品でカバーしたがってると認識しています。
バーナーやキャンプギアなど国内外の他社ブランドを店頭に置いてますが、将来的にはモンベル製品のみにしたいのではと言うことです。
強力な自社オンラインショップも持ってますし、コスト的にも安く済み、在庫も管理はしやすくなるでしょう。
ハイドレーションやボトルを出すことでキャメルバッグを切れますし、焚き火台を出せば他社焚き火台を売らなくて済みます。そのうちバーナーも出すんじゃないかなと思ってます。
どちらかと言えば良いことなのでしょうが、モンベルか他のブランドかになりそうなのが怖いです。それほどモンベルは強い気がしてます。
スタックインカトラリーセット
ねじ込み式のスタックイン野箸の先端を変えることでスプーンやフォークとして使える拡張カトラリー。
野箸がセット販売されてるものだけでなく、すでに野箸を持ってる方用のスプーン+フォークのみもあります。
良さそうには見えます。が、掴む丸い本体部分が回転しそうですし、アウトドアっぽくないただのスプーンとフォークで一切魅力が感じられません。
もちろんこのセットが一つあれば全ての食事に対応可能ですが、箸とスプーンフォークを同時に使えませんし、そもそもこの箸が使いやすくないですし、変形することでトランスフォーマー感を味わえるだけの初心者ほいほいカトラリーだと思ってます。
スタッキングカトラリー
スプーン、フォーク、ナイフで重ねて収納できるカトラリーも新登場してます。
重なるだけのスプーンとフォークとナイフです。重なるだけです。
フォールディングスポーク
以前ほぼ同じモノがありましたが、モデルチェンジしてます。
見た感じ、連結部が強くなってそうです。でもまあただの折り畳みスポークです。
モンベルにはヒューマンギアゴーバイトのカトラリーがあるのでアレが一強ですよ。
スタッキングステンレスカップ・サーモカップ
割と良さそうなカップ。深型シェラカップといっても信じてもらえそう。
フタつき、ダブルウォール、取っ手無しのステンレス サーモカップ250もあります。
18-8ステンレスなので軽くはないですが、使い勝手が良さそうです。
「え、なんでステン?チタンで出せばいいのに」って思っても言わないです大人だからね。
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海外ブランド
モンベルが輸入販売しているヘリノックス・ジェットボイル・クピルカ・バイオライトの新製品。
フェスティバルチェア
ヘリノックスから1150g(1370g)のローチェアが新登場。
ただグラウンドチェア615g(640g)やチェアワン890g(960g)を考えるとやや重め。
角型の脚フレーム上をスライドできる脚パーツがついていて座面の高さと角度を調整できます。
韓国公式サイトでは脚のスライドするGIF画像があってわかりやすいです。
写真で見る限りは相当低い座面に見えますが、座面高が最高30cmとなっています。最低はもっと低くなるのかもしれませんが表記無し。
チェアワンゼロ(座面高28cm)とチェアワン(座面高35cm)の中間位。それでもグラウンドチェア(座面高22cm)よりは高くなりそう。
実際に店頭で座ってみたところ、座り心地はチェアワンやグラウンドチェアよりも上。
重さを気にしないなら、正直これを選ぶなと思うほど。ただ重すぎるので、フェスや車キャンプでの使用向きでしょう。
ジェットボイル スタッシュ
ジェットボイルの新作スタッシュ。
シリーズ最軽量な200g(バーナー60g、クッカー140g)のセット品です。
鍋底に付いた熱効率を上げる蛇腹のヒートエクスチェンジャーは従来品よりも薄く、軽量コンパクトになっています。
着火装置無しやイグナイター無しと軽量性を重視したモデルで、夏山縦走みたいな用途に向きそうです。
すでに販売開始済みで予約していた人には届き始めています。
レビューが増えてくるのが楽しみな製品です。
クピルカ12・21・55 ムーミン
フィンランドのアウトドア用テーブルウェアを作るクピルカとフィンランド発祥のムーミンがコラボ!
木の繊維とポリプロピレンを合わせた素材で木の風合い持ちながらも手入れをしやすい素材です。
これは!可愛すぎる!もうクピルカ持ってるけど!ほしい!ほしいいっ!!
ファイアピット PLUS
バッテリーと送風機が付いた変わり種焚き火台。
以前のファイアピットがパワーアップしたファイアピットPLUS。
バイオライトの焚き火台と言えば「焚き火をする熱でバッテリーを充電できる」わけですが、ファイアピットではできないようです。なんてこった。
旧モデルよりも約20%増量した12800mAhバッテリー搭載で7~30時間送風したりUSBポートからライトを付けたり、スマホを充電できるようです。
横のX-rayメッシュで大きくなり、横から焚き火を見やすくなってます。
そうね、ぼくなら焚き火台とモバイルバッテリーとポータブル扇風機を買うかなって感じですね。
バイオライトらしい物凄い面白いアイディアの製品ですが、ネタ要素を抜けない気がします。
アルペングローランタン 250
中型サイズで近未来的なデザインのランタン。
210g 250ルーメン 3200mAh IPX4
表裏で別の色にするパーティモードがあり、ミラーボール的な面白さがあるのでしょう。良さそうだなって思ってみてたら、あれイマイチなのでは?って思ってきたランタンです。
トラベライト 135
80gで1350mAhバッテリー搭載、最大135ルーメン(5時間)。
無段階調整で白色、赤色、フラッシュの3モードもあります。ルーメン記載ありませんが、ローモードで52時間使えるようです。
ソロで使うサイズですが、置きやすい形状で、吊るすのは微妙そう。軽くて良さそうだけど、冷静に考えると微妙に見えてくる。バイオライトってそういうとこありますね。
でも欲しいんだそういうモノが!
最近のモンベル
ここ最近のモンベルの話。
公式アプリ
iPhone、androidどちらも対応したモンベル公式アプリがリリースされました。
バーコードがついていて、アプリがあればメンバーズカード無しで買い物に使えるようです。
オンラインショップや施設情報(モンベルの店舗・キャンプ場・飲食店・フレンドショップ)やアクティビティ(保険やイベント)を見ることができます。
オンラインショップは公式サイトそっくりのデザインで使いやすいのも嬉しい、けど公式サイト使ってしまいます。
カードを持ち歩くことが少ないのでアプリで対応できるのは良い事です。軽量化ってこういうことでしょう。アウトドアブランドならメンバーズカード無いとダメとかありえないですよね。
公式オンラインショップで店舗の在庫を確認可能
以前から公式サイトで「在庫アリ」「入荷時期未定」「取り寄せ」みたいな情報は見れました。
さらに「直営店在庫状況を見る」ことができるようになりました。
各製品ページのここで。
エリア別に在庫のある店舗を確認することができます。
そうだ!モンベルにドライシームレス800見にいこー!
でも近所のお店に置いてるかなあー?
といったときに事前に在庫を確認することができるのがメリットです。
自社製品が強いモンベルだからこその管理体制なのでしょう。地味に便利です。
まとめ
ぼくはカタログのことならニヤニヤしながらしゃべり続けられるわけです。
って記事書いてて思いました。
2022年春夏版
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