こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
キャンプと一概に言えないほどいろんなキャンパーがいる昨今。キャンプをする目的も多様化してきています。
ソロキャンパーでも食事重視な人、焚き火重視な人、UL重視な人、ブッシュクラフト重視な人など様々。
今回は、自分がキャンプの何が好きで、キャンプをする目的が何なのかをはっきりさせ、そこに重点を置くことで効率的に道具を揃えて、キャンプ場を選び、好きなことを充実させていく。そんな話を少し掘り下げてを書いていきます。
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キャンプの目的を知る
あなたがキャンプをするうえで何を重視するのか、キャンプで何がしたいのか。
それがわからないと何が必要で、何を買いたいか、何を買えばいいのか、ということがわからなくなってしまいます。結果、全部欲しいしお金がいくらあっても足りないという事態になります。
まずは自分がキャンプに求めているもの、目的を知る必要があります。
そのためにいくつかの例を書いていくのを参考に、あーぼくはこのタイプだわぁーとか思いながら自分のキャンプで重視したい想像してみてください。
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様々なキャンプの目的の細分化
思いつくキャンプの目的を大きくいくつか、そしてさらに細分化した要素も考えていきます。
食事重視
まず食事重視な人。これが一番多いんじゃないかなと思います。
美味しい食事はキャンプに欠かせないですからね-。なんで外で食べるご飯はあんなにおいしいのでしょうか。食べて、飲んで、寝る、それだけでキャンプです。
ちなみに食費を削るとキャンプはランニングコストのかからない趣味になります。
食事重視、をさらに細分化すると
・手の込んだ料理を作りたい人
・BBQのように網で焼いた肉が食べたい人
・燻製やダッチオーブン料理などキャンプっぽい料理がしたい人
・お酒がメインでそれに合う料理があればいい人
・焚き火で料理をしたい人
このようにキャンプで食事が大事といっても少し内容は変わってくると思います。
自分がキャンプでの食事でどの要素が大事なのかを知ることで、それに合った道具やキャンプ場選びができると思います。
BBQスタイルの網焼き重視なら肉の質にこだわるべきだと思います。
スーパーのパックの肉ではなく精肉店で部位ごとに揃えるところから始まり、炭も火の出ずらいモノに、鉄板を使って焼くのもいいのではないでしょうか。
凝った料理をするのなら、焚き火よりも火加減のしやすいガスバーナーがオススメです。
ソロならシングルバーナーでもいいですが、数人でのキャンプなら数個のバーナー、あるいはツーバーナーを用意しても便利です。
また食材も大事ですが、こだわったスパイスを使うことでキャンプっぽい味付け風味を演出することができます。
「キャンプで美味しいもの食べたい!」ではなく、さらに細分化して考えることでそこに重点を置いたお金のかけ方ができるようになります。装備選び、食材選び、キャンプ場など。
何かとお金のかかるキャンプですが、目的を知ることで食材にお金をかけた分キャンプ場は安いところにするなど工夫ができるようになります。
焚き火重視
最近のキャンプブームでは焚き火は欠かせないものですね。
ぼくも焚き火はキャンプの重要なファクターだと思っているため焚き火周りの道具は充実させています。
焚き火も細分化すると少し種類があります。
・焚き火の火が好きな人
・焚き火料理が好きな人
・フェザーや薪割り、着火などを楽しみたい人
・(ぼくがこれ)大きい火が出ない消えてるような焚き火で不完全燃焼な煙が出てるところにずっとヤカンをかけておきたい人
とまあ焚き火にもいろんな目的があるわけですね。個人の好みです。
焚き火では料理をするしないかが大きなポイントです。
焚き火台をBBQグリルと兼用する人は多いですが、焚き火で調理をしないなら別々にしてしまうのも手です。
網で肉などを焼くなど炭を使う場合はBBQグリルが使いやすく、焚き火は焚き火でユニフレームのファイアスタンドなど、燃焼性と火の見やすさを重視したものを別に用意するといいです。
炭も使うし、焚き火でも調理する、全部一台でこなしたい。という万能さを求めるならもちろん焚き火台がオススメ。
定番ですがユニフレームのファイアグリルやキャプテンスタッグのヘキサグリル、スノーピークの焚火台がどんなシーンでもマルチに使える万能焚き火台です。
ソロキャンプならピコグリルも理想的です。
ロケーション重視
開けた風景や湖畔、象徴的な山が見えるキャンプサイトなどが好きなロケーション重視の人。
これは他の食事や焚き火はもちろんでそこにプラスとしてキャンプ場に求める要素な場合が多いですね。
これはロケーションのジャンルでの細分化。
・夏でも涼しい湖畔が好き
・晴天が気持ちいい開けた高原が好き
・砂浜の海辺が好き
・自然あふれる林間が好き
とこんなところ。
ぼくは目の前に他のキャンパーがいない湖畔サイトが好きです。
ロケーションで考えるとキャンプ場の場所で気象条件に左右されやすくなります。
例えば展望の開けた高原サイトなら日を遮るものがないためタープやテントの遮光性が高いTCやコットン性のものがほしくなります。また風が強くなりやすいため長い鍛造ペグも欲しくなるでしょう。
湖畔サイトならもちろん、カヤックが欲しくなります。
それをするためにそのキャンプ場にくるというキャンパーも多いでしょう。
子連れなら水遊び道具ですね、水着や着替え、ライフジャケットもあると安心です。
自分の好みのキャンプ場の種類がわかってくるとそこで遊ぶための服装や装備を重点的にそろえることができるようになります。
必然的に似たキャンプ場への出没率が高くなるでしょう。あまり考えずに湖畔のキャンプ場が好きで行ってて、気づいたらカヤックを買っていた。道民だとそんな人が割と多いです。
北海道は洞爺湖、支笏湖、屈斜路湖、朱鞠内湖と良い湖が多いんです。
UL重視
道具に魅了されてしまってバックパックキャンプ!ULキャンプ!チタン!X-PAC!1グラムでも軽く!軽く!という層。
UL系はやらない人にはわからないかもしれませんが、始めると楽しくて仕方ないジャンルです。
道具のありえない軽さやえ、そこ削っちゃうの?みたいな構造。そもそも素材が好き。なんてことになります。
軽くするのが目的か、キャンプに行くのが目的か、わからなくなってきた辺りから沼の始まりです。
UL系を細分化すると。
・機能性に優れた軽いギアが好き
・軽量化して交通機関や自転車でキャンプに行くのが好き
・(ぼくはこれ)チタンが好き
道具をキャンプで実際に使いたい人、ギアが好きで軽いギアが欲しい人、見てるだけで癒される人、といったところです。
焚き火系のULギアなのか、トレッキング系のULギアなのか、そもそも素材(チタン、カーボン、X-PAC、DCF等)が好きなのか、という所から始まり。
実用的なもので実際に使って自分に合ってるものを探しているのか、いろんな道具を使い分けていくのが好きなのか、多少不便でも軽いことが正義なのか、とさらに追い込んでいくことになります。
この沼はとても深く、金もかかりますが、沼はハマっている間が最高に楽しいんです!
UL沼はなんでとか、どうしてを、考えずにもうひたすらどぶどぶハマって沈んでいってほしいと思ってます。最高ですから。
ブッシュクラフト重視
ここ数年で一気に広がりそして一定数人気があります。ブッシュクラフトをしたくてキャンプをしている人たちも多いです。
「ブッシュクラフト」は森など自然の中で生活するためのスキルや行為、知恵のことです。ガスやライター、着火材などを使わずに焚き火をして調理をし、木での工作などを目的としたキャンプスタイルのことです。
ただブッシュクラフトは度合いの差が激しく、キャンプ場なのか、野営なのか、どんなギアを使うのか、でかなり変わります。
そこを細分化していくと。
・キャンプ場はいかない、文明の利器は使わない、ナイフ!な人
・キャンプ場でちょろっと木でクラフトがしたい
・キャンプ場で焚き火とナイフ、斧で色々したい
・ミリタリー系やナイフなどのギアが好きだけどキャンプ場でゴリゴリじゃない感じがいい
もうガッツリブッシュクラフトなのか、時々ブッシュクラフトなのか、ちょろっとで一部なのか、ブッシュクラフト系のギアが好きなのか、そんなところです。
ライター無しで着火したい人なんかもここに分類していい気がします。
そのために大事なのは木を割り、削る道具が必要です。ナイフや斧、着火道具、焚き火台、鍋系などですね。
ナイフも数種類、斧も小さいもの大きいものが欲しくなります。また刃物の手入れは必須です。刃物を研ぐための知識と技術、砥石が必要になります。
そしてゴリゴリなブッシュクラフターの人。
野営でガッツリするならまずはキャンプ場や野営地探しから始める必要があります。そしてクラフトスキルの習得。
あとはやっていく中での経験ですね。
ブッシュクラフターは他のキャンパーとは少し違うため特化しやすいジャンルです。
星空重視
キャンプと言えば星!星がみたい!星のキレイなキャンプ場!
星をメインに考える人は少なそうですが、夜におまけで見れたら嬉しい程度ですかね。
星好きキャンパーにも種類があります。
・星とテントを一緒に撮りたい
・キャンプの夜に星座や流星群を探したい
・新月で天気がいいから星が見えたら嬉しいな程度
星の楽しみ方とどのくらい星に重点を置くかで変わります。
最優先はキャンプ場選び。
林間サイトではほとんど星は見えません。高原サイトや街頭の少ないサイト、また星のキレイな冬営業のキャンプ場などで行き先が変わってきます。
次いで撮影するかどうか。
星を写真で撮るならミラーレス一眼や一眼レフが欲しくなります。
キャンプと同じくらいカメラ機材はお金がかかるためそちらにもお金を振り分けなければいけません。そのために何かを削ることになるかもしれないです。
そして星座を探したり、流星群を見たり、天の川が見たい人。
もし流星群を見に行こうとなるとやはりコット+防水シュラフが最強の組み合わせです。
テント泊でもタープ泊でもない、野ざらしスタイル。
夏でも夜は寒くなりますし、露でシュラフが濡れていきます。そのためNANGAのオーロラやシュラフカバーを使う必要があります。
これが星好きな人の道具選びのポイントです。
道具遊び重視
アウトドアは良くも悪くも道具に左右されることが多い遊びです。
なによりキャンプ道具ってカッコいいんですよね。使わないのに買って、飾って、満足しちゃう。あると思います。とても分かります。
道具好きの細分化。
・家でも使える多機能な道具が好き
・一生使えるヘビーデューティなキャンプ道具が好き
・ビンテージギアが好き
・手のかかるランタンが好き
・テントが好き、ハンモックが好き、チタンが好き、鉄鍋が好き等>
キャンパーだと少なからず道具が好きではないでしょうか。
道具好きの中でも、使うのが好きなのか、集めるのが好きなのか、手間のかかる道具が好きなのか、ビンテージギアが好きなのか、赤いギアが好きなのか。と少しずつ違いがあります。
一度のキャンプでテントは一つしか張れないのに何個もテントを持っている人、すごい気持ちがわかります。そんな物欲が道具ごとにあるわけですよキャンパーは。
ぼくが好きなのは実用的で、壊れにくく、雑に使え、手間のかからない、赤い道具。
さらに言うとテント、ハンモック、チタン製品、マグカップ、カトラリー辺りが大好きでウィークポイントです。底なしの物欲があります。
その分クーラーボックスや椅子、テーブルには興味が薄くほとんど持ってないですし、そもそも使うことも少ないです。
特に好きなモノに絞ることであまり使わないモノにかけるお金を削っていくことができます。削った分、好きなモノにお金をつぎ込めます。
またテント買ったの、何個目?はこの一夫多妻(一人のキャンパーがたくさんテントを愛して購入していい制度)が許されたキャンパーあるあるから起こる現象ですね。
他アクティビティ重視
キャンプ場は森や山、川辺にあることが多いです。そのため他アクティビティと一緒に楽しみやすいんです。
他アクティビティをするならそちらにもお金をかける必要がありますが、キャンプと兼用で使うことができる道具が多いため比較的安く済むということです。
キャンプと一緒にしたいアクティビティといえば。
・登山
・釣り
・写真、カメラ
・自転車
他にもたくさんありますが、ぼくがしているものをあげました。
登山はキャンプと共通で使える道具が多いためキャンパーが登山を始めるのも、逆もかなり安くすることができます。キャンパーがテント泊登山を始めるコストが安いのはなによりの魅力です。
釣りもキャンプと相性がよく海釣りが好きな人だと海辺のキャンプ場になりますし、渓流釣りが好きなら川辺や山の中、湖畔サイトになります。そしてそこに適した装備を揃えてくという流れですね。
自転車が好きな人は自転車キャンプをするためのキャンプ道具を揃えてバックパッキングという遊びになっていくでしょう。
自転車、軽量化、キャンプの複合的な要素が詰まっていて道具選びはまた別の沼になっていくことでしょう。
ただその中でも全部自走か、輪行なのか、キャンプの規模は、焚き火はするかなど考えていくと軽量化にもつながりますし、道具を限定しやすくなっていきます。
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好きなモノに特化するメリット
自分の経験から例としていくつか挙げてみました。
共通するのは自分のキャンプの目的、好きなモノを明確にするしてそこを充実させる。
その分他の要素は多少手薄になりますがキャンプスタイルを確立しやすく、また購入していく道具を絞ることでコスパが良くなるというところです。
アウトドア用品は高額なモノが多いため全部を好きなだけ買うのは現実的ではないです。
そのためキャンプの中のさらに好きな部分にお金を注ぎこむことで効率良くキャンプを充実させていこうという話でした。
Amazonで買った格安のキャンプ道具しか持ってないけどキャンプでは絶対美味しいお肉食べてるよとか、ひたすら焚き火が好きで薪5束買っちゃったでもご飯はカップ麺、でいいんですよね。好きなことを好きなようにするのがキャンプですからね。
ハンモック張るために林間サイト選ぶのもまたキャンパー!
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まとめ
初心者だとキャンプ道具一式ないといけない認識が強く、道具をそろえたけど結局自分に合わなくて買い替えた。ということが多いです。
いきなりハイエンドな道具を買わず、キャンプをしていく中で好きになった部分にお金をつぎ込むのが効率的にキャンプを楽しむ秘訣だとぼくは思いますよ。
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