こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
夏山の宿泊から冬キャンプまで年間を通して活躍してくれる軽量コンパクトながら圧倒的な暖かさを得られるダウンパンツ。
常に履いてることは珍しく、朝晩や寝る時だけ履くことが多いため軽さとコンパクトな収納性も重要な防寒ウェアです。
アウトドアブランドの出しているダウンパンツは非常に高価。使ってみたくて探してるけど、まだ買えてないという人も多いのではないでしょうか?
今回はコスパ抜群で軽量コンパクトなのに暖かいAEGISMAX(イージスマックス)のダウンパンツを紹介していきます。
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スペック
ダウン |
800FP(155g/M)
White Goose Down 95% |
素材 | 表裏:iFlex 15Dナイロン |
重量 | 約405g/M(実測284g) |
収納サイズ | Φ11×21cm |
中国アウトドアブランドの中でもハイグレードな素材を使ってダウン製品を作っているAEGISMAX(イージスマックス)
ダウンパンツも高品質な800FPグースダウンを使った他のアウトドアブランドに負けず劣らずのクオリティが魅力です。
XS~XXXLまでの7サイズがあり、ぼくは中間のMサイズを購入しました。
800FPグースダウン使用で、ダウン充填量で薄手のスタンダード(Standard:標準)と中厚手のシッカニング(Thickening:厚くする)の2種類があり、シッカニングを購入しました。
ダウンはたっぷり155gが封入され重量405g。のはずでしたが、実測284g(内収納袋6g)というページの作成ミスなのでは?というズレっぷり。
生地は15Dナイロンで、イージスマックスあるあるなビニール袋のような光沢のある安っぽい見た目の素材が使われています。
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外観
ブラックとホワイトがあり、無難なブラックを選択。
スタンダードと比べて、ダウン量の多いシッカニングはバッフル(ダウンの仕切り)が少なく、コールドスポットも少なそうです。
両サイドに赤いジッパー付きのポケットがあり、左にはオレンジのロゴ。
すごいアウトドアウェアっぽい配色です。
縦に半分、横に半分にすると圧倒的なロフト感に感動を覚えます。
オーバースタッフというのでしょうか、チャンバー(ダウンを分けた各室)内に入れてるダウンの量がかなり多めに入ってるから膨らんでいる、そんな印象を受けます。
このダウンパンツと比べると他のダウン製品はチャンバーを持て余してるとさえ思えます。
タグ。
表裏15Dナイロンなことがわかりました。
真っ黒でわかりにくいですが、左右にゴムバンドが入っていてウェストにフィットしてくれます。
紐はなく、調整不要と見るか調整できないと見るかで好みが分かれるところ。
正面はジッパー+ボタンです。
裾もゴムのみで調整は不可。
全モデル共通のΦ24cmで、足首ならフィットしますが、ふくらはぎまで上げるときつめ。
ぼくはウェストも裾も調整が一切無しで楽です。ただサイズ選びは間違えない。
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ダウンの獣臭は無し
イージスマックスというか、中華ダウンあるあるで、獣臭いダウン製品に当たることがあります。
アタリではなくハズレなわけですが。
中国製で通販限定のため、購入前に確認もできなければ、臭いから交換ということもできないのが安さの代償なのですが、イージスマックスに限って言えばハズレ率はかなり低めな印象です。
ダウンパンツで言えば、そもそも顔に近い位置に来るものではないため獣臭くても問題なく使用できるというメリットがあります。
つまりイージスマックスのダウンパンツが最強のダウンパンツであるというわけです。やったね!
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着用観
モデル:身長161cm、標準体型、Mサイズ
パンツインしたほうが見やすいかなと思いましたが、日曜日のお父さん感すごいですね。
Mではやや小さく、適正サイズはLだったかなという感想。
製品の写真でもそうですが、見た目がかなりパツパツになります。
脚は短めですが裾はやや短め、全体的に細身でかなりフィット感が高く、中に履くのはアンダーウェアが限界で、やや窮屈感もある程度。
リラックスウェアのフィット感ではありませんね。
隙間が少ない分保温力は高くなりますが、ゆったり履きたい方には向かないかもしれないのが欠点です。
直立姿勢なら問題の無いサイズ感でしたが、しゃがむとヒザ、尻、前もものダウンが潰れるのを感じます。
そもそも小さい設計のようで、適正サイズでもしゃがむ姿勢などではある程度つぶれるのは仕方なさそうです。
普段より1~2サイズ上を選ぶのがベストですね。
靴(ソレル パックナイロン)を履いた状態。
裾に金具などがなく、ダウンで潰れてくれるのでブーツインしても違和感がないのはメリットですね。
AEGISMAXのダウンパンツの上から防水パンツ(Millet ティフォン50000フォーム)を履いた状態と厚手ダウンパンツ(naturehikeの厚手)を履いた状態です。
多用はしませんが、シチュエーション次第ではありえるパターンです。
インナーダウンパンツとしてはやや厚手すぎるので着ぶくれしやすのが欠点。
インナー用途が多いならスタンダードのほうが使いやすそうです。
にしてもダウン+ダウンはめちゃくちゃ暖かいですね!極寒環境に繰り出したくなります。
収納
巾着タイプのスタッフバッグ(実測:約6g)がついています。
Φ11x21cmでめちゃくちゃ小さいとまではいきませんが、保温力を考えれば十分コンパクト。
イージスマックス製品全般に言えますが、ダウン量が多く膨らみが強くて空気が抜けにくく収納は少し大変。
ダウン製品の収納に慣れていない人だと初見では入れれないかもしれないレベル。
ですが、ダウン寝袋のようにぐいぐい押し込んでも適当に畳んでからつぶして入れても、入れきることができる程度の大変さです。
500mlのペットボトルを一回り大きくしたようなサイズ感ですね。
片手から少しはみ出る程度の大きさですが、軽いので握りやすいです。
カタログ値405gは何の間違いですかね。
アリエクスプレスの一部の販売ページでのみ記載されてて、それ以外のアマゾンなどでは製品重量は記載されてないですし。
せっかく良いダウンパンツなのに、アマゾンレビューにも製品重量書いてる人はいなく、公式でも書かれてないのはちょっと残念ポイント。
裏技的にポケットを裏返したとこに収納してしまう、ポケッタブル化も可能です。
割とどんなウェアでも行けてしまう技で覚えておくと便利です!って話を別記事で書いてるので参考にどうぞ。
選び方
2種類あるAEGISMAXのダウンパンツ
前述しましたが、イージスマックスはダウン量の違いで2種類のダウンパンツを用意しています。
薄手のスタンダード(Standard:標準)と中厚手のシッカニング(Thickening:厚くする)です。
ぼくが購入したThickeningはダウン量が多く、保温力も高くなっています。その分、やや重く、嵩張り、値段も高めです。
外観でもわかるように裁縫のパターンも微妙に変わっていて、ダウン量に合わせた構造にしているのでしょう。
パターンは微妙に違いますが、どちらもシングルキルト(縫いつぶし)構造で作られています。
ボックスキルト構造に比べ軽量コンパクトですが、冷気が入りやすい欠点がある構造です。
そのためダウン量は多くても、風の強く寒い時期のアウターとして使うにはやや心もとないこともあります。
アウター想定してないウェアは耐久性を重視していない生地で、防水性の低い生地を使うのも特徴で、軽量コンパクト性を重視しています。
その上でどの程度の保温力を求めるかで、スタンダード(薄手)かシッカニング(中厚手)かを選ぶのがベストでしょう。
サイズと実測重量
ポジティブに考えれば「7サイズもあって自分に合ったものを選べる!」ですが、ネガティブに取ると「サイズ多すぎてどれが良いのかがわからねえ。」です。
ぼくは身長161cm標準体型で、普段はS~Mを着用しています。
このダウンパンツはMでぴったりか少し小さい位。Lも履いてみましたが少し大きかったのでMがベストサイズでした。
アマゾンのレビューページでも同様で、小さいからサイズ選びに注意とのこと。
またウェストなどの数値はあまり参考にしないほうがいいようです。
自分の体型に合わせて、普段履くサイズの1~2サイズ上を選ぶのがベストでしょう。
購入はアリエクスプレスが最安、Amazon購入も中国からの発送で到着に3~4週間かかります。クレジットカードを使用できるならアリエクスプレスがオススメ。
春~秋も使っていくなら薄手を選んでもいいでしょう。
イージスマックスからはダウンジャケットも出ています。
800FPの撥水ダウンを121~172g封入しています。
中厚手のアウター用ダウンジャケットです。Amazonに登場していないため、購入はアリエクスプレスから。
他のダウンパンツと比較
他社のいくつかのダウンも合わせて紹介。
調べて驚いたのは、ダウン量・製品重量のどちらも明記しているとこが少ないということ。
一番比べやすい部分なので比較しにくくやっかいです。
保温力はダウンの量や質だけではなく、シングルキルト、ボックスキルト、ダウンのキルティングパターン、生地の工夫、サイズ感など様々な要因で決められます。個人では全て着用しても正確に比べるのは難しいです。
ただおおよそはスペック、レビューから読み取ることは可能です。
定番な薄手はネイチャーハイクのダウンパンツか、モンベルのスペリオダウンパンツでしょうか。
どちらもイージスマックススタンダード相当のスペックです。
イージスマックスの中厚シッカニングは、モンベル ライトアルパインパンツやナンガのオーロラダウンパンツに近いグレードですが、アウター用ではなく生地に工夫が少ない分、保温力は一段下かなと思います。
ダウンの質と量だけなら以下の表中で一番多いのがイージスマックスだと思います。
多少ダウンパンツ自体の質が他に劣っていても、ダウン量でごり押しできるスペックで安心感と保温力はかなり高いと思えます。
何より値段に対しての性能で考えるとコスパが最強なイージスマックスだと言えます。
ネイチャーハイクに比べてもダウン製品では一段上ですね。
Naturehike 薄手ダウンパンツ |
AEGISMAX 薄手ダウンパンツ |
AEGISMAX 中厚手ダウンパンツ |
mont-ball スペリオダウンパンツ |
mont-ball ライトアルパイン ダウンパンツ |
NANGA オーロラダウンパンツ |
|
製品重量 | 約250g | 234g(実測/L) | 284g(実測/M) | 約226g | 約316g | 約493g |
ダウン量 | 90g | 100g(L) | 155g(M) | 約85g? | 約65g? | 100g |
ダウン | 700FP | 800FP | 800FP | 800FP | 800FP | 760FP |
生地 | 20D400Tナイロン | 15Dナイロン | 15Dナイロン | 20Dナイロン | 20Dナイロン 40Dフルダルナイロン |
オーロラテックス (防水透湿生地) |
まとめ
買って、使うたびに感じますが、イージスマックスは良いですね。
細かく見れば裁縫の雑さもあり、作り込みの甘い部分も多くて値段なりとも言えますが、値段を考えれば文句はありません。
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